YS Journal アメリカからの雑感

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Going-Out-of-Business Sales

2011-07-23 07:11:43 | 雑記
Boarders 清算が決定したので、昨日から Going-Out-of-Business Sales(倒産在庫処分セール)が始まった。

家内が2枚で合計 $20 分のギフトカードが持っていた事、娘達が Selena Gomez の最新 CD を欲しがっていたので、上の娘と、のこのこ、近所のお店に行ってみた。駐車場に入る時から車が多く、入り口の上には準備良く "Going-Out-of-Business Sales" の横断幕、店内は人でごった返していた。

しかし、お目当ての CD は無く、手持ち無沙汰で帰って来た。

このセール、いつ終わるかわからなので、夕食後、一家総出で、ギフトカードを使い切る決意で再度、突入。結局、お目当ての本もなく、仕方なく、子どもが、それなりに欲しがる本と自分の本を1冊買って帰って来た。結局、足が出てしまった。

セールと言っても10-40%引きで、ちっとも安くない。(Willy さんが、"Borders 清算へ" エントリーでコメントされていた通り)店内の検索用コンピューターはダウンしているし、店員も整理などしないので、CD などは段々と配列も滅茶苦茶になりつつあり、お目当てを探す事すら困難になりつつある。

私の買った本は、"THE BIG SHORT" のペーパーバック、昔から気にはなっていたし、入り口で平置きになっていたので、思わず手に取ってしまった。Borders での価格が、30%引きで $11.16 (定価は、$15.95)。帰宅して調べてみると、Amazon で $8.68、Kindle 版は $7.17(!) なので、思いっきり損をしている。

バーゲンを期待してフラフラ行ってしまった軽薄な自分を棚に上げ、裏切られた思いだけが残った不完全燃焼で、Boarders との関係は終焉を迎えた。

"Going-Out-of-Business Sales" は、安売りではなく、Borders への郷愁を確認するための、ご近所のイベントであった。(値段は結局の所余り関係無いのであろう)

で、こんな機会が無ければ、気になりながらも購入する事の無かった "THE BIG SHORT" であるが、Michael Lewis のカジュアルなファンなので、内容は何と無く知っていた。リーマンショックの1年程前から、少数の人々が住宅ローンバブルの崩壊を予想しており、更にその少数のうちの極一部の人が予想に基づいて行動(Big Short)をしており、その辺の事情が書いてある。(のだと思う)プロローグで、Meredith Whitney、続いて John Paulson、そして今回初めて知った Meredith Whitney の Oppenheimer 時代の上司で、彼女が尊敬しているとしている Steve Eisman の名前が挙がっているので、期待に違わず、面白そうである。

うーむ、でもこれじゃあ、イソップ物語「すっぱい葡萄」の裏返し的言い訳だなー。

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