シネマート新宿で開催されている「 のむコレ2018 」にて、
「バトル・オブ・ブリテン ～史上最大の航空作戦～」を見ました。
1940年7月にイギリスの制空権を巡ってはじまった戦い、
Royal Air Force と Luftwaffe の航空戦を題材にした作品なので、
邦題が「バトル・オブ・ブリテン」なのは、もちろん分かるのですが、
（個人的に、1969年の映画「 Battle of Britain（邦題：空軍大戦略）」と混乱するけど。。）
「のむコレ」公式サイトの上映作品紹介で、"スピットファイアｖｓメッサーシュミット" と
書いてしまっているのは、正直ダメじゃないですか？
何故なら、この映画の原題は「Hurricane」だから。
本作の主役は、第二次世界大戦下のRAFで編成された No. 303 Squadron で、
ドイツとソ連の両方から侵攻された故国ポーランドを脱出し、フランス等を経由して
イギリスへと逃れてきた、ポーランド空軍の戦闘機パイロットたちの実話がベースになっており、
異国の空で祖国の敵と戦った彼らの、BoB時期の搭乗機がハリケーンなのですよ。
と、いきなりイベントの主催元に文句をつける書き出しになりましたが、
映画自体は自分でも意外なほど気に入ってしまい、上映回数7回の内、2回見に行ってしまいました。
なので、映画館で見られる機会を提供してくれたことには、とても感謝しています♪
「 Hurricane（邦題：バトル・オブ・ブリテン ～史上最大の航空作戦～）」は、
イギリスでの公開が今年9月だったため、夏頃からtwitterで画像を何度か見かけており、
私が最初に見た予告編は、こちら のリンク先にある UK版公式 の動画です。
（「のむコレ2018」公式サイトから見られる予告編は こちら ）
どちらの予告を見ても、真っ先に思ってしまったのは、
空戦シーンが ・・ 、何と言うか、CGのせいかゲームっぽい・・、という印象で、
戦闘場面の質に対し、ドラマ部分の出来はどうなのかという懸念でした。
まぁ、私自身に関しては、この時代のことは最近になって調べはじめたばかりであり、
戦争映画も、戦闘シーンも、もともと苦手な人なので、
とにかく、当時の状況を少しでも知ることができたら良いかな？ くらいの気持ちで
足を運んだのですが、予想以上に見入ってしまって、自分でも驚いています。
たぶん、RAFの格好良い面だけではなく、ダークな要素に触れていたからだと思います。
ポーランド人部隊への偏見や蔑視と、戦果を上げた途端の手のひら返し。
昼夜を問わない、一日に複数回のスクランブルが続く日々に、睡眠を取ることもできず、
それでも飛ばねばならない彼らの手には アンフェタミン のケースが握られ、それを服用するシーン。
お馴染みの航続距離問題も、まさかの、迎撃側であるRAFサイドでお目にかかることになるなんて。
だけど、いちばんの衝撃は、WWII終結後に、ポーランド人である彼らが受けた仕打ちでした。
あの時代の世界情勢を考えれば、さもありなん ・・ という流れではあるけれど、
BoB出撃の 全戦闘機中隊 で最多の撃墜記録を打ち立てるほど、勝利に貢献してきた彼らなのに。
Imperial War Museumsのサイトに、ポーランド人パイロットの頁 があるのですが、
国と政治に翻弄され続けた彼らのことを考えながら見ると、複雑な気持ちになります。
ところで、本作の円盤情報ですが、
年が明けて、2019年1月5日に DVD が発売されます v
う～ん、字幕が日本語だけなのは残念ですが、これは買うつもりでいます。
人名等の固有名詞が結構、本編の日本語字幕に載ってこなかった気がするので、
英語字幕で確かめたかったのですが、これはヒアリングを頑張るしかないのかな？
ポーランド語、ドイツ語、チェコ語の台詞箇所は、絶対無理だけど。。
そして、本作を映画館で見ながら思い浮かんだ他作品も、あわせて鑑賞しようと思っています。
再見したいのは、メイキング映像目当てで結局DVDを買った「 Battle of Britain（邦題：空軍大戦略）」と、
まさか再度見たくなる日がくるとは思わなかった「 Katyń（邦題：カティンの森）」。
後者は、私のトラウマ映画の一つですが、独ソ両国による侵攻と、戦後ソ連の衛星国となった頃の
ポーランドという国の様子が見られます（ストーリーのメインは別のとこにありますが）。
初見組は､「 Tmavomodrý svět（邦題：ダーク・ブルー）」。 同作のRAFのチェコ人パイロット役の俳優が、
「Hurricane」でのRAFのチェコ人パイロット役と、同じ人なのだそうです。
*～*～*～*～*～*～*～*～*
映画 『バトル・オブ・ブリテン ～史上最大の航空作戦～』
◇原題：Hurricane
◇関連サイト：IMDb（ 関連ページ ）
◇鑑賞日：2018.11.9.＆11.23. 映画館にて
