新・小径あるけば

新しい「小径あるけば」です。小径が興味のあること日々感じたこと考えたことなどをつづります。こちらでもどうぞよろしく。

「武士道」新渡戸稲造

2019年09月02日 19時00分07秒 | 読書

いまさらですが、「武士道」初めて読みました。

お恥ずかしいながら、これまで読まなかったことを激しく後悔しました。

最近のマイブームで世界史を勉強しなおしていますが

そのつながりでここに行きつきました。

私は日本人に生まれ、日本から一歩も出たことがない日本人なのに

ずっとあまり日本が好きじゃなかったのは

GHQの洗脳にまんまと染まったいたからですね。

アメリカの戦争のやりかたの汚さは何も日本に対してだけではなくて

そもそも新大陸に上陸したときから、殺戮につぐ殺戮で

ネイティヴの民族をほぼ皆殺しにしたうえに

生き残った人達を骨抜きにしてしまう教育をするやり方

つまり目に見える戦争が終わってから本当の戦いをしかけるのがアメリカだと

これまでに読んだ3冊の本にありました。

戦争に負けた国、民族の教育を変え、歴史を書き換え、もともとありもしなかった

「平和への罪」などという罪状を作って処罰して

激しい罪悪感を植え付ける、これがやり方だそうです。

つまり骨抜きにしてしまうわけです。

昔ジュリー・アンドリュース主演の「ハワイ」いう映画を見ました。

白人の宣教師夫妻が主役でしたが、まさにハワイの原住民を皆殺しにしていき

残った人達をキリスト教徒に改宗させる話だったと記憶しています。

キリスト教の宣教師による世界征服は何もアメリカに限ったことではありませんが

アメリカの場合は南北戦争でも、黒人奴隷解放というのは体のよいお題目で

リンカーンはただ南部を手放したくなかっただけだと。

そして勝った北軍は南部の人たちを還付なきまでに叩きつぶし

気力も何も全部うばってしまう教育を始めたということです。

同じことを日本はされたのですね。

だから明治維新の時代に生きた日本人の素晴らしさは

現在の日本人とは格段の差があります。

長い江戸時代の鎖国から無理矢理開国させられた日本を

清や他の東洋の国々のように白人の餌食にならずに独立を保つために

数多くの人達が留学して驚くような力をつけていったのです。

その一人がこの新渡戸稲造。

この書籍は英語で書いてあるので日本語に訳して出版されています。

短期間の間にこれだけの語学、博識を身に付け

日本人の本質を哲学としてここまでにまとめあげた人がいたことに驚嘆しました。

日本人なら一度は読んでおくべき書籍だと思いました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 打首獄門同好会「島国DNA」 | トップ | J-POPはコーラスには難しいの... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

読書」カテゴリの最新記事