両方とも初めての作家でした。
先に読んだのが書店で目に留まった「夜は短し歩けよ乙女」森見登美彦著
全く何の情報もなく読み始めてみて、明治時代の大学生の話かと思ったのですが
さにあらず、現代の京都大学の学生の話でした。
主人公は1回生の女の子(黒髪の乙女)とその先輩ですが名前もわかりません。
これが現実なのか夢なのか分からないような状態で
どんどん進んで行きますけど、その舞台がいいのですよね。
夜の祇園、夏の下鴨神社参道での古本市、京大の学祭などです。
この黒髪の乙女を一心に恋したう先輩の苦悶と苦闘
その先輩の心など一切気づかずに軽々とふるまう乙女
入り乱れる登場人物たち、夢か現実かわからないままに結末へと
なだれ込みますが、まさにこれ現代の青春ファンタジーだなぁ~と感心しました。
面白かったです。
「神戸・続神戸」は森見登美彦氏が帯を書いていたので買いました。
これは戦前、戦中、戦後の神戸での生活を書いたノンフィクションですが
本来は俳諧師であった著者の淡々とした筆致が清々しい文章です。
一編ずつ読み切りのようですが、あの時代の神戸の掃き溜めのようなホテルで
暮らしていた人々が群像として浮かび上がってくるようでした。
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