ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

生き物クイズ第17弾!スズメクイズ

2021年08月10日 | ⇒生き物クイズ

夏休みに入った学童保育のクラスで、スズメクイズを実施しました。

今まで作った生き物クイズ:ゾウさんイノシシにわとりかたつむりおさるさんうしさんセミハチさんカマキリクマさん海の生きもの①、クモさん、ヘビさん、水鳥、海の生き物②ツバメ

生き物クイズは、東京都内の学童保育で、小学校低学年から中学年くらいの子たちに、生き物や生き物が暮らしている環境に興味を持ってもらいたいと思い作っています。

5月にツバメクイズをやってから、しばらく生きものクイズを作っていませんでした。

何人かの子供に、生きものクイズつまらない、と言われ、やる気を失っていた、というのもあります。(単に他の活動で忙しかっただけ・・・)

それで、しばらくやらないでいたら、2年生のある女の子に「先生、最近生きものクイズやってないね」と言われ、「え!忘れてなかったの?」と思いました。

「なんの生きもののクイズがいい?」と、その子に聞くと「スズメってやった?」と言うので「じゃあ、スズメにしよう!」ということになりました。

スズメは、人間の一番身近にいる鳥ですが、当たり前すぎてじっくり観察することが少ない生きものだと思います。

ちなみに、スズメはインドネシアにもいます。

Yui-Tool membuat quiz mengenai Burung-gereja erasia untuk anak-anak SD kelas 1-4 di Tokyo.

第一問。「スズメはどれ?」

(↑ イラストは、毎回生きものクイズを監修してくれているボランティアのUさんの力作です)

さあ、スズメはどれでしょう?

これは、なんとなく子供たちはわかったようです。答えは、青。

赤は、ホオジロ。黄色は、カシラダカという鳥です。ホオジロは、森林や農耕地、果樹園、河川敷などに生息しています。

カシラダカは、平地の草地や芦原、農耕地に生息しています。

住宅地にはあまりいないので、子供たちの目に触れることは少ないかもしれません。

第2問。「スズメの巣は、ふつうどんなところにある?」

子供たちは、赤を多く挙げました。「鳥の巣は木」と思い込んでいるようです。

黄色を挙げている子もわずかにいました。

私は、今まで一度もスズメの巣を見たことがありません。

それは、建物のすき間に作られていて、人間の目には触れにくいからです。

スズメは体も小さい(14-15cm)ので、「え、こんなところに?」と思うすき間に巣を作っています。

第3問。「スズメがすきじゃないことはなに?」

迷う子供たち。

これは知っている子が解説してくれました。

「水浴びは体の汚れをとって、砂浴びは体についた虫とかを落としてるんだよ」

水浴びも砂浴びも、寄生虫や体の汚れを落とすために行います。普通鳥は、どちらかをするそうなのですが、スズメは水浴びも砂浴びもします。

と言うことで、好きじゃないのは泥浴び。

身近にいる鳥なので、子供たちには気にしてじっと観察して欲しいと思います。

私は先日、スズメがなにか黄緑色の細長いものを加えているのを見かけました。

パッと口から離したそれは、小さなカマキリでした。4㎝くらいの。

「わ!」と思って見ていると、再び口にくわえて飛び去りました。

子育てしてるんだな~と思いました。スズメは、穀物を食べるイメージですが、子育て中は小さな虫を捕まえて雛に食べさせます。

子どものそばにいる大人が、積極的に生きものに目を向けて欲しいな、と私は思います。

大人が生きものに関心がないと、子どもも興味を持たなくなってしまいます。

日本の昔話によく出てくる、キツネやタヌキ、サルやキジ、カニやツル、カメ。

スズメも、「舌切り雀」というお話がありますね。

日本人は、昔から生きものに親しんできました。人間の暮らしのとなりにいる生きものたちのことを、忘れないで暮らしたいな、と思います。

(山)

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生き物クイズ第16弾!ツバメクイズ

2021年05月24日 | ⇒生き物クイズ

1か月ぶりに生き物クイズです!今回は、ツバメ!

