旅と宝塚と写真好きジジ

現在、過去、未来の旅日記、花や風景写真、宝塚、相撲、ポケモン、ハリポタゲーム等について投稿しています。

舞台劇 「元禄港歌」鑑賞会

2019-04-30 09:05:52 | 宝塚・その他の劇場観劇記 & TV

nonokarmyさん「イイネ」をアリガトです。light77さん「イイネにコメントも」いつもありがとう。daininomichiさん「イイネ」感謝です。goohanasakuさん「ファイト」Thanks いつまでファイト続くかな。たかさん、すずさん「初コメント」頂きました。励みになります、有難う。

今日で4月も終わりと言うのに肌寒い曇天や小雨の日が続きますね。昨日は知人でお芝居が好きなお二人と自宅で録画して置いた舞台劇「元禄港歌」の鑑賞会。と言っても3人だけでしたが、その内の一人が目を悪くされ延び延びになっていたが回復されたので上演。例え姿勢が合悪くても途中トイレも自由だからある意味でラクチン観劇です。

実際は2016年に東京文化村のシアターコクーンで、大阪でもBRAVAで上演されたものですがジジは観てないので楽しく鑑賞しました。背景が元禄時代の西播州地区の港町と言う設定なので、播州弁らしきものと関西弁らしきものが入り混じるのですが、中にはちょっと違和感のある役者さんもおられましたが、流石主演の「市川猿之助」さんは完璧でした。

以下公式HP参照。

大きな評判となった『近松心中物語』の翌年、秋元松代(作)×蜷川幸雄(演出)が再タッグを組んで誕生した『元禄港歌―千年の恋の森―』(80年)。幻想的かつ劇的な美しさに観客が熱狂した傑作が、2016年1月、初演から36年ぶりに復活することが決定した。

物語の舞台は元禄時代、播州の活気ある港町。廻船問屋の大店「筑前屋」の人々と、三味線弾きを生業とする瞽女( ごぜ 盲目の女芸人)たちの運命が絡み合う、情念渦巻く哀しい物語だ。男女、そして親子の情を描いた世界が丹念に彫り込まれた登場人物たちによって立ち上がる。

研ぎすまされ、情感溢れるせりふの数々、降りしきる椿の花をはじめとするイメージ豊かな美術、美空ひばりが歌う劇中歌(作曲は猪俣公章)、辻村寿三郎の人形の躍動、幻想的な照明吉井澄雄、といった、めくるめく場面展開も伝説として残る。あの感動を再び味わいたい観客、また、目撃できなかった観客にとって、待ちきれない作品となりそうだ。


キャストにも、当代随一の俳優が集結。瞽女の座元としてたくましく生きる【糸栄】に歌舞伎界のトップランナー市川猿之助、幼いころ親と別れ、糸栄の長女として育てられた【初音】に近年ますます輝く宮沢りえと、豪華な顔ぶれがそろった。そこに華を添えるのは、大店の放蕩息子【万次郎】役の高橋一生、万次郎との身分違いの恋に悩む初音の妹【歌春】の鈴木杏といった若手実力派。そして、哀しい運命に翻弄される【信助】に名 優・段田安則が決定した。

「とにかく美空ひばりさんの曲がすばらしく惚れ込んだ。思いきりお客様を泣かせたい」(猿之助)、「またもや大きなハードルを与えていただいた恐怖と興奮に満ちています」(宮沢)、「哀しくて、きれいで、とにかく美しい。底辺で生きる人たちも細やかに描かれた戯曲」(段田)と、キャストも作品に魅入られている様子。
新年早々、蜷川幸雄が再び解き放つ、渾身の舞台にご期待を。

STORYストーリー

元禄のころ。播州のある富裕な港町は陸へあがった船頭を相手に客を引く男女などで賑わっている。いつも町の若者を引き連れ羽振りをきかせている【万次郎】は廻船問屋の大店・筑前屋の次男坊。今日も些細なことから町人との揉み合いが始まった。そんな時、筑前屋の長男【信助】が江戸の出店から戻り、弟をいさめる。そこに二人の母親、女将の【お浜】も現れる。交錯する母息子の視線。

