ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

生きものクイズ第14弾!水鳥シリーズ①

2021年03月04日 | ⇒生き物クイズ

生き物クイズです!今回は、水鳥!

今まで作った生き物クイズ:ゾウさんイノシシにわとりかたつむりおさるさんうしさんセミハチさんカマキリクマさん海の生きもの①、クモさん、ヘビさん

生き物クイズは、東京都内の学童保育で、小学校低学年から中学年くらいの子たちに、生き物や生き物が暮らしている環境に興味を持ってもらいたいと思い作っています。

「みんなは、川とか湖とかに行ったことはありますか?そこでどんな生きものを見ましたか?」

「カモ!」「アメンボ!」

ということで、第一問。「アオサギはどれ?」

Yui-Tool membuat quiz mengenai burung air untuk anak-anak SD kelas 1-4 di Tokyo.

「赤はツルだよ!」「黄色はアヒルでしょ!」

消去法で子供たちは青を挙げている子が多かったです。正解。

でも、「見たことない-」と言っている子供たち。いや、いるよ。君たちの身近に。(都内の3面護岸の味気ない川にさえいます)

そして、黄色は「ハクチョウ」なんだけど・・・。赤は、正確には「タンチョウ」です。

タンチョウは、北海道で雪の中舞う姿が有名です。ハクチョウは、第3問にまた登場します。

アオサギは、私の実家の静岡県で、田んぼの端にぬぼーと立っている姿が印象的です。

子供の頃は見かけたことはなかったので、「なに!あの大きな鳥は?」と最初はびっくりしました。

アオサギは、サギの仲間の中で特に大きく、全長1m近くあります。背中や羽が濃い灰色で、後ろ姿が特徴的です。

後頭部に黒く伸びる「冠羽(かんう)」もかっこいい!(イラストでは描ききれず)

第2問目。「この鳥はなに?」

カモであることはわかったらしい子供たち。でも、さっぱり名前がわかりません。

答えは、「マガモ」。

でも、実はマガモは年中この色をしているわけではありません。おまけに、色が派手なのはなんとオス。

子供たちに「派手なのはどっち?」と聞くと、案の定「メス!」という答えが返ってきます。

でも、「オス」と言った子もいました。わかっているね、きみ。

カモ類は、自然の中にいると見分けるのがけっこう難しい鳥です。

かく言う私も、カモ類は全部「カモの仲間だね(見分けつかず)」、と言ってしまいます。

3問目!「日本でハクチョウが見られるのはいつ?」

答えはバラバラ。でも、黄色を挙げている子が若干多かったか。

正解は冬。

「ハクチョウは渡り鳥だから・・・」と言ってくれた子がいました。

そうなのです。渡り鳥は、年中日本にいるわけではなくて、季節で移動しています。

寒いところから来る鳥もいれば、暖かいところから飛んでくる鳥もいます。

ハクチョウは、日本の北の寒い地域から冬に日本に渡ってきます。

ちなみに春頃日本にやってきて繁殖するツバメは、もっと暖かい東南アジアの方から飛んできます。そして秋になる前には、日本を離れます。

水鳥は人間の身近にいて風景の一部となっていますが、意識して目を向けると新しい発見が意外にたくさんある生きものかもしれません。

(山)

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若者たちが村の子供たちとクリーンアップ活動!? in Lombok

2021年03月01日 | ★2020年度(ロンボク)

2月の終わり、ロンボクの若者グループ(Tim Dulkadi)が、1年ぶりに活動しました。(1年前は、オパンの家でエコガーデンを作ってました)

参加したのは、オパン(写真下右端)、マデ(写真下左端)、ルス(写真下左から2番目)。そして、Lombok Ocean Careのメンバー4人。(写真下中央がリーダーのサキナさん)

Tim Dulkadi & Lombok Ocean Care membuat kegiatan Clean Up di desa Lantan, Lombok tengah.

前々回のブログでは、3月に実施しようかと言っていた環境プログラムでしたが、あれよあれよという間に調整して無事実施。

当日は、中部ロンボクのランタン村のオパンの家で、英語を勉強している子供たちが20人集まりました。

Lombok Ocean Careは、ロンボクの観光エリア・スンギギの海岸付近のクリーンアップ活動をしています。

ゆいツールも、ドゥルカディ・チームの仲間と何度も参加しています。(2020年1月に、日本の学生さんと参加したときの様子

今回、ゆいツールが現地に行けないので、リーダーのサキナさん(在住ドイツ人)にお願いして若者たちと一緒に活動してもらうことにしました。

オパンによると、今ランタン村では、住民の家からごみを回収するシステムができあがったそうです。

これは、2019年6月にランタン村の村長さんと話したときに言っていたことが、一部実現したことを意味しています。

子供たちと一緒に、ごみを集めて回ります。

今回は、村のごみを集めるバイクトラック(写真上と下の緑色の荷台付きバイク)を1台、借りることができたようです。

(荷台に『ランタン村清掃バイク』と書いてあります)

ごみを集めるバイク、へーそう。と思うかもしれませんが、これも大きな進歩です。以前はなかったのですから。

ゆいツールが2017年からランタン村に日本人学生を滞在させるようになって、村ツーリズムを盛り上げようという村行政の思惑もあって、ゆいツールがランタン村の若者向けに環境局スタッフのレクチャーを開催したこともあったし、その後若者たちを連れて住民自身が管理するごみ処理施設を見学にも行きました。村で高倉式コンポストの作り方を教えたこともありました。

昨日、インドネシア自然学校の授業の中でティウィとトゥリスナが生徒たちに言っていた通り、ゆいツールは何度も何度もランタン村で若者向けに、住民向けに、オパンたちにごみ問題について考えよう、取り組もうと働きかけてきました。

その成果のひとつが、このバイクトラックであり、オパンの家での子供たちへの環境教育活動である、と私は考えています。

さて、子供たちは活動後集まって、Lombok Ocean Careのメンバーからごみについての話を聞いたり、ごみを捨てないようにしよう、という歌を習ったりしました。

ご褒美ももらいました。(勉強道具とお菓子でしょうか)

子供の頃の体験は、とても大切です。

私自身、子供の頃に何度も何度も地域の(あるいは学校の)クリーンアップ活動に参加しました。

積極的に参加したわけではなく、おそらく強制だったのだろうと思いますが、嫌ではありませんでした。

誰が捨てたごみだろう、とか、なんで捨てたわけではない私たちが拾わなければいけないのか、など、疑問に思うこともなく、

ただ目の前にあるごみを拾って、環境をきれいにすることに喜びを感じていました。(思えば素直な子供でした)

環境をきれいにする仕事に興味を持ったときに、私がしたいのは「ごみ収集車でごみを集める仕事」だろうか?と一瞬考えたこともありました。

いや、違うな、と思いましたが、結局ロンボクでそれに近いことをしているので、本当に不思議です。

さて、来年度から新しくスタートする、マングローブ環境教育プログラム作りでも、村の環境教育活動はドゥルカディ・チームが担います。

そして、Lombok Ocean Careとも協働します。

1年間活動を自粛している間にも、ロンボクのプラスチックごみは確実に増えたはず。

コロナウイルスともプラスチックごみとも戦っていかなければいけません。(山)

プログラムの様子(ビデオ:ゆいツールチャンネル動画)はこちら

(エコガーデンから田園風景を望むところで記念撮影)

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