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オバママジックはどこへ消えたか?

2010-01-18 07:27:08 | アメリカ政治
マサチューセッツ州 上院議員 特別選挙でお伝えしていますが、いよいよ19日火曜日に選挙が行われます。つい2週間前までは民主党候補が断然有利でしたが、最近の世論調査では大接戦になっております。

この一議席が非常に重い意味を持つので、オバマ大統領が急遽、本日マサチューセッツ州ボストンに駆けつけて選挙応援演説を行いました。

ハイチのニュースを観ていたのですが、応援演説の生中継に切り替わったため久しぶりにオバマの演説を聞きました。まず、驚いたのは、小さい大学のホール(収容2千5百人)が埋まっていない事でした。候補者はもちろん、応援演説にはテッド・ケネディーの未亡人、もう一人のマサチューセッツ上院議員のジョン・ケリーも来ておりましたが、寂しい風景でした。

肝心の演説の方ですが、出だしは調子が出ず、こちらがハラハラするくらいでした。何か名前も間違えそうな感じがあり、学芸会に出ている我が子を心配する様な心境になりました。途中で反対派とおぼしきヤジも飛び(途中退場せせられておりましたが)ほとんどが民主党候補者支持の聴衆なのに全然盛り上がりませんでした。さすがに最後は、スローガンを連呼して、何とかアップビートで締めくくっておりました。

気絶者続出の大統領選の演説風景とは隔世の感があります。

わざわざミッシェル夫人の46回目の誕生パーティーを袖にしての応援演説だったのですが、本人、民主党の意気込み程の盛り上がりにはなりませんでした。

ブラック マジック ニグロと言われた勢いは無くなり、ハーフ ブラックという事で、黒人の熱狂的な支持も過去のものです。(表現は際どいのですが、事実のなで悪しからず)テレプランプター(演説原稿が映し出される透明のスクリーン)を読んでいるのに、言いよどんだりして、心身の健康状態も心配になります。(一時、体重の激減が話題になっておりました。ハワイのクリスマス休暇のTシャツの写真も随分痩せておりました。)

これで民主党候補が落選しようものなら、オバマのスターパワーの凋落(既に、昨年11月のニュージャージー州知事選で証明されてはおりますが)、上院のスパーマジョリティーの喪失、と踏んだり蹴ったりになります。


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