YS Journal アメリカからの雑感

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冷泉彰彦 Part2

2009-11-05 08:35:24 | アメリカ政治
オバマはアフガンで軍国主義に豹変したのか?を読んであまりに分析が変なので、思わず自分の意見を送ってしまいました。

いつも冷泉さんレポートを興味深く読まさせていただいております。

今回のレポート「オバマはアフガンで軍国主義に豹変したのか?」では、分析が間違っていると思ったので、メールさせていただきました。

1、まずワールドシリーズの件ですが、いくらメディア演出か巧みでも深読みし過ぎです。アフガンでの戦死者が増えている事もあり、それなりに敬意を表するという以上のものではないと思います。

2、ドーバー空軍基地訪問については、18年続いた取材の規制を甘くした上、わざわざ報道陣を引き連れていく意味は、メディアスタント以外何も無いと思います。突然の訪問だったため帰還戦没者18人の家族のうちたったの1家族しか撮影に応じていない事実もあります。

3、オバマ大統領は健康保険改革や炭素税等で今後山場を迎える議会のスムーズな運営のために、アフガン問題を嫌う民主党左派を刺激したくないので、アフガンの戦略決断を必要以上に引き延ばしています。その上、軍におもねるために中途半端な増兵という最悪の決断をしそうなのです。よってその覚悟を決めるために戦没者帰還に立ち会うという分析は整合性がありません。ナルシストのオバマ大統領が自己満足のために行ったと単純に思う方が腑に落ちます。

オバマ大統領は、特にアフガン問題では非常に厳しい現実にやっと直面しつつあるのだと思います。そして結局有効な決断が出来ない事が明らかになりつつあると思います。心配しなくてもオバマ大統領は絶対にダークサイドへは行きません。故に軍を不利な立場に追い込み、結果的に死者を増やす事という不幸な方向へ行きそうです。

オバマ大統領は極論すると革新左翼理想主義者です。一般的に革新左翼理想主義者は現実的実務はなく発言は矛盾したもののなります。人々はオバマの詭弁、嘘、能力不足に気がつき始めております。それが証拠に、保守勢力の巻き返しが勢いを増しています。冷泉さんはオバマに好意的だとコメントもされているくらいなので、分析もオバマ大統領に好意的ですし情報源も左寄りのものが多い感じがしまので、この辺の流れを見逃していると思います。


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