ガッツ藤本(藤本正人)のきょうのつぶやき

活動日記ほど堅くなく、日々の思いをつぶやきます

12月議会で決まったこと その2 12月21日決定したこと

2021-12-21 17:39:39 | 議会のこと


東京オリンピックで金メダル ウィニングランするイタリア競歩20kmのアントネラ・パルミザノ選手
背負った国旗には交流した所沢の子どもたちの寄せ書きが!!
(写真と12月議会は関係ありません・ここで使用許可が出たので載せています。)

12月議会(その1、その2)で補正を行い +161億3494万円分の仕事を増額しました。

これで市の一般会計総予算は1261億5809万円となりました。

そのうち主なものを紹介します。

(その2)
1、地域で見守り支えあい! トコろんおかえりQRコード事業・・・・・68万円
・市とセブンイレブンと地図の会社マップルが提携し事業展開。
 迷い老人がいた時に発見者が老人所有のQRコードを読み取ると、地図、場所、状況などが家族に自動で連絡される仕組み。
 
電話番号が入力されていれば電話もできる。
 認知症の方の持ち物(杖など)にQRコードシールを付けてもらうため、まずは、認知症の老人がいる家族へ
 地域包括支援センターを通じて1シート無償配布。それが1000シート。また、セブンイレブンでもシールを販売する。
3者連携による仕組みは全国先駆けての事業。なお、市内に認知症の方は約700人おられるらしい。

2、 3回目のワクチンの個別接種を行う医療機関へ協力金・・・2002万円(うち国費1千万円)
・3回目の接種からは、各お医者さんで予診票と接種券(一体型)をコピー保存してもらうことに変わった。
 その手間やコピー代もかかる。
  9月までに何人接種を受け付けてもらえるかで申請していただく。
  協力金は、接種予定人数が100人以下なら14400円。~1000人以下なら144000円となる。
  ~3000人なら288000円、~1万人なら576000円、1万人超なら144万円

3、産後ケア施設がコロナ感染対策できるよう補助・・・・150万円(全額国費活用)
             (3施設:助産院もりあね、西埼玉中央病院、松田母子クリニックへ)
  マスク、エタノールなど 上限50万円まで

4、コロナ売り上げ減少事業者への支援金追加・・+1億8134万円(うち国費1億4500万円)

・4月から9月までのどれかの月が、昨年または一昨年比50%減だった事業者へ支援金を出す国、県の制度に、
 市として月5万円追加する事業。
 9月議会に可決されたが、対象月が10月まで1か月延長、さらに申請者が急増。予算が足りなくなってしまった。
 制度についてはこちら1、の記事をhttps://blog.goo.ne.jp/zenntatosannpei/e/54eb853db3ff3dc574b65d596d5c1527
 なお、お店などからの申請は令和4年3月15日に締め切りとなります。ご注意を。

5、窓口でキャッシュレス決済に対応・・・・252万円(うち国費200万円)

・市民の利便とコロナ感染防止の意味で、手数料を払うとき現金でなくともカード、電子マネー、QRコードによる
 支払いができるようにします。年に1000件以上手数料を扱う課の窓口。令和4年4月から。
 (市民税課、資産税課、市民相談課、市民課、生活環境課、生涯学習センターの6窓口)

・キャッシュレスにすると、そのたびに手数料を割り引かれます。税収に影響しますので、6窓口といたしました。)

6、児童手当のシステム改修・・・・・220万円(全額国費)
 ・国の制度改正により令和4年6月分から年収1200万円以上の方への児童手当が廃止される。
  また、現況届も不要となる。  そのためのシステム改修費用。