今まで作った生き物クイズ:ゾウさんイノシシにわとりかたつむりおさるさんうしさんセミハチさんカマキリクマさん海の生きもの①、クモさん、ヘビさん、水鳥、海の生き物②

生き物クイズは、東京都内の学童保育で、小学校低学年から中学年くらいの子たちに、生き物や生き物が暮らしている環境に興味を持ってもらいたいと思い作っています。

東京では、ツバメを見る機会も減っているせいか、クイズの前に子供にイラストを見せて聞いたら「鳥の仲間」と答えた1年生がいました。

それでも、一般的に知られた鳥なのでクイズを始めると「ツバメ!」と、3,4年男子が元気よく答えてくれました。

Yui-Tool membuat quiz mengenai burung walet untuk anak-anak SD kelas 1-4 di Tokyo.

ちなみに、ツバメはゆいツールの活動地インドネシアでもよく見られる鳥です。

第一問。「ツバメについて正しいのはどれ?」

悩んでいる子供たち。

渡り鳥というものが、よくわからない子供もいます。

でも、春に来て秋にいなくなる、と知っている子に引っ張られて、大体の子が黄色を挙げました。

ツバメは日本より暖かいところに暮らしています。

わざわざ旅をして日本にやってきますが、いったいなんのためでしょう?

「避暑?」

ヒントは、ツバメが食べるエサに関係あります。

子供たちに「ツバメのエサはなに?」と聞くと「みみず!」「カブトムシ!」「魚!」、全部「ブッブー!!」

飛んでいる小さな虫です。「蚊とか?」そうです。

ちなみに、ツバメは飛びながらエサを採ります。地面に下りて、土を掘ってみみずを食べたりは、しません。

日本の春から夏にかけて、ツバメのエサになる小さな飛ぶ虫が大量に発生します。

それをめがけて、南からツバメは渡ってきて、子育てをします。

はい、次は巣に関するクイズです。

第2問。「ツバメの巣はふつうどんなところにある?」

これは、分かれました。

「森の中に決まってるでしょ」と言った子に引っ張られて、青を挙げる子が多数。

赤もちらほら。

これが、もし30年前の子供だったら。きっと、ほとんどの子供はツバメの巣を直接見たことがあったでしょう。

今都会では、人々はマンションなどの集合住宅に住み、建物の壁はツバメが巣を作るのに適さない(汚れがつきにくい)素材に変わってしまったため、ツバメのヒナが口を開けてぴーぴー言っている姿を見ることは、ほとんどできなくなってしまいました。

おまけに、巣の材料探しに苦労します。と言うことで、次のクイズ。

第3問。「ツバメの巣の材料はなに?」

これは、ほぼ全員が赤を挙げました。

「自分の羽を使ったら、裸になっちゃうよ~」という意見も。確かに。

「泥なんか使ったら、落ちちゃうじゃん」という子供も。

実は、答えは青。

泥を使うことで、丈夫な巣作りができるのです。

でも、この材料の泥を確保できる場所が、都会ではとても少なく、ツバメが子育てできなくなっている理由だと考えられます。

東京の子供たちは、ツバメをテレビの中でしか知らない・・・。

メダカもそうですが、長い間人のそばにいた生き物たちが、次々と姿を消しているのは、いったいなぜでしょうか。

日本人は、昔から自然と共に暮らしてきました。今はどうでしょうか?

「ツバメが低く飛ぶと、雨が降る」という言葉を聞いたことはありますか?

ツバメは、飛ぶ虫を捕まえて巣にいる子供たちに運んでいます。

湿度が高くなると、虫たちは羽が重くなって高く飛べなくなります。

エサが地面近くにいるため、ツバメも低く飛んでその虫を捕らえる、というわけです。

私も子供の頃、母親にこのことを聞いて、ツバメを観察したことを思い出します。

私は、多くの人に「自然を観察(そして体感)」して欲しいな、と思っています。

日々の気温、咲いている花、鳴いている鳥、芽吹いたばかりの葉っぱ、葉っぱを食べている毛虫、草の中のバッタ、空気中の湿度、落ちている木の実・・・。

「僕らはみんな生きている~」という歌がありますね。(やなせたかし作詞、手のひらを太陽に)

私は保育園の頃から、よく歌っていました。「ミミズだって、オケラだって、アメンボだって」みんな生きていて友だちなんだ、と思って育ちました。

今、その友だちが少しづつ身の回りから姿を消しています。

人間は、人間の問題にかかりっきりですが、生き物のことも忘れないで暮らしたいものです。

(山)

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生き物クイズ第15弾!海の生き物シリーズ②

2021年04月14日 | ⇒生き物クイズ

久しぶりに生き物クイズです!今回は、「海の生き物シリーズ②」!

