YS Journal アメリカからの雑感

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hickok45

2017-04-11 06:29:26 | 雑記
3月上旬に CPL (Concealed Pistol License:ピストル所持許可証) を取得した。アメリカ市民もしくは永住権保持者で犯罪歴や精神病歴が無ければ、講義を一日受けて申請をするだけだ。総費用は講義、申請料わせて $300 程度だ。(ミシガン州の場合)

厳密に言うと CPL とピストル購入とは直接関係ないのだが、購入申請用紙に記入が必要だったりする。もっと言うと、Open Carry つまり、Conceal しない(隠さない)で見えるようにピストルを携帯すること自体に規制はない。(ピストルの持ち込み自体に制限がある場所(学校、シアター、スタジアム等々)が多いが)

CPL 取得目的が購入を前提にしていたので、俄然その気になり、調べているうちに行き当たったのが、ユーチューブセンセーション hickok45 である。

このおじさん、兎に角、楽しそうに撃ちまくる。元英語(アメリカなので国語?)の先生であり、雰囲気自体は穏やかな上にピストル、製造メーカーの歴史や背景や、個人的な思い出など蘊蓄を語るので深みがある。銃世界であるアメリカでさえ、銃器を所有する権利(合衆国修正憲法第二条)に関して正しく理解してない人のだが、実情は、彼の様に安全に細心の注意を払ったうえで権利を行使し射撃の腕を磨き、楽しんでいる人がほとんどである。

さて、購入の方だが、ある程度候補を絞った段階で、自分が初心者である事と実際に使ってみない分からないと思い、ピストルの試射を含めた一時間の個人レッスンを受けた。候補は Sig Sauer 320, Walter PPQ, Smith and Wesson M&P 2.0 の三つで Caliber は全て 9mm。

先ず、グリップ、スタンス、照準との基礎中の基礎を教えてもらった。ピストルばかりでなく射撃もユーチューブで研究していたので、それなりに様になっていたようで、講師に褒めてもらった。レッスンは候補のピストルをローテンションで撃ちながら進んでいった。

レッスン前の本命は Walter PPQ だったが、Smith and Wesson M&P 2.0 が握った感触と着弾の正確性が一番良かった。やっぱり、道具は実際に使ってみないと分からない。(このレッスン終了時で総発射数710発)

レッスン後、Smith and Wesson M&P 2.0 に絞って気持ちを固めていった。

その中で一番影響されたのが hickok45 のレビューであった。



彼は、自他ともに認める Glock ファンであるのだが、このビデオの最後の方で、もし、真っ新な状態で Striker-Fired ピストルを購入するなら、Smith and Wesson M&P 2.0 かもしれないと言っている。これがダメ押しとなった。

パッケージにはマガジンが二つしか入っていないので一つ追加して、税金等を入れて、$591.48。

既に500発撃ったのだが、腕はなかなか上がらない。(生涯発射数1,200発になったが、まだまだド素人の域。扱い自体は慣れてきたが、音や衝撃に対して気持ちが強張っている感覚が抜けない)

ゾンビ襲来に備えて鍛錬していく心意気なので、ユーチューブや本で研究を重ねている。(上達に時間は掛かるが結果的に身に着くと思う)目標は何らかの競技会への出場だ。(練習方法、競技参加意欲ともに、気分的にはゴルフと一緒。)一方で、物欲的な刺激もあり、いろいろなタイプや Caliber を所有してみたい気もするが、取り敢えず封印。

練習用の銃弾は一個20セント程度だし射撃場も一時間20ドル位なので、ピストル持ち込みで撃つだけならゴルフに比べて高くはない。でも、両方やるのは時間的にも経済的にも厳しいかも。


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