山の上にあるシャハラの町には数箇所に貯水池があります。
頭にバケツをのっけて、歩いてくる女性達。
彼女達は本当に働き者。
それに対して男たちは・・・
おいおい、おちゃらけてないで働けって。
かつては、シャハラの人の命の水であった、この貯水池の水。
今は水道が通っています。
水道管工事をしたのが日本のODA。
町を歩いていると、あちこちで、「日本人か?これは日本製だ」と嬉しそうに水道管を指差す人達。
無駄使いが多いとか、何かと非難されがちなODA活動ですが、こんな風に喜んでもらえるのは嬉しいです。
僕たち日本人が安全にシャハラに行けるのも、この水道管のおかげかも知れません。
水道が通ったのに、今でも水汲みを続ける女性達。
それが水道料金のなのか、習慣はすぐには消えないものなのか僕にはわかりませんが、夕暮れ時、バケツを頭にのっけて歩いていく女性達のシルエットは、とっても美しく感じられたのでした。