今まで作った生き物クイズ:ゾウさんイノシシにわとりかたつむりおさるさんうしさんセミハチさんカマキリクマさん海の生きもの①、クモさん、ヘビさん、水鳥

生き物クイズは、東京都内の学童保育で、小学校低学年から中学年くらいの子たちに、生き物や生き物が暮らしている環境に興味を持ってもらいたいと思い作っています。

本当は3月に実施したかったのですが、諸事情で4月実施になりました。

学童も、半分くらいは右も左もわからない新一年生になり、「うーん。いきなり難しいよね」と思いながらの実施です。

第一問。「イソギンチャクは次のうちどれ?」

Yui-Tool membuat quiz mengenai Anemon laut untuk anak-anak SD kelas 1-4 di Tokyo.

「寄生虫」なんて、わからないよね・・・。

他の生き物にくっついて暮らしている生き物です、となんとか説明をして、子供たちに聞いてみると、なぜだかほとんど全員青色を挙げています。小さい子たちには、周りを見て真似していいよ~と言ったからでしょうか。

イソギンチャクは、一見海藻のように見えますが、多くは卵で増えるれっきとした動物です。

2問目。「イソギンチャクのそばに、クマノミしかいない理由は?」

ニモ、で有名になったクマノミが、イソギンチャクに暮らしているのは、なんとなく知っている感じの子供たち。

こちらも、4年生男子などの大きな声に影響を受けて、ほぼ全員が青色を挙げました。

イソギンチャクは、触手の先に「刺胞」というカプセル状の器官を持っています。

刺胞の一部が外部から刺激を受けると、刺糸が発射されて毒液が相手に注入される仕組みです。

クマノミは、特別な粘液で体が覆われているため、イソギンチャクに攻撃されることはありません。

他にも、一部のエビやカニの仲間もイソギンチャクの側で暮らすことができるそうです。

3問目。「イソギンチャクと同じ仲間でないのはどれ?」

こちらも、なかなかひねった問題なのですが。答えは、黄色です。

子供たちは、概ね黄色を挙げていました。知っていたのか、偶然か?

クラゲもサンゴも、イソギンチャクと同じ刺胞(しほう)動物です。

ウニだけは、棘皮動物(きょくひどうぶつ)という仲間になります。

子供たちにとって、温かい海にいるイソギンチャクはなかなか身近ではないかもしれませんが、世界には多種多様な生き物がいるのだ、ということを知ってもらえたら、と思います。

(山)

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生きものクイズ第14弾!水鳥シリーズ①

2021年03月04日 | ⇒生き物クイズ

生き物クイズです!今回は、水鳥!

今まで作った生き物クイズ:ゾウさんイノシシにわとりかたつむりおさるさんうしさんセミハチさんカマキリクマさん海の生きもの①、クモさん、ヘビさん

生き物クイズは、東京都内の学童保育で、小学校低学年から中学年くらいの子たちに、生き物や生き物が暮らしている環境に興味を持ってもらいたいと思い作っています。

「みんなは、川とか湖とかに行ったことはありますか?そこでどんな生きものを見ましたか?」

「カモ!」「アメンボ!」

ということで、第一問。「アオサギはどれ?」

Yui-Tool membuat quiz mengenai burung air untuk anak-anak SD kelas 1-4 di Tokyo.

