五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

朝火事

2014年06月30日 | 日々のつれづれに
今朝、連続テレビ小説「花子とアン」を見ていたら、防災無線が火事を告げました。
二階のベランダに上がってみると、通りを隔てた向かい側の方角から黒い煙がもくもくと上がっているのが見えました。

距離にして数百メートル、といったところでしょうか。
近くに親戚の家もあるので、心配になって出かけて行きました。

現場に近づくまでにサイレンが鳴って消防車が何台も駆けつけてくるのがわかりました。
場所はスーパー・マーケットの駐車場に隣接した民家(あとで聞いたら一人暮らしの方だとか)で、私が着いたときには消火作業の真っ最中で、最初激しく立ち上っていた火はだいぶその勢いが弱まってきていました。

私の親せきの家からは3軒ほど離れた場所で、件のおばさんは火事があったことも知らずに(サイレンが鳴ってうるさいなと思っていたそうです)、朝食の後テレビを見ている最中でした。

何はともあれ、大ごとにならずに済んでよかったです。
おばさん(高齢!)の家で、エアコンの付け方と電話の子機の使い方を教えて(以前にも教えたのですが、忘れてしまったようで)、ちょっと世間話をして帰ってきました。

夕方、おばさんの息子からお礼の電話がありました。


冒頭の写真について

近所の火災ですので、カメラを持って駆け付けるというわけにはいきません。
それで、裏の畑で撮ったテントウムシの写真でお茶を濁します。

マクロレンズを持ってなかったので、標準ズームでいい加減に撮りましたが、結構きれいに撮れていてびっくり。
もちろん、トリミングをしていますけど。

グランドゴルフ大会

2014年06月29日 | 新米組長
体協支部主催のグランドゴルフ大会が開催され、私は八乙女公民館の役員としてお手伝いに行きました。

明け方まで降り続いた雨で開催が心配されましたが、朝6時前にはすっかり上がり、陽ざしも射してきて絶好のグランドゴルフ日和となりました。(というには写真でお分かりのように、試合会場の河川敷はずいぶん暑くなりました)


参加人数は46名、それを10のグループに分けて試合を行いました。
参加者はベテランの方ばかりで、ものすごいスコアでの上位争いとなりました。


優勝者のスコアはトータル40。
合計20ホールでの争いですから、1ホール平均2打という驚異的なものでした(うち、ホールインワンが3回!)。
スコア上位の方は、秋に行われる県大会に、町の代表として出場することになっています。

全国的には雨に降られた日曜日でしたが、天気に恵まれて無事に大会を終えることができてホッとしました。

圏央道の綱引き

2014年06月28日 | 日々のつれづれに
圏央道、ひらく黄金の道 部分開通、大きな期待と建設費[6月28日付、朝日新聞デジタル]
東名高速と中央道、関越道が今日部分開通しました。
埼玉、群馬などの「山なし県」(もちろん山梨県もそうですが)から海に来てもらいたい神奈川県と、逆に世界文化遺産登録で盛り上がる富岡製糸場や温泉に、を経由しないで来てほしい群馬県との間で、観光客の奪い合い(というか誘致合戦)の綱引きが行われるようです。

これまで山梨から神奈川への直接のルートは、中央道河口湖から東富士有料道路を通って須走ICから御殿場へ抜けるルート、八王子ICから八王子バイパス・国道16号を通って相模原へのルートくらいしかなかったので(相模湖ICで下りるルートもありますが)、圏央道で八王子JCTから海老名まで約17分で行けるようになるということは、ずいぶん便利になると思います。

中日本高速は今回の開通でできた経路を、二つの世界遺産を結ぶ「新ゴールデンルート」と命名。富岡製糸場と富士山を1日で観光できる、と宣伝するそうですが、そんな観光をする人なんかいるもんか!とひそかに思っています。
まあ、わかりやすいことはわかりやすいですがね。

RAW現像

2014年06月27日 | デジイチのおけいこ
デジイチ(デジタル一眼レフカメラ)で写真を撮った時に、RAWファイルという形式で保存しておくと、あとで色々な画像処理が行えて便利です。

