JR東海を筆頭とする日本企業体は、本心でアメリカの高速鉄道建設に期待していのたであろうか?(ヨーロッパ等の競合相手も、どのくらい真剣かも知りたいものだ)(フロリダ州の高速鉄道計画中止 新幹線輸出に打撃の記事)
鉄道ド素人の私でも、いくら連邦政府の補助金(2009年の景気刺激策)がついていても、昨年からの政治状況と採算を考えれば、アメリカで高速鉄道が建設される可能性は、非常に低い事は分かっていた。(以前のエントリー)
フロリダの場合、事業費は33億ドル(約2700億円)。うち連邦政府から約20億ドル(約1600億円)の補助金が出る予定であったらしいが、年間の運用費だけで300億ドル(約250億円)も掛かるし、採算の見通しが立たなかったようだ。連邦政府からの補助金も条件付きで、建設、運営の中止をした場合、返還義務が発生する事も見逃せない。フロリダ州知事としては、いくら連邦政府から補助金を貰っても、採算見通しは暗いし、州の負担分でもっと有効な事が出来るとの判断のようだ。
日本的に考えて、連邦政府から補助金が出ることが決定しているので、建設されることについては全く疑っていなかったとも可能性が高い。前原外相も売り込みに行っているらしいので、大きな期待をしていたのだろうが、明らかにマーケティングのミスであろう。
これって、外務省の恥と言う事にはならないのであろうか?外務大臣による営業をトップセールスと言えるか微妙だが、一般企業だったら今頃トップを担ぎ出した営業は冷や飯を食う羽目になっているだろう。
元外交官が怪しい外交の専門家として活躍する日本であるが、現役も怪しいもんだ。前原外相だって、もっと他にやる事もあるだろうに。(これより大事な事は、アメリカの誰ともどことも話さえ出来ない可能性もあるが、それはそれで、もっと問題である)
鉄道ド素人の私でも、いくら連邦政府の補助金(2009年の景気刺激策)がついていても、昨年からの政治状況と採算を考えれば、アメリカで高速鉄道が建設される可能性は、非常に低い事は分かっていた。(以前のエントリー)
フロリダの場合、事業費は33億ドル(約2700億円)。うち連邦政府から約20億ドル(約1600億円)の補助金が出る予定であったらしいが、年間の運用費だけで300億ドル(約250億円)も掛かるし、採算の見通しが立たなかったようだ。連邦政府からの補助金も条件付きで、建設、運営の中止をした場合、返還義務が発生する事も見逃せない。フロリダ州知事としては、いくら連邦政府から補助金を貰っても、採算見通しは暗いし、州の負担分でもっと有効な事が出来るとの判断のようだ。
日本的に考えて、連邦政府から補助金が出ることが決定しているので、建設されることについては全く疑っていなかったとも可能性が高い。前原外相も売り込みに行っているらしいので、大きな期待をしていたのだろうが、明らかにマーケティングのミスであろう。
これって、外務省の恥と言う事にはならないのであろうか?外務大臣による営業をトップセールスと言えるか微妙だが、一般企業だったら今頃トップを担ぎ出した営業は冷や飯を食う羽目になっているだろう。
元外交官が怪しい外交の専門家として活躍する日本であるが、現役も怪しいもんだ。前原外相だって、もっと他にやる事もあるだろうに。(これより大事な事は、アメリカの誰ともどことも話さえ出来ない可能性もあるが、それはそれで、もっと問題である)
この記事、経済面ではトップでした。しかしながら私自身、これの産業界への「打撃」というのがさっぱり判らないんですよ。既に工場を建てた、とか、アメリカの基準に合致するように日本で多額の投資をした、というのであればわかりますが、当の会社自身がそんなに勢いこんでやっていないな、というのがこの資料で判ります。
http://www.hitachi.co.jp/IR/library/presentation/100329/100329.pdf
要は、「みんながやるならやるけどね」という感じですね。海外メーカー(Siemens、Alstomあたり)と話しても、「まあやると言ったらやるしやらないと言ったら仕方ない」という当たり前の立場でした。別の方のブログでも同じような記事がありました(私の知人、少しコメントも書きました)。
http://www.ladolcevita.jp/blog/global/2011/01/post-365.php
まあ実業界のことなど判っていない政府の連中が何を売り込んだかは良くわかりませんが、あれなら「俺でもできる」という思いになり、非常に複雑ですね。
企業連合が前原外相を担いだのか、外務省が無理矢理やりたかったのか、どっちにしろ意味不明です。
日立は、アメリカに関してはしらけてますね。JR東海としてやりたかったのかなー?
経済面のトップだったという事を知り、愕然としております。
新幹線の売り込み先としては、懸命な選択だと思います。
今更、土地買収などを民主的にやっていたら新幹線なんか出来そうにありません。