末つ森でひとやすみ

映画や音楽、読書メモを中心とした備忘録です。のんびり、マイペースに書いていこうと思います。

ロイヤル・コンセルトヘボウ オーケストラがやって来る

2016-02-28 08:42:22 | 音のはなし
人はなぜ "音楽" を求めるのか。

非常にパーソナルであると同時に、普遍的でもある問いへの答えを、
オランダのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(RCO)の
ワールドツアーを背景に探っていく、ドキュメンタリー作品です。

2013年に創立125周年を迎えたRCOは、記念ツアーとして、
世界30都市をめぐり、合計48回にわたる演奏会を大規模に開催。

本編では、その中から、
15年振りに実現された南米公演の、ブエノスアイレスの様子、
初訪問となった南アフリカでの、音楽を通した教育プロジェクト、
そして、同年のオランダ・ロシア・イヤーを意識したロシア公演、
にスポットをあてながら、音楽を "奏でる者" と "聴く者" 、
両者の姿をカメラにおさめ、彼らの声を拾い上げていきます。

昨年11月のRCO来日公演 を聴きにいった際、会場内にて、
この映画のプログラム付き前売り券が販売されていたので購入し、
事前に、プログラムにも目を通しておいたのですが、
予想以上に、"音楽" の果たす役割・意義を考えさせる要素が強く、
"自分と音楽" のあれこれを振り返りながらの鑑賞になりました。

映画の合間あいまに時折り映し出される、楽団員たちの様子や、
リハーサル風景、海外ツアー時の楽器移動に不可欠な準備機材なども、
RCOファンの私としては、もちろん興味深く拝見。
贅沢を言うなら、もっとRCOの演奏シーンがあっても良かったかな?
でもそれは、次回の来日を楽しみに待つ ・・ ということで。

ちなみに、私は2013年のRCO日本公演には足を運んでいないのですが、
行けなかった理由が、思い出せない。。


*~*~*~*~*~*~*~*~*

 映画『ロイヤル・コンセルトヘボウ オーケストラがやって来る』

  ◇原題:Om de wereld in 50 concerten
  
  ◇関連サイト:公式サイト ( 日本版
           IMDb ( 関連ページ

  ◇鑑賞日:2016.2.15. 映画館にて
RCO_Film


コメント