写真は私が使っている「View NX 2」という画像管理ソフト。
主に、デジカメで撮影したデータをパソコンに取り込むために使っているニコン製のソフトウエアです。

元々P520というコンデジに付属していた無料ソフトで、最新のバージョンにアップグレードして今のデジイチでも使っています。
写真はデジイチに付属していたディスクで、これは全く使用していません。

この「View NX 2」にRAW現像の機能があるということは、デジイチの取扱説明書を読んで初めて知りました。
ちなみに、RAWファイルを様々に加工することをRAW現像を行う、というそうです。

デジイチのホワイトバランスや露出補正、ピクチャー・コントロールなどの変更が簡単に行えますので、間違った設定で写真を撮ってしまった場合などの修正に威力を発揮します(って何とレベルの低い話、でも事実だから仕方ない)。

普通のレタッチソフトであるPhotoShopなどでも修正はある程度可能ですが、JPEGファイルを修正するとどうしても画像劣化が起きてしまうので(不可逆圧縮を行っているからですが、詳細は省略)、RAWファイルを使うことは大きなメリットでもあるのです。

「View NX 2」の上位ソフトとして有料の「Capture NX 2」というソフトがあり、これは部分的な修正(レタッチといいます)やトーン・カーブでの修正などプロ用とでもいうべき色々な機能を持っていますが、私のような初心者は「View NX 2」で十分ですね。

実はメーカーからのメールにより昨日「Capture NX-D」というソフトのベータ版の存在を知り、インストールしたばかり。
まだ使いこんではいないのですが、「View NX 2」にはない機能が無料で使えるとのことで、今後が楽しみです。

また、ニコンの新しいフルサイズのデジイチ「D810」が発表され、同時に「Capture NX 2」のバージョンアップ終了がアナウンスされました。
ということは、「D810」は「Capture NX 2」には未対応ということらしいのです。

「Capture NX 2」は上級者の間では有名なソフトらしく、ネットでは「Capture NX 2に対応しないならD810は買わない」という声もあるようです。なんか本末転倒のような気もしないではありませんね。

以上、私が持っているニコンのソフトについて書きましたが、キヤノンには「DPP」、ソニーにも「Image Data Converter」という専用ソフトがありますし、Adobeという会社が出している「Photoshop Lightroom」のようなメーカーを選ばない汎用ソフトもあります。

ひとつ注意をしておきたいのは、RAWファイルは通常のJPEGファイルと比べるとかなり(10倍以上でしょうか)ファイルサイズが大きいので、書き込める枚数が少なくなってしまう、あるいは連写の時の最大枚数が少なくなってしまうというようなデメリットもあります。
ですからこのことを理解したうえで、お使いいただく必要があります。


鉄道員(ぽっぽや)

2014年06月26日 | 日々のつれづれに
舞台は北海道道央あたりにある(と思われます、いずれにしても架空の)幌舞という駅、かつては炭鉱の町として栄えたこの駅も今はいつ廃止になるかわからない運命にあるローカル線の終着駅。

幌舞駅の駅長である主人公・佐藤乙松(高倉健さん)は定年間近、仕事一途でやっと授かった長女をすぐに失い、妻にも先立たれ孤独な生活を送っていました。

そんなある日、彼の前に鉄道好きな女の子が現れます。
そして小さな奇跡が起こるのです。

と、このくらいにしておきましょう、ネタバレしてしまいますので。

今日見たDVD「鉄道員(ぽっぽや)」は以前入手してから見ることもなく、DVDケースの中に入っていました。
映画が公開されたのが1999年ですから今から15年ほど前の作品。DVDをいつ手に入れたのかも覚えていないくらい昔の話。
私はタイトルを見るたびに「駅・STATION」とか「海峡」と混同してしまい、またてっきり見たものだとばかり思いこんでいたのですが、今日が初めてでした。