「赤はツルだよ!」「黄色はアヒルでしょ!」

消去法で子供たちは青を挙げている子が多かったです。正解。

でも、「見たことない-」と言っている子供たち。いや、いるよ。君たちの身近に。(都内の3面護岸の味気ない川にさえいます)

そして、黄色は「ハクチョウ」なんだけど・・・。赤は、正確には「タンチョウ」です。

タンチョウは、北海道で雪の中舞う姿が有名です。ハクチョウは、第3問にまた登場します。

アオサギは、私の実家の静岡県で、田んぼの端にぬぼーと立っている姿が印象的です。

子供の頃は見かけたことはなかったので、「なに!あの大きな鳥は?」と最初はびっくりしました。

アオサギは、サギの仲間の中で特に大きく、全長1m近くあります。背中や羽が濃い灰色で、後ろ姿が特徴的です。

後頭部に黒く伸びる「冠羽(かんう)」もかっこいい!(イラストでは描ききれず)

第2問目。「この鳥はなに?」

カモであることはわかったらしい子供たち。でも、さっぱり名前がわかりません。

答えは、「マガモ」。

でも、実はマガモは年中この色をしているわけではありません。おまけに、色が派手なのはなんとオス。

子供たちに「派手なのはどっち?」と聞くと、案の定「メス!」という答えが返ってきます。

でも、「オス」と言った子もいました。わかっているね、きみ。

カモ類は、自然の中にいると見分けるのがけっこう難しい鳥です。

かく言う私も、カモ類は全部「カモの仲間だね(見分けつかず)」、と言ってしまいます。

3問目!「日本でハクチョウが見られるのはいつ?」

答えはバラバラ。でも、黄色を挙げている子が若干多かったか。

正解は冬。

「ハクチョウは渡り鳥だから・・・」と言ってくれた子がいました。

そうなのです。渡り鳥は、年中日本にいるわけではなくて、季節で移動しています。

寒いところから来る鳥もいれば、暖かいところから飛んでくる鳥もいます。

ハクチョウは、日本の北の寒い地域から冬に日本に渡ってきます。

ちなみに春頃日本にやってきて繁殖するツバメは、もっと暖かい東南アジアの方から飛んできます。そして秋になる前には、日本を離れます。

水鳥は人間の身近にいて風景の一部となっていますが、意識して目を向けると新しい発見が意外にたくさんある生きものかもしれません。

(山)

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生き物クイズ第13弾!ヘビさんクイズ

2021年01月31日 | ⇒生き物クイズ

生き物クイズです!今回は、ヘビ!

今まで作った生き物クイズ:ゾウさんイノシシにわとりかたつむりおさるさんうしさんセミハチさんカマキリクマさん海の生きもの①、クモさん

生き物クイズは、東京都内の学童保育で、小学校低学年から中学年くらいの子たちに、生き物や生き物が暮らしている環境に興味を持ってもらいたいと思い作っています。(今回からイラストは自分で描いています)

ヘビは干支(12支)の何番目でしょう?

と聞くと、3・4年生が(若干迷いながら)答えてくれました。

子(ねずみ)・丑(うし)・寅(とら)・卯(うさぎ)・辰(たつ)・巳(へび)・・・。

そう、6番目です。

第一問目!「ヘビについてまちがっているのはどれ?」

Yui-Tool membuat quiz mengenai ular untuk anak-anak SD kelas 1-4 di Tokyo.

我ながら、よくできたクイズだと思います。

子供たちの答えはバラバラになりました。

「まぶたがないわけないよね?」「耳がないなんておかしいでしょ」「骨、あるかなぁ・・・」

答えは黄色。骨はちゃんとあります。

「えー!耳がないの?」びっくりする子供たち。

人間のように、耳で音を聞く、というのはしないヘビ。

2問目!「日本の野山にいないヘビはどれ?」

これは、絵に苦戦しました・・・。

子供たちは、周りを見ながら全員黄色を挙げました。正解です。

マムシは東京(の森)にもいるかもしれないけど、ハブは沖縄などの暖かい島などにしかいません。

上のヘビは、どれも毒蛇です。噛まれたときには急いで処置をしないと命を落とすことにもなりかねません。

野山に行くときにはマムシに、南の島(ヤブのあるところ)に行ったらハブには、十分気をつけましょう。

キングコブラは、幸い日本にはいません。インド東部からインドネシア半島、インドネシアにかけて生息しています。

3問目!「ヘビの舌はどうなってる?」

赤色の答えは「カメレオンだよー」と子供たちに突っ込まれました。

三つ股もあり得ないと思ったのか、全員が青色。正解です。

ヘビは、舌を使って周りの状況を探ります。

二股に分かれているのは、空気中の匂いの成分をより正確に把握するため。

今回はクイズに取り上げませんでしたが、全身が鱗に覆われていること、脱皮をして大きくなることなどもヘビの特徴です。

また、口を大きく開けられるので、自分の胴体よりも太い獲物を飲み込むこともできます。

都会では、なかなか普段ヘビを自然の中で見ることはできませんが、ヘビという生きものが地球上に暮らしていることを、時々意識してくれたらうれしいなあと思います。

(山)

