YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

The Interview

2015-01-04 00:41:42 | 映画
金正恩第1書記暗殺を描いたコメディ映画を制作したソニー米映画子会社ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)へのサイバー攻撃は、北朝鮮の犯行と FBI が断定し、オバマ大統領は経済制裁の大統領命令に署名をした。

但し、北朝鮮は関与を全面否定しており、解雇された元社員によるハックという噂もある。

公開中止宣言、相変わらずノリの軽いオバマの公開を鼓舞するコメント後に公開を決断したりして、ソニーの右往左往振りには、目を覆うばかりだ。

北朝鮮が映画侵入阻止に躍起になっているニュースもあるし、FBI、ホワイトハウス、北朝鮮、その上、中国、ロシアの関与も取り沙汰されているが、映画の内容からすると、個人的には解雇された元社員のハックの方がずっと収まりが良い。

もし、サンバー攻撃騒動がなければ、正当な泡沫二流コメディとしての運命を辿っていたであろう。迷作 Hot Shots! とは出来が違う。

あらすじは、金正恩がアメリカで人気の芸能インタビュー番組の大ファンであり、出演を承諾する。番組作成の為、司会者とディレクターが北朝鮮に招待される。CIA は、この二人に金正恩暗殺を強要する。ドタバタ喜劇が展開した後、最終的に金正恩が爆殺され、北朝鮮に民主主義の兆しが訪れるという顛末である。

何箇所か笑える場面はあるのだが、数の数え方が日本語だったりするシーンとか、アジアの国々を区別出来ない勘違い系入っていたりして、低予算振りを暴露している。

映画は論外、ソニーの対応はお粗末、調査不完全な状態で経済制裁までやっちゃったオバマ政権は時期尚早で拙攻、実際に起こっている事の方がパロディの様相を呈している、何とも不思議な国際紛争である。

言論の自由を守るという、近所の良く行く映画館の心意気で、入場は無料、いつものラージコーラ、ラージポップコーンのコンボ #1 が$10.75。

日本での公開がどうなるのか知らないが、タダじゃなければパス。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