主人公が定年を迎えるこの年に見たというのも何かの縁を感じます。
若い時からの友人が正月のご馳走を持って駅を訪れ互いに「乙さん」「仙ちゃん」と呼び合いながら定年後について語り合い、酒を酌み交わすシーンなどは、わが身に置き換えて思わず見入ってしまうものがありました。

また、「仙ちゃん」を演じた小林稔侍さんの最後のセリフは思わず泣けてしまいます。
こちらもネタバレになるので書きませんが、興味のある方はぜひDVDでご覧ください。

高校野球山梨県大会の組み合わせ決まる

2014年06月25日 | がんばれ!駿高野球部
全国高校野球選手権山梨県大会の組み合わせ抽選が行われ、駿台甲府チームは来月22日(火)の第一試合(二回戦)で甲府商業と戦うことになりました。
場所は富士北麓球場、ともに小瀬球場の近くにグランドを持つ両校が、なぜ富士山のふもとまで試合をしに行かなければならないのかわかりませんが、これもくじ運なのでしょうか。

選手も大変ですが応援に行く生徒や父兄はもっと大変かもしれません。

息子の現役時代、駿台甲府の北鹿での成績はあまり芳しいものではなかったような気がします。
勝ってウキウキとした気持ちで帰ってきた思い出があまりありませんから。

緒戦まで残り一か月、選手諸君は、特に三年生は最後の大会なので悔いの残らないように練習をして大会に臨んでいただきたいと思います。
がんばれ!駿台甲府チーム。

定期検査

2014年06月24日 | 一病息災
定期検査で大学病院に行ってきました。

東京の病院から移って3回目の検査、前回変更した薬が効いたのか、数値は改善されていてホッとしました。
体重も数キロですが減っていて、先生いわく「体重が減ったことで色々な数値に良い影響が出ている」。

大学病院は毎日毎日大勢の患者さんを受け入れているのですが、その中では火曜日という日は患者の少ない日なのだそうです。
土日の後の月曜日が多そうというのは想像が付きますが、週の半ばの火・水・木というのは患者さんも少ないのでしょうか。
そうはいっても、いろいろな科から集まってくる採血場(語呂が良くない)などは「大盛況」でしたが。

東京の病院に比べて優れているのは会計のところですね。
東京ではファイルを持って会計に提出し計算してもらうのに随分と時間がかかりますが、ここではあらかじめ計算する情報が受付に届いているのか、あまり待つこともなく自分の番号が表示板に表示されます。
あとはATMのような端末(3台あります)の前で診察券を読み込ませれば、現金でもクレジットカードでも簡単に支払処理をすることができます。
もちろん、窓口で支払うこともできますが、慣れてしまえばこちらの方がはるかに簡単。

次回は6週間後。
東京の時に比べ検査の間隔を短くしてもらっていますが、この程度の方が自分としてもいいかもしれません。


気になる放送

2014年06月23日 | 日々のつれづれに
役場からの防災無線による放送。
朝の放送は、議会開催の連絡や町主催のイベントのお知らせなどが主体です。
また、午後三時には小学校の下校時に合わせて、家までの撮り道での交通安全などの呼びかけを行います。

この二つは定期的な放送なので別に問題ありません。
下校の案内などは、毎日決まった時間なので時計代わりといってもいいくらい。

しかし、今日は定期ではない放送がありました。
町内のお年寄りが、朝から家を出たきり行方不明になっているという警察からの放送。

午前中晴れていた天気も午後からは急変、強い雨が降りだしてきたので、不明の方が少しでも早く見つかればいいと思っていました。
しかし、「見つかった」という連絡は無く、逆に夜の8時を過ぎた時にやはり不明者を探す内容の放送がありました。

この天気の中、雨に打たれていなければいいが、という思いがします。

詳しい事情は分かりませんが、認知症などで行方不明になってしまうお年寄りは年間で数千人にも及ぶそうです。
もちろん、見つかった人を除いての数字だそうで、深刻さがうかがえます。