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生き物クイズ第12弾!クモさんクイズ

2020年12月24日 | ⇒生き物クイズ

1か月ぶりの生き物クイズです!今回は、クモ!(苦手な方はご注意ください)

今まで作った生き物クイズ:ゾウさんイノシシにわとりかたつむりおさるさんうしさんセミハチさんカマキリクマさん海の生きもの①

生き物クイズは、東京都内の学童保育で、小学校低学年から中学年くらいの子たちに、生き物や生き物が暮らしている環境に興味を持ってもらいたいと思い作っています。(イラストはボランティアのMさん担当)

実は、私は子供の頃からクモが大の苦手でした。

それは母親がクモが大嫌いだったから。物心ついたときには、クモ嫌いでした。

でも、その後大人になってから少し克服しました。

子供たちに聞いてみると、苦手な子がちらほら。触ったことのある子はひとり、ふたり。

さて、一問目。「クモの足は何本?」

Yui-Tool membuat quiz mengenai laba-laba untuk anak-anak SD kelas 1-4 di Tokyo.

なんか、足は多そう・・・と感じる子供たち。

3年生男子が「8本!8本!」と騒ぐので、それに引っ張られる低学年。

答えは、青。

「じゃあ、アリの足は何本?」と聞くと、首をかしげる子も。

「昆虫は6本!」「習った!」と3年生。

低学年は、虫と昆虫の違いがよくわからないので、クモは虫じゃないのか?と不思議がっていました。

2問目。「英語で、ジャンピング・スパイダーとよばれるのはどのクモ?」

英語がわかる子に意味を聞いてみます。「飛ぶクモ」そうですね。

ぴょんぴょん飛ぶのは、どのクモでしょう?(ちなみに、赤と青はとても小さなクモです)

なんとなく赤を挙げている子が多数。そして答えも赤。

「ハエトリグモ、見たことある?」はっきりと手を上げる子がいる中、半数以上はわからない様子。

ハエトリグモは、とても身近なクモなのにな。「この部屋の中にだって時々出てくるよ。」

だいたい、子供たちが「クモが出た!」と部屋の中で騒いでいるときは、このクモがうろうろしています。

クモが苦手な私も、ハエトリグモは可愛くて触れます。

日本には、100種類以上のハエトリグモが生息しているそうです。

3問目。「クモの糸は、どこからでているの?」

これは、渾身の作だったのですが、子供たちはほとんど全員黄色を挙げていました。

そうです。答えは黄色。スパイダーマンの影響で、指の先からとか間違う子がもっといるかと思ったのですが。

まあでも、それだけクモが身近ということですね。

「クモは獲物を、糸でぐるぐる巻きにしてから食べるんだよー」と教えてくれた、物知り1年生もいました。

全部のクモではありませんが、確かにそうやって食べるクモもいます。

クモの糸はとても丈夫で、1本では簡単に切れても何万本ももし巻けたら、人もぶら下がることができるそうです。

クモは、足が多いため嫌われやすい生きものですが、ゴキブリや作物に害を与える虫などを食べてくれるものもいて、実は人間の役に立っている益虫でもあります。

もしみなさんも、見かけることがあったら、じっと観察してみてください。

(山)

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生き物クイズ第11弾!海の生き物シリーズ①

2020年11月26日 | ⇒生き物クイズ

1か月ぶりの生き物クイズです!今回は、「海の生き物シリーズ①」。一種類の生き物を扱うのではなく、海の生き物でまとめてみました。

今まで作った生き物クイズ:ゾウさんイノシシにわとりかたつむりおさるさんうしさんセミハチさんカマキリクマさん

生き物クイズは、東京都内の学童保育で、小学校低学年から中学年くらいの子たちに、生き物や生き物が暮らしている環境に興味を持ってもらいたいと思い作っています。(イラストはボランティアのMさん担当)