「バトル・オブ・ブリテン ～史上最大の航空作戦～」を見ました。
1940年7月にイギリスの制空権を巡ってはじまった戦い、
Royal Air Force と Luftwaffe の航空戦を題材にした作品なので、
邦題が「バトル・オブ・ブリテン」なのは、もちろん分かるのですが、
（個人的に、1969年の映画「 Battle of Britain（邦題：空軍大戦略）」と混乱するけど。。）
「のむコレ」公式サイトの上映作品紹介で、"スピットファイアｖｓメッサーシュミット" と
書いてしまっているのは、正直ダメじゃないですか？
何故なら、この映画の原題は「Hurricane」だから。
本作の主役は、第二次世界大戦下のRAFで編成された No. 303 Squadron で、
ドイツとソ連の両方から侵攻された故国ポーランドを脱出し、フランス等を経由して
イギリスへと逃れてきた、ポーランド空軍の戦闘機パイロットたちの実話がベースになっており、
異国の空で祖国の敵と戦った彼らの、BoB時期の搭乗機がハリケーンなのですよ。
と、いきなりイベントの主催元に文句をつける書き出しになりましたが、
映画自体は自分でも意外なほど気に入ってしまい、上映回数7回の内、2回見に行ってしまいました。
なので、映画館で見られる機会を提供してくれたことには、とても感謝しています♪
「 Hurricane（邦題：バトル・オブ・ブリテン ～史上最大の航空作戦～）」は、
イギリスでの公開が今年9月だったため、夏頃からtwitterで画像を何度か見かけており、
私が最初に見た予告編は、こちら のリンク先にある UK版公式 の動画です。
（「のむコレ2018」公式サイトから見られる予告編は こちら ）
どちらの予告を見ても、真っ先に思ってしまったのは、
空戦シーンが ・・ 、何と言うか、CGのせいかゲームっぽい・・、という印象で、
戦闘場面の質に対し、ドラマ部分の出来はどうなのかという懸念でした。
まぁ、私自身に関しては、この時代のことは最近になって調べはじめたばかりであり、
戦争映画も、戦闘シーンも、もともと苦手な人なので、
とにかく、当時の状況を少しでも知ることができたら良いかな？ くらいの気持ちで
足を運んだのですが、予想以上に見入ってしまって、自分でも驚いています。
たぶん、RAFの格好良い面だけではなく、ダークな要素に触れていたからだと思います。
ポーランド人部隊への偏見や蔑視と、戦果を上げた途端の手のひら返し。
昼夜を問わない、一日に複数回のスクランブルが続く日々に、睡眠を取ることもできず、
それでも飛ばねばならない彼らの手には アンフェタミン のケースが握られ、それを服用するシーン。
お馴染みの航続距離問題も、まさかの、迎撃側であるRAFサイドでお目にかかることになるなんて。
だけど、いちばんの衝撃は、WWII終結後に、ポーランド人である彼らが受けた仕打ちでした。
あの時代の世界情勢を考えれば、さもありなん ・・ という流れではあるけれど、
BoB出撃の 全戦闘機中隊 で最多の撃墜記録を打ち立てるほど、勝利に貢献してきた彼らなのに。
Imperial War Museumsのサイトに、ポーランド人パイロットの頁 があるのですが、
国と政治に翻弄され続けた彼らのことを考えながら見ると、複雑な気持ちになります。
ところで、本作の円盤情報ですが、
年が明けて、2019年1月5日に DVD が発売されます v
う～ん、字幕が日本語だけなのは残念ですが、これは買うつもりでいます。
人名等の固有名詞が結構、本編の日本語字幕に載ってこなかった気がするので、
英語字幕で確かめたかったのですが、これはヒアリングを頑張るしかないのかな？
ポーランド語、ドイツ語、チェコ語の台詞箇所は、絶対無理だけど。。
そして、本作を映画館で見ながら思い浮かんだ他作品も、あわせて鑑賞しようと思っています。
再見したいのは、メイキング映像目当てで結局DVDを買った「 Battle of Britain（邦題：空軍大戦略）」と、
まさか再度見たくなる日がくるとは思わなかった「 Katyń（邦題：カティンの森）」。
後者は、私のトラウマ映画の一つですが、独ソ両国による侵攻と、戦後ソ連の衛星国となった頃の
ポーランドという国の様子が見られます（ストーリーのメインは別のとこにありますが）。
初見組は､「 Tmavomodrý svět（邦題：ダーク・ブルー）」。 同作のRAFのチェコ人パイロット役の俳優が、
「Hurricane」でのRAFのチェコ人パイロット役と、同じ人なのだそうです。
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映画 『バトル・オブ・ブリテン ～史上最大の航空作戦～』◇原題：Hurricane
◇関連サイト：IMDb（ 関連ページ ）
◇鑑賞日：2018.11.9.＆11.23. 映画館にて