ドライBOX

2014年06月22日 | デジイチのおけいこ
横浜の友人が訪ねてきて、一緒に中古品ショップやカメラ店に行きました。
で、写真のドライBOXを購入しました。

時まさに梅雨の盛り、家の中の湿度はかなり高いので、湿気を嫌うカメラやレンズをしまっておくためのプラスチックのケースです。

当初は普通の衣装ケースの適当なサイズのものでいいやと思っていたのですが、気密性を考えるとやはり専用とうたっているものがいいだろうと思い直し、友人の勧めにしたがって買いました。

容量27リットルで2,970円(税込)。

百均ショップで買っておいたケース内を区切るための仕切りを入れ、カメラとレンズ、そして届いたばかりのスピードライトを入れました。
まだ余裕があるのは、これを写しているコンデジとこれから買うかもしれない交換レンズを入れるため。
でもまあ、これだけの空きがあればこの先私には十分でしょう。

さすがにカメラ店で売っている品物だけあって湿度計が付いています。
シリカゲルをしこたま入れて、数時間置いてみましたが針はしっかり「WET」のまま。

安いシリカゲルを購入したからなのか、湿度計は単なる気休めなのか。
そのあたりに放っておくよりは多少なりとも効果はあるかもしれませんがねぇ。

マンゴー嫌い

2014年06月21日 | 日々のつれづれに
テレビで夏らしいスイーツの特集などに必ず使われるマンゴー。

今から三十何年前、初めて訪れた沖縄のホテルで初めて食べて以来、私は好きですが家内は大の苦手。
何となく「夏のスイーツ」→「マンゴー」→「女性に人気」のイメージがありますが例外もいるようです。

独特の匂いがダメのようで、ですから我が家の食卓には一切乗りません。
私もどうしても食べたいというほどではないので別にいいのですが、そういう目で見てみると家内はずいぶんと偏食気味(というか、食べれないわけではないが、できれば食べたくないというものが多い)ですね。

マンゴーの他にはアボカドも嫌い。
ですから食卓には最近登場しません。
彼女には青臭い匂い全般がダメなのかもしれません。
少し柔らかいところをわさび醤油で食べると、下手なマグロなど及ばないような味なのですが。

ソースといえばデミグラス系を中心に大概のソースが嫌い。
どちらかというと、お店で食べ物に掛かって出てくるのが許せないらしく、自分で好きなものを掛ける分にはかまわないというのですから、ある意味ワガママなだけの気もします。
外食のメニューでも、始めからソースがかかっているものはほとんど選びませんし。

それでいて、焼きそばに掛けるソースは調味料だからか問題無し、だそうです。

家内と一緒に生活をするようになって三十二年ほど経つわけですが、すっかり家内の好みに馴らされてしまっています。
落ち着いて考えてみると、「そういえば、○○○はずいぶん食べてないなあ」というものが他にもあるかもしれません。

それを思い出させないのも主婦の腕、ですか?

自分たちのサッカー

2014年06月20日 | 日々のつれづれに
予選リーグの第二戦、ギリシアとの戦いはスコアレス・ドローという結果に終わり、日本はここまで勝ち点1。
同グループのコロンビアの6(すでに予選リーグ突破確定)を除くと3のコートジボアール、同じく1のギリシアとの三つどもえの戦いの決着は第三戦まで持ち越されることになりました。

第三戦で日本がコロンビアに2点以上の差を付けて勝ち、コートジボワールが引き分ければ日本がグループ2位となって決勝トーナメントに進出することが決定します(ギリシアが勝った場合には日本との得失点の結果になりますが、その場合には日本が若干優位)。

ですからまだ可能性は残っています。
ただし、あくまでも数字の上の可能性です。

これまでの日本チームの戦いから見て、2勝しているコロンビアに2点差の勝利は難しいでしょうし、コートジボワールとギリシアとの戦いもコートジボワールの勝利の可能性が高いようです。

