元々、動画以外のネタバレはあまり気にしないので、
じっくり味わいたい作品の場合、
事前情報を仕入れてから観に行くことが多いです。
今回も、複雑な時代背景に気を取られることなく、
登場人物たちの表情や演技に集中したかった為、
下調べをしてから映画館に足を運んだのですが、
今回ほど、予習 (笑) しておいて良かったと思えた作品は、
なかったかもしれません。
*~*~*~*~*~*~*~*~*
十字軍、エルサレム、ハッティンの戦い、サラディン。。。
作品のキーワードでもあるこれらの言葉について、
きちんと説明できるような知識を、私は持ち合わせていません。
初めて聞いた言葉があるのはもちろん、
耳にしたことはあっても、
歴史の<流れ>として認識できるほどには至らない・・
とりあえず、映画と関連しそうな歴史的事実を見てみると、
次のようになります。
緑色の人名 … 映画にも登場した歴史上の人物
青色の人名 … 映画では史実と少し違う部分もある形で登場した歴史上の人物
赤色の人名 … 映画のキャラクターの、名前や史実的出来事を参考にしたと思われる
歴史上の人物
*~*~*~*~*~*~*~*~*
映画で描かれるのは 「1187年 ハッティンの戦い」 と、
エピローグとしての 「第三回十字軍遠征」 まで。
じっくり味わいたい作品の場合、
事前情報を仕入れてから観に行くことが多いです。
今回も、複雑な時代背景に気を取られることなく、
登場人物たちの表情や演技に集中したかった為、
下調べをしてから映画館に足を運んだのですが、
今回ほど、予習 (笑) しておいて良かったと思えた作品は、
なかったかもしれません。
*~*~*~*~*~*~*~*~*
十字軍、エルサレム、ハッティンの戦い、サラディン。。。
作品のキーワードでもあるこれらの言葉について、
きちんと説明できるような知識を、私は持ち合わせていません。
初めて聞いた言葉があるのはもちろん、
耳にしたことはあっても、
歴史の<流れ>として認識できるほどには至らない・・
とりあえず、映画と関連しそうな歴史的事実を見てみると、
次のようになります。
◇ 1096~1099年 第一回十字軍遠征 ( ↑ エルサレム、十字軍の手により陥落 ) ◇ 1110年 ボードワン I 世 キリスト教国家「エルサレム王国」の 正式な初代国王として即位 ◇ 1147~1149年 第二回十字軍遠征 ◇ 1169年 サラディン アイユーブ朝創始 ◇ 1174年 ボードワン IV 世 即位 ◇ 1177年 ボードワン IV 世 モンジザール近郊の戦いで、 サラディン を破り休戦協定を結ぶ ( ↑ 聖地エルサレムを、あらゆる宗教の人々に解放 ) ◇ 1185年 ボードワン IV 世 病死 ボードワン V 世 即位 ( ↑ ボードワン IV 世の 妹シビラ王女 と前夫との子 ) ◇ 1187年 ボードワン V 世 病死 シビラ女王 、現夫ギー・ド・リュジニャン と共に即位 ハッティンの戦いにてキリスト教側が大敗 キリスト教国家「エルサレム王国」の降伏 ( ↑ エルサレム王国の守備にあたっていた、 フランス貴族の出であるイベリンの領主 バリアン が、 サラディン と交渉し、身代金と引き換えることで、 エルサレム王国の民の身の安全を許される。 サラディン の公正さ・寛大さを示すと共に、この時の バリアン の決断と交渉も有名なエピソードらしい ) ◇ 1189~1192年 第三回十字軍遠征 ( ↑ エルサレム奪還に向け、 リチャード I 世 【獅子心王】 らが派兵するも、 キリスト教側の勢力挽回までには至らず、 1192年休戦協定を結び、サラディン により、 キリスト教徒の聖地巡礼の許可を得るにとどまる ) |
緑色の人名 … 映画にも登場した歴史上の人物
青色の人名 … 映画では史実と少し違う部分もある形で登場した歴史上の人物
赤色の人名 … 映画のキャラクターの、名前や史実的出来事を参考にしたと思われる
歴史上の人物
*~*~*~*~*~*~*~*~*
映画で描かれるのは 「1187年 ハッティンの戦い」 と、
エピローグとしての 「第三回十字軍遠征」 まで。
そして、物語自体の幕開けは、 ボードワン IV 世が亡くなる前年の1184年、 とある、フランスの村に暮らす、 すべてを失った鍛冶屋の青年・バリアンのもとに、 一人の騎士が立ち寄ったことから始まるのです。 |
§edit. 年表中の「第一回十字軍遠征」の年が間違っていました。. 訂正して、正しい年代順に並べなおしました ( 2005.5.20. 修正済 )。 |