そこへ三味線の音。手引きの【歌春】を先頭に座元の【糸栄】、【初音】、それに続く女たち。旅から旅に明け暮れながら年に一度この港町にやってくる瞽女の一団である。その晩、筑前屋の座敷で弾き語られた瞽女たちの「葛の葉子別れ」。千年の森の奥から恋しい男のため白狐となり逢いに来た女が、人里の男を恋した罰に生まれたばかりの子と別れて再び森に帰らねばならぬという悲しい物語。涙ながらに語る糸栄に、信助の心に熱いものが去来する。母恋しさに心乱れるまま、初音に、自身の出生に疑いを持っていることを口走り、糸栄のことを問いかける。何も答えずに去る初音。

同じ夜。万次郎はもう三年の仲となる歌春と逢っていた。それに感づいていたお浜は、職人の【和吉】を歌春の婿にと引き合わせ、二人の仲を裂こうと画策する。その報告を夫の【平兵衛】にしているなか、信助の出生に関して、思わず恨み節を口にするお浜であった。信助を不憫に想う平兵衛と、実の子万次郎を店の後継ぎにしたいお浜、烈しい夫婦の諍い.

一夜明けて、阿弥陀堂では虐げられている念仏信者たちと共に、信助を幼少期より慕う初音、万次郎への想いを断ち切る決心をした歌春、我が子信助への思慕を隠し通そうとする糸栄らが、一心に念仏を唱えている。次第に初音に心惹かれて行く信助は、同時に糸栄が自分の生みの母であることを確信していく。

数日後。筑前屋では、万次郎が舞う奉納の能楽の準備が進められている。そこへ、歌春から万次郎との関係を聞き及んだ和吉が血相を変え怒鳴り込んでくるが、権高に追い払う筑前屋の面々であった。謹慎を受けた万次郎に代わり信助が務める能楽が始まった、その時。客席から黒い影が飛び出し、能面を付けた信助に毒壺が投げつけられる―

CASTキャスト

市川猿之助、宮沢りえ、高橋一生、鈴木杏、市川猿弥、新橋耐子、段田安則 (画像と逆です)

お芝居好きなら何かの機会があればぜひご覧ください。

 

 

 

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初アメリカ西海岸&ハワイ9日間の旅(1974年12月27日―1975年1月4日)

2019-04-28 14:07:05 | 海外旅行

今日までにLight77さん「イイネ2回とコメント2回」頂きましたアリガト。goohanasakuさん「ファイト2回」頂いたので急いでこの旅行記仕上げました。励みになります。14190456さん「イイネ」Thanks。nogappaさん「役立った1票」有難う。MKママと田舎おやじさん「イイネ、フォロー、コメント」頂き感謝。hata-8さん「イイネ」アリガト。Atelierさん「フォロー」下さりアリガト、これからも( `・∀・´)ノヨロシクです。 

初アメリカ西海岸&ハワイ9日間の旅(1974年12月27日―1975年1月4日) 

実は1973年にアメリカ・アラスカ旅行に行ったので、正確には「初」ではない。しかしアラスカは言わば準州みたいなものだったから米本土へは初と言うことになります。「JTBルック ラスベガスとアメリカ西部&ハワイ9日間」なるツアー。この時は仕事仲間と二人で参加しました。 

12月27日、羽田発今は懐かしいパンナム機でサンフランシスコめざし出発。出発が1時間半遅れたのに、偏西風に乗って大揺れに揺れながら定刻朝7時着。サンフランはあいにくの雨で空からゴールデンブリッジは見えませんでした。ルート101号線で霧と坂の町サンフランシスコ市内へ。最初の訪問地はシビックセンター。 

当時としては日本より何でも進んでいるなと言うのが第一印象でした。連邦政府、市役所、オペラハウス(第二次世界大戦講和条約の締結場所)等外から拝見。続いてツインピークス(双子丘277m)に登ったが生憎の天気で本来見えるはずの太平洋岸、サンフランシスコ湾、ゴールデンゲートブリッジは文字通り霧の中でした。 

その後日本人町訪問と言ってもそこに日系人が多く住んでいる訳ではなさそう。続いて金門公園へ。日本庭園、野外音楽堂、水族館、プラネタリューム等がある結構広い公園。最後に入った「デ・ヤング美術館」でショックを受けたのは「銅鐸のコレクション展示室」を見た時。 

こんな素晴らしい日本文化財がさりげなく、それも多数展示されている事に驚きと、流出していることへのショックでした。着いたときは横殴りの風雨だったゴールデンブリッジは徐々に風雨も収まり全貌を見ることが出来てラッキーでした。その後はフイッシャーマンズワーフ(漁夫の街)で昼食。ユニオンスクエアーのホテルに到着。夕食はチャイナタウンでした。このホテル、バスタブ、ベッド、洗面台、全てでかくて変なことにアメリカだなと感心した。 