まあ、冷静に考えれば今回のW杯は「終わった」感じがしないでもありません。

「そんな弱気でどうする!最後まで戦うんだ!応援するのだ!」
それはまあそうですが...。


ところで第一戦以降よく記事になっていたのが「自分たちのサッカー」という言葉。
日本が日本らしい戦いをすれば、あるいは自分たちの持てるものをすべて出し尽くせば、必ず決勝トーナメントに進める、という言葉、新聞や放送、ネット上でもサポーターや解説者などが盛んに口にしていました。

確かに第二戦は前の戦いに比べてボールのキープ率も高く、パス回しもうまくつながっていましたし、心配された守備陣もGK川島を中心として無得点に抑えました。
「自分たちのサッカー」はある程度で来たのではないかと思いました。

でも結局0対0。
あと一歩、ゴールを挙げる決定力(不足していることは以前から指摘されていました)の無さがここでも露呈してしまいました。

これもまた「自分たちのサッカー」なのでしょうか。

また相手選手のレッドカードで11人対10人の「数的優位」に立ったことも、結果としては相手の守備陣を堅くする(引き分け狙い)ことになって、「自分たちのサッカー」の攻撃力では得点を挙げることができなくなった一因にもなった気がします。

繰り返しますが、選手は一所懸命に「自分たちのサッカー」をしましたが、日本の実力的にはギリシアに及ばなかったということでしょう。

W杯のレベルは我々の想像をはるかに超えたレベルになっていた、それがFIFAのランキングで日本が過去最高の9位から現在の46位に下がった理由なのかもしれません。(ちなみに46位はW杯参加国中29番目、コロンビアは8位、ギリシアは12位、コートジボワールは23位です-すべて6月時点)

W杯直前の試合に連勝したことで、選手も監督もサポーターの私たちも皆「決勝トーナメントに行ける」と思いこんでいなかったか?
「自分たちのサッカー」をすれば優勝さえ狙える、なんて思いあがっていなかったか?

「自分たちのサッカー」以上のサッカーをやらなければ決勝には進めない。
そのくらい世界との差は広まってしまった。

あと一試合残ってはいますが、W杯が終わったらもう一度謙虚に日本の「立ち位置」を確認し、どうすれば決勝トーナメントに進出できるチームを作ることができるかを真剣に考える必要があるでしょう。

そのためにも選手の皆さんには25日のコロンビア戦に全力で取り組んでもらいたいと思います。

と、エラそうなことを書いてしまいました(熱から覚めた一サポーター)。

1998年のLMP1

2014年06月19日 | ミニカー
今回は1998年のル・マン24時間レースに参戦したポルシェLMP1を取り上げます。

この年は、ポルシェのワークスチームがポルシェ911GT1を擁してル・マンで総合優勝を果たした最後の年(2014年時点)となるのですが、同じ年ヨースト・チームが2台のポルシェLMP1をエントリーさせています。

1996年、1997年と二年連続してル・マンを制したヨースト・チームですが、1998年は911GT1に力負けし、三連覇はなりませんでした。
そのせいか、華々しくワン・ツー・フィニッシュを飾った911G1の影に隠れて地味目なLMP1ですが、プロトタイプ・カー大好き人間の私としては放っておけず、表彰台を獲得できなかったにもかかわらず2台とも揃えてしまいました。

LMP1は2台エントリーされ、カーナンバー7には前年度優勝者のミハエル・アルボレートとステファン・ヨハンソン、それからヤニック・ダルマスの3選手が登録されていました。いわばこちらが本命マシンで予選9位。

F1ドライバーとして有名なイタリア人のアルボレート選手はティレルとフェラーリで5度の優勝を果たしています。残念ながら2001年にアウディの練習中に事故死してしまいました。

日本で開催されたF2など多くのレースに参加して知名度の高いヨハンソン選手(ヨコハマタイヤのCMにも出たことがあるとか)は、シャドウ、トールマン、リジェ、ティレルなど多くのF1マシンをドライブし、フェラーリ時代はチームメイトだったこともあります。しかし、それぞれのマシンの戦闘力に恵まれず、2位4回、3位8回にとどまりました。ル・マンではポルシェの他マツダのクルマにも乗っています。