では1問目。「クジラ、イルカ、サメ 違う仲間はどれ?」

「違う仲間ってどういうこと?」と声が上がりました。「哺乳類とかそういうの?」中学年の子が言ってくれます。

そうそう。同じ海に暮らしてはいても、その生態が他と違うものはどれか、ということです。

子供たちに「生態」という言葉は通じないので、言い方に苦労します。

人間と同じように、子供を産んでお乳で育てる仲間が哺乳類ですが、上の3つのうちひとつは違う仲間です。

「魚介類!」と言った3年生がいましたが、惜しい!「魚類」です。

魚は卵から孵りますが、一部のサメはお母さんの体の中で卵を孵してからこどもを産むものもあるので、ややこしいところです。

哺乳類は、肺呼吸。魚類は、エラ呼吸。という区別の仕方もあります。

肺呼吸の動物は、海の中では呼吸ができません。人間もしかり。

「え、じゃあ、クジラやイルカは海の中では息を止めているの?」と言ったのは、なんと先生。

そうなんです。背中にある呼吸する穴で、海面に出たときに「プシュー!」と息をしているのです。

サメは息継ぎの必要はありません。大人でも知らないことがあるんですね。

2問目。「ラッコについてまちがっているのはどれ?」

これは、赤と黄色が多かった印象です。

「ポケットなんてないよ~」と言っていた子供も、「肉のたるみにしまっておけるんだよ」と知ってびっくり。

面白かったのは、黄色の「夜は陸に上がって、仲間と集まって休む」を正しいと思っている子がいたこと。

うそやろ~と自分でつっこみながら作っていたので、「もしかしたら、そうかも?」と思わせることができて成功でした。

3問目。「ペンギンについてまちがっているのはどれ?」

これは答えはばらけました。

低学年の子は、問題を理解するのに時間がかかったかも。

一見、ぜんぶ正しいように見えるし、じゃあ黄色だ!(きっと日本にペンギンはいる!)、と挙げた子供もいたことでしょう。

答えは、赤です。

中学年の何人かは、「北極(周辺)にはいない」と知っていました。

でも、どうして南極(周辺)にいて北極(周辺)にいないのか?と聞いたら、「南極と北極は寒さが違うから」と答える子もいて、まだ日本以外の地域のことについては知識が浅いなぁと感じました。(当たり前ですが)

今回クイズに登場した、「クジラ」「イルカ」「サメ」「ラッコ」「ペンギン」は、いつかまたクイズに登場させたいと思っています。

子供たちには、生き物たちが暮らしている環境についても、思いを馳せて欲しいものです。

(山)

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生き物クイズ第10弾!クマさんクイズ

2020年10月27日 | ⇒生き物クイズ

生き物クイズです!今回は、「クマ」。

今まで作った生き物クイズ:ゾウさんイノシシにわとりかたつむりおさるさんうしさんセミハチさんカマキリ

生き物クイズは、東京都内の学童保育で、小学校低学年から中学年くらいの子たちに、生き物や生き物が暮らしている環境に興味を持ってもらいたいと思い作っています。

さて、世界には何種類のクマが生息しているでしょうか?

「ホッキョクグマ(シロクマ)」「ツキノワグマ」「ヒグマ」あたりまでは、上級生が答えてくれました。

「アライグマ」と言った低学年がいましたが、残念。

アライグマは、アライグマ科アライグマ属に分類されます。(クマの仲間は、クマ科なので、別の種類になります)

あとは、東南アジアに生息する「マレーグマ」。あまりメジャーではない「メガネグマ」「ナマケグマ」「アメリカグマ」など。

そして最後に「ジャイアントパンダ」。おおまかに8種類のクマがいます。

では1問目。「日本にいるクマは何種類?」

Yui-Tool membuat quiz mengenai Beruang untuk anak-anak SD kelas 1-4 di Tokyo.

