Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてⅢ

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印が趣味です。
生きた証として好き勝手に書いております。(笑)

慈親山 常念寺(2017年11月11日参拝)

2018年01月11日 | 城南西国三十三所観音霊場
今年の京都非公開文化財は京都市内より、
木津川市や精華町が充実しています。

京都市内から相楽郡精華町へ移動し常念寺へ。

薬師菩薩、吉祥薬師如来と称される菩薩形立像に、
お会い出来るのが楽しみです。
 



しかしナビは最後の最後でこんな細い道を案内する。

車は通られへんちゅうねん。(泣)

仕方ないので三角コーナーに車を停めて徒歩でお寺を探す。

するとすぐにお寺が見つかり駐車場もあることが判明したので、
ぐるっと廻って何とか車を無料駐車場に停めれました(^^



所在地:京都府相楽郡精華町大字祝園小字神木段55
宗派:融通念仏宗
御本尊:阿弥陀如来
創建:不明
開山:不明
札所:城南西国三十三所観音霊場



【縁起】



【全景】


よくある檀家寺ですね。


【山門】


ここから先は撮影不可でした。

まずは本堂にお参りです。

小さな本堂で内陣も狭いですが、
椅子に座りボランティアガイドさんの説明を聞く。

厨子に安置された御本尊の阿弥陀如来立像は、
残念ながら垂れ幕によって、お顔がよく見えませんでした。

向かって左の脇段には創建時の御本尊である阿弥陀如来坐像や高僧の坐像、
反対の右脇段には如来を思わせる水難供養地蔵尊がが祀られていました。

本堂の次は境内にある薬師堂へ。


【菩薩形立像】


重要文化財。
(画像はネットで拾ったものです。)

如来のような気品があるわけで無く無骨なお顔でした。

こちらでも檀家さんと思われるガイドさんがいて、
詳しく説明していただきました。

この菩薩形神像は薬師菩薩だそうですが、
薬師とくれば如来が普通ですが菩薩というのは初めて見ました。

これは非常に珍しいですね。

でも、手には薬師如来にはあるべきはずの薬壺がありません。
その事についてもガイドさんから説明がありました。


【薬壺】




画像はネットで拾ったものです。

戦後の修理の際に薬師如来が菩薩形ではおかしいということで、
菩薩として左手を新しく造り変えられたとのこと。

以前の左手は今もお寺に保存されています。


しかしその後の調査により旧薬師寺の御本尊であった事や、
脇段に十二神将が祀られていることから、
薬師像であるのは間違い無いとのこと。

神仏習合の過程で生み出された神が顕現した菩薩形神像であるが、
神像は僧形の形態が普通なので、
こちらの菩薩形立像は例外的な存在だそうです。


【御朱印】


書置き対応のみでした。

このお寺は撮影不可ばかりでしたので、
お寺の様子や仏様がよく分からないと思います。

しかし、YouTubeで御住職自ら案内されているので、
お寺の様子が見れますよ。




また、事前予約すれば拝観可能です。