またダルマス選手はF1の経歴こそ2レースしかありませんが、ル・マンではプジョー905で1991年に、ダウアーポルシェで1994年に、そして1995年には関谷正徳選手とともにマクラーレンF1-GTRで優勝しています。



一方の8号車にはジェームズ・ウィーバー、ピエール・アンリ・ラファエル、デヴィッド・マリーの3選手がドライブし予選20位。7号車のドライバーに比べて知名度は落ちるとはいえ(私だけ?)、例えばウィーバー選手はマツダや日産のマシンに乗ってル・マンに参戦していますし、1985年にはポルシェ956(キヤノン・ポルシェ)を駆って総合2位に入っています。

またフランス人のラファエル選手はマクラーレンF1-GTRで多くのレースにも出ており、1992年のル・マンにはトヨタTS010で総合2位に入っています。私が何年も探している1987年総合3位のクーガーC20というクルマをドライブしていた人でもあります。

ついでに言っちゃうと、米国人のマリー選手はポルシェのツーリング・カーレースが主体のようで米国内のレースに数多く出場しています。

決勝レースでは、7号車が107周で、8号車が218周でそれぞれリタイヤしてしまい、良い成績を収めることができませんでした。
マシンをご覧になればお分かりの通り、こちらのLMP1もモービル石油のサポートを受けており、ポルシェ911GT1とほぼ同じカラーリングとなっています。、

ヨーストはこの年を持ってポルシェと別れ(喧嘩別れしたわけではないようですが)、同じフォルクス・ワーゲン・グループのアウディと契約し、翌1999年からR8R、R8Cで参戦します(R8Rが総合3位)。
そして、2000年から今に続くアウディの黄金期を築くのです。

が、ヨースト・チームの活躍についてはまた別の機会に年代を追ってまとめることにしましょう。

一方のポルシェは1998年をもってル・マンから撤退し、今年久しぶりの参戦を果たしました。
総合優勝はアウディに阻まれたとはいえ、レース終盤に首位を走るなど今後に可能性に期待を持たせる走りを見せました。
来年のル・マンが今から楽しみではあります。

※モデルはトロフュー製、1/43スケール。

トロフュー製のミニカーはケースの形状が独特(というか大きい)なので、狭い陳列棚を占有してしまう困りものです。


魚のつかみどり大会

2014年06月18日 | 日々のつれづれに
公民館の夏のイベントで、今年も魚のつかみどり大会を行うことになりました。
期日は8月3日(日)、芦川の新田橋(しんでんばし)という橋の下でマスを放流し、親子に手で捕まえてもらい、獲った魚を焼いて食べたり、婦人部が作ったカレーライスなどを味わってもらおうという催しです。

公民館の主事(事務局)として、イベント開催にあたり色々な仕事があります。
まず、河川を管理している県の建設事務所に河川敷と河川の使用届を提出し、了解(回答書)をいただきます。
合同庁舎内にある地区の事務所に使用届を持参し、回答書をいただきました。

次にその河川の漁業権を持つ漁協に漁場使用申請書を送ります。
こちらは事前に漁協に電話したあとFAXを送りました。

引き続き、いつも懇意にしている養魚場の方に、こちらもFAXでマスの注文(30キログラム)を行いました。

ここまでやると、あとはイベントの呼び込みチラシを作成して回覧板に入れて各戸に連絡することと、一週間ほど前に役員さんを招集して具体的な進め方の打ち合わせをやることが残ります。

こちらの方は今月中くらいに準備を終えればスケジュール的には間に合いそう。
主事としては初めてのつかみどり大会ですが、何とか先が見えてきました。

一太郎ビューワ

2014年06月17日 | 私のPC
一太郎といえばLotus1-2-3と並んでかつてはビジネスソフトの定番と言われていたソフトウエアです。
その後Word、Excelのいわゆるオフィスソフトが普及してあまり見かけなくなりましたが、それでも使い続けている人はいるのでしょう。