7.その他、予想以上に利用者が増えて増額が必要になった事業

①コンビニ交付の証明書発行増で手数料が足りなくなり・・・・+126万円(年間計365万円になりそう)
②障害児通所支援事業・・・・・・+115万円 (年間235万円になる予定)
  障害児が通所施設に通う場合、通所費の負担軽減を図っているが、家族がいない場合など、公で措置している。
  今回、児童養護施設から通う必要の子供がいて国、県、市で出す。
③身体障害児者補装具購入・または修理費支援追加・・・・・・・・・・+981万円+94万円=+1075万円
 ・身体障害を持った方が、車いすや補聴器などの補装具を買ったり修理する場合、1割は自己負担(所得により違うが)
  となり、9割は国、県、市で支給します。(+981万円)ただし、それは国で定めた基準額の9割ということ。
  実際には、基準額より高い場合もあります。それらの差額などに対しても自己負担を超えた額は市で補助をしています。
 (+94万円)(自己負担は所得により上限を設定し最高額は32700円/月。それ以上の分を補助しています。)
      今回は、件数が見込みより多くなりそうで追加。
④未熟児養育医療費追加・・・・・・・・・・・・・+850万円 (総額3150万円になる予想)
 未熟児は生まれたら適切な医療を速やかにする必要がある。必要な医療を指定養育医療機関で受ける場合、
 国、県、市で医療費の自己負担分を支給している。予想に比べ給付が増加して。

以上が令和3年度分の補正です。

また、工事を平準化するため(年末に集中しないよう)、また、従業員を早めに確保できるよう準備してもらうために、
来年度の工事などの契約を令和3年度中に行っています。

それについては、
令和4年度にやることですが…
A、道路・下水道工事などの契約
 ・所沢駅西口のアンダーパス工事のうち、電気、軌道、信号通信などの移設工事を令和4年4月から開始
 ・北中2丁目、やすらぎの里~テニスコートまでの道路のうち100m分の舗装…3200万円
 ・北野誓詞橋から埋文センターまでの120mの舗装・・・・1370万円
 ・道路反射鏡二面鏡角型10か所・・・・・・・・・・・・・307万円
 ・亀ヶ谷交差点付近(マックから柳瀬小へ120m)、市民プール北交差点付近(交差点から陸橋へ125m)
                                ・・・・・・・2056万円
 ・第2一般廃棄物最終処分場設置に伴う下水道工事(国道463バイパスに沿い、坂ノ下交差点、柳瀬川へ計733m)
                                ・・・・・・・・・2億6941万円
B、ナラの木の伐採の契約
 ・ナラ枯れ対策(ナラの木の伐採)・・・・・・・・・・・・・・・・・・6023万円
    市が保全指定した緑地の中でカシノナガキクイムシにむしばまれた樹木を伐採。残念ながら県内全域で発生。
    伐採しない限り伝染を繰り返し、倒木する。椿峰コミュニティ会館でも、市の各公園でも発生中。
    伐採した木はパルプ材として一部売却の予定。

C、市の自転車駐輪場の管理委託契約 令和4年4月~令和9年3月31日までの5年間
 ・ここで市内全28か所の駐輪場(パルコ地下駐輪場を除く)を一つの会社に委託することといたしました。
  公募するも応じたのは一社のみでした。
委託先:サイカ・サンサイクル所沢共同体

D、学校給食センターの整備、運営委託先が決定
・・・・相手先:東洋食品を中心にした特別目的会社「株式会社所沢学校給食サービス」

期間: 令和4年度から令和20年度までの17年契約。
      解体、建設完了は令和6年3月。4月からは稼働します。
契約額:限度額92億2134万円に消費税、金利・物価変動、給食提供数変動を加味した額
  ばらばらに発注、委託するより8,4億円(8,7%)ほど節約の計算。

 将来的には1日に9000食提供。アレルギーは除去食でまずは2品目40食から、ゆくゆくは5品目対応90食まで対応可。
 建設等に約21億円くらい。 運営費に年間4~5億円で見込む。
 再生可能エネルギー対応させる。都市ガス基本、災害時に備えプロパンも。太陽光発電も市として要求する。

背景・・・所沢市は、給食センター方式、単独調理校方式、親子調理校方式の3つの方式で給食を作っています。

給食センターは第2給食センターは老朽化しストップ、北野にある第1給食センターと富岡にある第3学校給食センターが
それぞれ7,924人分と7,611人分を提供し29校分を調理しています。それに単独調理校として12小学校で6729人分,
親子調理校として6小中学校で3408人分を提供しています。
2つの給食センターはいわゆる直営で、公務員が働いています。
一方、公務員定数管理の観点から公務員現業職は、これ以上採用しない、となっていて(保育士等は除く)、
単独、親子調理校は15校が民間委託で運営しています。


ここで第3給食センターも老朽化し、給食調達が危機になっていました。先ほど説明したとおり、公務員調理師はもう何年も採用していません。足りない人員は会計年度任用職員で補充してまかなってきました。正規採用職員は採用していませんので、実は不足しているのです。