28日は自由行動日。天候も回復しケーブルカーにのってフィシャーマンズワーフヘ行ったり、坂の道を登ったり下ったり、碁盤目に区切られた市内は地図で東西南北さえ間違わなければそう難しい場所ではなかった。市内が一望のもと見渡せるコイットタワーにも登りアルカポネが収監されていたアルカトラス島も確認できた。 

当時西半球で最大と言われたチャイナタウンでは、アメリカナイズされないで街並みや生活ぶりが昔の支那そのものかと思わせられた。二人なので気が強くなり、近づかないことと言われていたダウンタウンのテンダーロイン地区とかマーケット通りの南側もチラリと見たりで冒険気分も味わいました。夜には「Off Broadway」と言うストリップ劇場にも行ったが時差ボケで眠くて仕方がなく早々に引き上げて帰りました。29日はロスへ移動です。

判るかな?今は亡きパンナム機です

連邦政府

ツインピークスから 遠望できず

日本人町のコンクリート製の五重塔風バゴダ

晴れてきたゴールデンブリッジ

対岸です。

遠くにサンフランシスコの全景が見えます。

ケーブルカーです 当時は空いてました。

ピーター&ポール教会

サンフランシスコ湾クルーズ発着所

蝋人形館前

坂が多いです

坂の両側にはびっしりと住宅が並ぶ。

遠望できるコイットタワー

右手の小島がアルカトラス島です

チャイナタウンから見た市街

チャイナタウン 今となっては珍しくもない風景

サンフランシスコの高級住宅街

 

 

 

 

 

 

 

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「KEREN」観て来ました さて「KEREN」とは?

2019-04-25 14:44:15 | 宝塚・その他の劇場観劇記 & TV

 Akageraさん「イイネ」2回も頂き感謝です。hataさん、2回の「イイネ」有難う!light77さん「役立った」をアリガトウです。goohanasakuさん2回もイイネ、そして「ファイト」もホントにアリガト。

今年2月、新しく大阪城公園に出来たWWホールへ「KERRN」を観に行って来ました。インバウンドの増加によるせいか新しい施設があちこちに出来、樹々も大きく育ち久し振りの訪問で最初戸惑いました。ネットで「大阪城ホール」の南東方向とだけ調べて行ったが標識がまだ無く、2度も聞いて開幕5分前に辿り着きました。

今回の公演まず珍しくもフラッシュOFFなら撮影可で見たり写したりで超忙し。舞台は「KEREN ケレン 外連」の名に負けない現在過去の魑魅魍魎が跋扈する舞台はCGやプロジェクションマップ使いまくりの、ロックMガンガンの、踊って歌ってチャンバラやケレン芝居風ありのまあにぎやかなこと。アレヨアレヨの約1時間20分でした。

出演者は殆ど初めての知らない方ばかりでした。脚本演出 高平哲郎、振付 Baayork Lee, タップ振付 HIDEBOU, 殺陣 島田哲郎、宣伝美術 横尾忠則、演出助手は懐かしや元宝塚の名ダンサー室町あかねさんの面々でした。当日は客席5分くらいの入りで、今後知名度が上がり、演目が増えれば人気の場所として発展するでしょう。まあ一度は見て損はないと思うが¥7500はチトお高い感じ。

以下公式HP参照 

劇場型文化集客施設が20192月に開業!世界最高峰のステージエンタテインメントショーが大阪で上演!2019年2月、大阪の新たなエンタテインメントの発信拠点となる劇場型文化集客施設COOL JAPAN PARK OSAKA 「WWホール」「TTホール」「SSホール」が大阪城公園に2019年2月開業いたしました!