子供たち「えー、少ない!」3種類よりたくさんいると思ったようです。

「日本の山にいるクマだよ」と念を押します。

青と黄色が多かったような。

答えは、青。「ツキノワグマ」と「ヒグマ」です。

「ツキノワグマ」は、別名アジアクロクマというそうですが、首の下に白い三日月型の模様(月輪に見える)があるのが特徴です。

日本に生息しているのは、「ニホンツキノワグマ」です。本州と四国に分布しています。

「ヒグマ」は、「エゾヒグマ」で、北海道のほぼ全域に生息していて、日本最大の陸上生物です。

2問目。「熊の足の裏は次のうちどれ?」

これは、黄色を挙げる子供が多かったですが、赤や青の子供もいました。

赤はライオン(もしくはネコ科の動物)、青はゾウの足の裏です。

足の爪は描いていませんが、実際には足先には鋭い爪があり、こんな前足を振り下ろされたら、人間などひとたまりもありません。

3問目。「クマの主な食べ物はなに?」

これは、ちょっと意地悪な質問でした。

答えは、黄色ですが、蜂蜜も他の動物(死んでいた場合)も食べる時があるからです。

ただ、主食という意味では、黄色になります。

低学年の子供の一部は赤を挙げていたので、クマのプーさんのイメージが強いのかな、と思いました。

(こちらもそれを想定して選択肢を作ったわけですが)

ところで今年は、クマのニュースがとても多いそうです。

冬眠前にエサを探すうちに、人里や市街地まで出てきてしまって、かわいそうなことに見つかれば殺されてしまいます。

本来、人とクマが暮らしている場所は離れています。

でも、山にエサが少なかったり、人間が作っている作物が美味しそうだったり、山里に暮らしていた人がいなくなって(人がいればクマも警戒してそれ以上山を下りることは少ないでしょう)クマがどんどん市街地に近づいてしまう環境ができて、人とクマが出会う確率が上がってしまっています。

人は、クマに出会ったら、本能的に「怖い」と思います。

そして実際に、危険です。クマに打ち勝てる人間は、ほとんどいないと思います。

でも、「危険」だから、むやみに殺してもいいわけではありません。

今より100年前、100年前より1000年前、1000年前より1万年前、日本列島のクマの数はもっと多かったでしょう。

そして、多分人間が日本列島に移り住むずっと前からクマは、ここに暮らしていたでしょう。

クマに限らず、地球上の野生動物は、人間の活動の陰で数を減らし続けています。

私は、野生動物のことを考える時に、いつも思う言葉があります。

1992年の地球サミット(リオネジャネイロ)で、12歳の少女(セヴァン=スズキ)が語った言葉です。

「どうやって直すのかわからないものを、壊し続けるのはもうやめてください。」

※スピーチの全文は、こちらから。

私たち人間は、絶滅した動物をよみがえらせることはできません。

ましてや、その動物が生息していた環境全体を作り直すことなど不可能です。

人間はとてもちっぽけな存在であることを、忘れてはいけないと思います。

生き物クイズを通して、子供たちが、地球には人間以外の様々な生き物がいて、それが自然なのだ、ということを学んで欲しいと思っています。

(山)

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生き物クイズ第9弾!カマキリクイズ

2020年09月27日 | ⇒生き物クイズ

生き物クイズです!今回は、「カマキリ」。

今まで作った生き物クイズ:ゾウさんイノシシにわとりかたつむりおさるさんうしさんセミハチさん

生き物クイズは、東京都内の学童保育で、小学校低学年から中学年くらいの子たちに、生き物や生き物が暮らしている環境に興味を持ってもらいたいと思い作っています。

例によって、カマキリを見たことのある人?と聞くと、半分くらいの子供たちが手を挙げました。

触ったことのある人?と聞くと、急にガクンと数が減ります。

今の子供たちは、虫に触れません。(私の実感)

色は何色?と聞くと、「緑」「黄緑」「茶色」という声に混ざって、「ピンク!」。

ピンク?どうやらハナカマキリのことのようです。

ハナカマキリ、身近にいないよなぁ・・・と思いましたが、普通のカマキリもすでに子供たちの身近にはいないのかもしれません。

第1問目は、「カマキリの卵は次のうちどれ?」

Yui-Tool membuat quiz mengenai Kamakiri(mantis) untuk anak-anak SD kelas 1-4 di Tokyo.