公務員は採用しない、給食を提供する関係でゆっくり単独校を増やすことも無理がある・・・費用対効果も考えねばならない。
そうしたなかで建設から運営まで民間に委託するPFI方式により第2給食センターは再出発することになりました。

E、国民健康保険に関して(これもR4.4.
1から適用)

① 国保加入者の出産に際し、支給額が4千円増額され40万8千円になります。

 ・国保加入者が出産する場合、産科医療補償制度(機構)へ1万6千円、お母さんに40万4千円一金が出ていました。
  このたび産科医療保障制度(機構)へ掛け金が4千円減って1万2千円になったので、総額は変えないでお母さんに
  支給するのを4千円増やして40万8千円にします。

② 国民健康保険に入っている未就学児の保険料を減額します。
  
  対象:6歳になる日以降の最初の3月31日までの未就学児の均等割額

  減額:均等割額(25300円 / 人)の5割を減額⇒⇒⇒12650円 /人に
  (低所得世帯で2割、7割、7割軽減されている世帯は、残りの5割(半分)が減額になるので、
   それぞれ10120円、6325円、3795円の負担に軽減となります。)


コロナ緊急対策として
ここからまた令和3年度中にやること…

8、 18歳以下の子どもに1人10万円ずつ支給・・47億2902万円
                   (約47110人分を見込む)(全額国費・うち1800万円は諸経費)

対象:所得が児童手当の本則受給者以内で、平成15年4月2日から令和4年3月31日までに生まれた児童

児童手当の本則受給者の所得の目安はこちらの所得制限の表をご覧ください。https://www.city.tokorozawa.saitama.jp/kosodatekyouiku/kosodate/kodomonoteate/jidouteate/jidouteate_gaiyou.html

支給スケジュール:上記条件に当たる中学3年生までと1人親世帯には12月28日振り込み。
         それ以上18歳までの分は1月中に申請書を送ります。また、公務員世帯は年度内で.

詳しくは市のホームページhttp://www.city.tokorozawa.saitama.jp/kosodatekyouiku/kosodateoshirase/kodomoka20211207135413444.html

9、住民税非課税世帯に10万円支給・・・45億9314万円
                           (全額国費・うち1億9000万円は諸経費)
・対象:
①生活保護世帯
②令和3年12月10日において令和3年度住民税均等割が非課税の世帯(住民税課税者の扶養親族等のみからなる世帯を除く)
めやす:単身世帯・・・・・さまざまな控除後の年間所得が 100万円
    2人世帯・・・・・             156万3千円
    3人世帯・・・・・             205万7千円
    4人世帯・・・・・             255万7千円
③コロナで家計急変し上記同様の状態になった世帯

スケジュール:
・1月末 ①②の方へ通知、③の方からの申請を受け付け ⇒⇒⇒・2月中旬 審査の上支給開始

市としては①②の世帯が約4万世帯、③の世帯が約4000世帯あるとみて、予算化しております。

★詳しくは、ホームページ、広報などにも載せていきます。

10、マイナンバーカード新規取得者等へに最大2万ポイント付与!
人を増やしてマイナンバー取得作業のお手伝いします・・・838万円(全額国費)

・マイナンバーカードを新たに取得する人、または、カードは持っているがまだマイナポイントは申しこんでいない方へ、
 カード取得を促進するため、人を増員して申し込み支援をします。(763万円は人件費)

①新規取得者等の場合、キャッシュレス決済で買い物したらその25%分(上限5千円)が戻ってくる
②健康保険証として利用登録をしたら7500ポイント付与。
③公金受取口座の登録をしたら5000ポイント付与。
※なお、②③についてのポイント付与について詳細は未定。

11、生活困窮者自立支援金の期間延長で支給事務委託費追加・・+106万円(全額国費)

・12月議会の(その1)で報告した生活困窮者自立支援金 対象期間が4か月延びたので委託料が増額で。
対象期間は令和3年11月⇒令和4年3月末まで延長されました
 なお、支給金のほうは今までので足りる予想。

生活困窮者自立支援金についてはhttps://blog.goo.ne.jp/zenntatosannpei/e/34135761f8fd1beb0aa30784bb66eed1


以上が、12月22日(火)議会で可決され、決定しました。


   令和2年8月 子どもたちとの交流のあとで







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