大阪城公園では2015年4月からパークマネジメント事業(PMO事業)による魅力創出への取り組みを行っており、昨年度はJO-TERRACE OSAKAやMIRAIZA OSAKA-JOなど新たな利便施設も誕生し、多くの来園者で賑わっております。その大阪城公園にPMO事業として新たに魅力創出の発信施設が誕生いたしました。

新たな施設は、様々なジャンルのエンタテインメントの上演を可能とする最新鋭の設備環境を整えた大・中・小のキャパシティの異なる3つのホールとなります。世界に通ずるエンタテインメントの発信をテーマに、大阪城公園への訪日外国人をはじめとした国内外の来園者をさらに増加へつなげ、世界的な観光都市・エンタテインメントシティ大阪の魅力の向上と大阪および関西全域の経済・産業の成長に貢献するとともに、大阪城公園の自然・緑との調和を図り、皆様に愛される施設運営を目指してまいります。

ホール名称を明石家さんまさんが命名。「お客さま一人一人がアルファベットが何の略であるかを想像しながら自身の言葉で自由にホール名をつけて遊んでもらえたら」(明石家さんまさん) 

WWホール

1,138席+車いす6席のWWホールはミュージカル、コンサート、演劇、ダンスなど様々なジャンルのエンタテインメントの上演が可能です。施設空間を最大限に活用したプロジェクションマッピングによる映像演出にも対応し、世界に通ずるステージコンテンツの創出を可能とする環境を整備しています。

「外連 けれん KERRN」とは歌舞伎の世界で奇抜な演出をさす言葉で「けれん芝居」等と使われます。元々ははったりや誤魔化しを効かせるの意もあり、従来の観念に囚われず流行を貪欲に取り入れて人を楽しませつつ芸術としても追求し完成させる。そのナンセンスの極みを「KEREN」として表現します。

開演前

さあ 始まり、ハジマリ

プロジェクションマッピングで「浮世絵の数々」を見せます。

本格的な殺陣を見せます

場面がどんどん変わり長いです。

お相撲さんが出たコミック場面

現代風の場面も

連れ獅子の場面

影絵を使って

習字をアレンジしたのでしょうか

後ろの山の風景が場面と共に変わります

大仏殿前に修行僧がタップダンス。白足袋にタップチップを縫い付けた発想は初見でした。

大仏さんの御前で踊ります

最後は大仏炎上!

日本中のお化けが次々と

大坂城もキチっと見せます

日本の四季も次々と見せる

水芸の大夫さんも 噴水が最新式のトイレから出ました。

スクランブル交差点に回転ずしアレンジしたバックにサラリーマンの出勤風景

フィナーレ

2トップのご挨拶も

 出演者一同 有難うございます。

最後に何故かでっかい水玉?が大量に降ってきました。

終演後の客席です。

終演後のフアンサービスもきっちりアリでした

WWホールの外観です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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宝塚星組次期トップスター決定!

2019-04-25 14:31:15 | 宝塚・その他の劇場観劇記 & TV

祝!今日発表された星組の新2トップ、礼真琴、舞空瞳さんに決定!!!

就任オメデト。礼さんは既に2番手として活躍されているし、舞空さんは花組から異動した段階で「多分?」と誰もが思った事でしょう。早速11月には梅芸で「ロックオペラ モーツアルト」が上演されお二人の門出となることも同時に発表されたから既定路線として十分準備されていたようで早く舞台を見たいですね。新2トップ、星組に乾杯!

 

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OSK 日本歌劇団 ”春のおどり 2019” 観劇記

2019-04-19 09:54:07 | 宝塚・その他の劇場観劇記 & TV

最初にお詫びを。昨年の「OSK春のおどり」観劇記、タイトルに年次を入れてなかったので今年の公演ではないかと思われたのか、ご覧頂くことが間々ありました。ご覧頂く事は有難いのですが「ナンや去年のや」と思われがっかりされたのではと懸念しておりました。今年から忘れずに年次をタイトルに入れましたのでよろしくお願いします。

Fumi-Bowさん、Nogappaさん「イイネ」をアリガト。Light77さん「イイネにコメント」アリガト。goohanasakuさん「ファイト」アリガトね。

今年の桜も落花しきりの頃となりましたが、大阪松竹座の舞台では満開の「OSK日本歌劇団」の「春のおどり」を18日見てきました。桜花爛漫の舞台は高世真央さんの後を継いで「桐生麻耶」さんがトップお披露目で出演の「春爛漫桐生祝祭」と「Storm of Appprose」の二本立て公演。初舞台生8名を含んで40名余は大阪松竹座のサイズにぴったりでオペラグラスなしでも13列目でよく見えます。オケを使わない分舞台がより近く親近感が持てる一方、出演者は誤魔化しが効かず夫々の実力が試される舞台です。

以下歌劇団公式HPより

  

満開の桜が咲き乱れる―――― これがOSKのレビューだ 和と洋、絢爛豪華なレビュー2本立て!!
唯一無二の新トップスター・桐生麻耶 お披露目!!