ちょうちょの卵と、カエルの卵を混ぜました。

何人か、赤を挙げた子供がいました。

カマキリは、卵から孵った瞬間は前幼虫(ぜんようちゅう)という形で生まれてきます。

薄い皮を被った状態で、卵からたくさんの前幼虫がぶらさがり、すぐに脱皮します。

第2問目は、「カマキリはどうやって大人になるの?」

これは、ちょうちょとセミの生態を混ぜてみました。

さなぎになる!と言った子がいたり、子供のときは地面の中にいると思った子がいたり。

わかっている子は「さなぎはちょうちょでしょ。土の中で過ごすのはセミだよ」と言っていました。

第3問目は、「カマキリのカマはなんのため?」

赤を選ぶ子供はいませんでした。

考えてみたら、草刈りの時に使う「カマ」を見たことがある子供は少ないのかも・・・。

オス同士で戦う、は間違いではないのかもしれませんが、カマキリはオスメス構わず共食いをする生き物なので、当てはまらないため答えは青。

ここで、虫にさわれる3年生の女の子が「カマキリは、メスがオスを食べることがある」と言ってくれました。

そうなのです。元々共食いをするのですが、交尾をしようと近づいたオスや交尾の最中にオスを食べることがあるようです。

オスを食べると栄養が卵にいって、元気な子供が生まれるとか。

もし、カマキリを見かけたら、よく観察して欲しいなと思います。

(山)

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久しぶりの生き物クイズ第8弾!ハチさんクイズ

2020年09月11日 | ⇒生き物クイズ

生き物クイズです!今回は、「ハチ」。

今まで作った生き物クイズ:ゾウさんイノシシにわとりかたつむりおさるさんうしさんセミ

生き物クイズは、東京都内の学童保育で、小学校低学年から中学年くらいの子たちに、生き物や生き物が暮らしている環境に興味を持ってもらいたいと思い作っています。

夏休みが終わって、約1ヶ月ぶりの生き物クイズでした。

第1問目は、「針を持っているハチは、オス?メス?両方?」(写真省略)

オスを挙げる子供たちが多かったです。なんで?と聞くと「オスは(巣を)守るから!」。

ブッブー!針があるのはメスだけなんです。なぜかというと、針と産卵管が同じだから。

卵を生まないオスには、産卵管はありません。

第2問は「これは何バチの巣?」

例によって、イラストはボランティアのMさんが担当してくれています。

今回は、ハチのリアルさを出すため色を塗っています。

答えは、黄色!

子供たちは、青や黄色を挙げていました。

実は、以前とある場所で、とっくりが逆さになった形の巣を、家の軒先でいくつか見かけました。

とっくりバチだ!と思ったのですが、今回調べていて、それはスズメバチの初期の巣だったかも、と気づきました。

5月~6月は、冬を越した女王バチがひとりで巣を作っている時期で、この後、働きバチが生まれて大きなコロニーに発展していくそうです。

3問目!「ハチの社会は次のうちどれ?」

赤を挙げた一年生が数人いましたが、概ね黄色を挙げていました。

簡単すぎたか、と思いましたが、子供たちが「女王バチ」の存在は知っていることがわかりました。

「どうして、働きバチはメスだけなの?」と疑問を口にした3年生男子。

ほんとに。どうしてなんでしょう?

あと、巣の中の構造について質問がありました。

6角形の箱がならんでいるのは、簡単に潰れないようになっているんですね。

ダンボールの中には、このハニカム構造が生かされているものがあります。

ところで、ハチの寿命は数ヶ月で(ミツバチは他のハチより少し長め)、ミツバチを除いて女王バチ以外は越冬をしないそうです。

ハチたちは春に生まれて秋まで生きるのではなくて、世代を交代しながら巣(コロニー)を大きくしていきます。

ハチにはたくさんの種類がいるそうです。そのうち人を刺すハチはほんの一部。

やたらハチを怖がるのではなく、ハチについて興味を持ち、大きな生態系の一部を担う重要な仲間として、捉えて欲しいなと思います。

最後に、忙しい中、かわいいハチのイラストを描いてくれたMさん。どうもありがとうございます。

(山)

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