この春、新橋演舞場・大阪松竹座に新トップスター桐生麻耶が登場! 第1部は、“祭り”を主題に日本の様々な和の踊りを魅せる『春爛漫桐生祝祭』。 フィナーレは劇場一体となる「桐生八木節」でOSKのパワーをお届けします。 第2部は『APPLAUSE(喝采)』をテーマに、桐生麻耶のトップスターお披露目と 新たなOSKの門出を祝う豪華絢爛なレビュー『STORM of APPLAUSE』。 「STORM(嵐)」のような喝采を受け、100周年へと向かうOSKにどうぞご期待ください!!

スタッフ

 
  第1部 春爛漫桐生祝祭
 
  作・演出・振付:山村友五郎
 
   
 
   
 
  第2部 STORM of APPLAUSE
 
  作・演出・振付:平澤智

キャスト

 
  桐生麻耶
 
  楊  琳
 
  虹架路万
 
  舞美りら
 
  愛瀬 光
 
  白藤麗華
 
  遥花ここ
 
  華月 奏
 
  翼 和希
 
  千咲えみ
 
  城月れい
 
   
 
   
 
 

他、OSK日本歌劇団

公式終わり

 第一部の作演出は宝塚歌劇団の大御所演出家植田紳爾さんのご子息で日本舞踊家の山村友五郎さん。笑いのシーンを入れたりで似た作風が感じられました。幕開きは新トップ桐生さんがすっくとした立ち姿で歌い始めて満開の桜の下全員が雅やかに舞い踊る。続いて京のお座敷風の舞台になぜかおこもさん親子が登場してしっちゃかめっちゃかの大騒ぎ。

ちょっと長すぎてくどすぎる感じ。続いてせり上がりで桐生さんが平将門風の姿で颯爽と登場最後は鬼神に扮して大暴れ。続くお祭りは「天神祭り」からか勇ましくにぎやかに、富山の風物詩「風の盆」を模したシーンはしっとりと最後は出身地にちなんで「八木節」を歌い踊り、トップ自ら客席に降りる大サービスを含め楽しく拝見。

二部は全編ダンス・ダンス・ダンスのシーンで夫々赤、白、黒、最後はブルーを基調にした装置や衣装はすっきりと、それに負けない出演者のダンス力も凄い。毎回感じるのは娘役でなく女役で男役もそれに負けない色濃さが伝統でここが宝塚と一番違うところ。女役さんが結構前面に出てきて芸名を呼び上げて顔見世させる場面までありびっくり。この作演出の平澤さんって確か宝塚出身者では?色んなジャンルから選んだ振り付け者のセンスも良かった。

新トップの桐生さん、2番手の時にはあまり思わなかったが結構歌唱力もあり、これから場数を踏めばお得意のダンスに加え鬼に金棒で大いに期待される。長身から繰り出すダンスはシャープかつダイナミックで言うことなし。特にフィナーレのジャズに乗った場面は振りも良かったし、彼女のセンスの良さが際立った。ただ髪の色が薄すぎてお顔の輪郭がぼやけているように感じるのはジジだけでしょうか。2番手の楊林さんはじめ桐生さんを支える熱気も凄く大成功の春のおどり2019でした。

松竹や近鉄に見放されても脈々と続くOSK精神を持ち続けて公演を続け、今日の復活振りは感動モノです。これから大阪も益々海外からのお客様が増え、夜のエンターテインメントの場が増えそうだから将来性はあると思う。

出演者の努力もあるが、お客層も出演者を応援する態度は暖かく濃いい。一定のOSKフアン層が支えていることは事実で出演者との交流に自由さがある。上手ければ途中からでも拍手や掛け声がでるしで何だか堅苦しいタカラヅカとはここが大違い。

最後は恒例の団歌とも言える「桜咲く国」を客席と一体になってピンクの傘を開閉して歌って幕。この日はおまけの抽選会があり桐生さんと幹部8名と司会者が再度現れ、開幕に至るまでのエピソードや桐生さんに望むこと等ユーモアたっぷりでトークのやり取りで、新トップさんを何とか盛り上げようという気持ちが伝わってきていいものでした。7月の南座公演や来年の大阪や東京での「春のおどり」の公演も決定とかでまずはメデタイ新トップさんの門出でした。皆さん見に行きましょうね。

 

 

 

 

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