今やっている仕事で、原稿の入稿を電子データでお願いした一人が、USBメモリに入れて持参したデータが一太郎のファイルでした。

最初、[.JTD]という拡張子に「?」となりましたが、すぐに一太郎ファイルと判明。
Wordなら直接一太郎ファイルを読み込む機能があるらしいのですが、私の持っているのはWord互換のソフトのため、そのままでは読み込むことができません。
もちろん、一太郎を持っているわけもなくどうしようかと思いましたが、ネットで調べて行くうちに、一太郎を供給しているジャストシステムが作っている無料のビューワソフトがあることを見つけました。
それがこの「一太郎ビューワ」です。

詳しい説明はジャストシステムのサイトか「一太郎ビューワ」で検索してご覧いただくとして、単に一太郎ファイルの中身を表示したり印刷する目的ならば一太郎を買わずとも、このビューワを使うだけで十分、今回の目的にはこれがまさに「ジャスト」な選択でした。

インストールはとても簡単、私のPC(OSはWindows8.1)でも問題なく例のファイルを開くことができました。
あとは全体をコピーしてWordに貼りこむだけ、無事に版下ファイルを完成させることができました。

それにしても、この「一太郎ビューワ」、私のようにときどき一太郎ファイルを開く必要に迫られる人のためだけに造られているのでしょうか。
それとも、メールの添付文書などを簡単に開くための(文字通りの)ビューワ・プラグインとして使われているのでしょうか。
いずれにしても、拡張子のひも付をしておけば、一太郎ファイルに出くわしたときに自動的に起動してくれるので便利にはなります。
さて、次に使うのはいつのことでしょうか?

アウディ五連覇

2014年06月16日 | ミニカー
14日と15日の両日にわたって行われた今年のル・マン24時間レースは、アウディの五連覇という結果に終わりました。

3台のアウディR18 e-tronクワトロ、2台ずつのポルシェ919ハイブリッド、トヨタTS040ハイブリッドの戦いは、トップを走っていたTS040がスタート後16時間の時点でコース上にストップしてしまい、事実上優勝争いから脱落。
その後首位は入れ替わり、終盤にはポルシェ919が一時トップに立ちましたがこちらもエンジントラブルなどで2台とも脱落しR18 e-tronクワトロが首位を奪還しました。

スタート時は特に、けっこう面白いレースでした。
TS040が先行し、919とR18 e-tronクワトロが追いかける展開でしたが、突然の豪雨でクラッシュが続出、首位の座を一時的に919が奪い、それをTS040が奪い返すなど見どころも多くありました。

事故に巻き込まれて大破し、前も後ろもボロボロでピットにたどり着いたTS040の8号車をピットクルーが直すシーンなど、前年のアウディ・チーム・ヨーストの神業をほうふつとさせるような場面もありました。

壊れても何とかピットまでたどり着けば、今年のTS040 8号車のように直すことができます。
しかし、コース上で立ち止まってしまった場合にはドライバーが直すしかないのです。

トップだったTS040 7号車(ドライバーは中嶋一貴さんでした)は電気系が全くダウンしてしまったためにピットにたどり着けずリタイヤとなりましたが、せめてガソリン・エンジン部分だけの駆動でピットにたどり着けるようになっていればと思いました。

結局各車落ち着くところに落ち着いて、ナンバーこそ違えど、昨年の表彰台(冒頭の写真)と同じアウディ2台とトヨタの顔触れとなりました。
ああ、今年も同じようなミニカーのメンツになってしまう。

これでアウディは五連覇。2009年のプジョー908をはさんでそれ以前も五連覇を達成していますし、今世紀に入って実に12回目の総合優勝を飾ったことになります。
まさに「21世紀はアウディの時代」なのです。

以前にもブログに書いたように、ル・マンの表彰台を獲得したマシンを中心にミニカーを収集している手前、最近はご覧のようにアウディばかりになってしまいます。

これらのミニカーは2009年あたりからのものですが、写真に写っている19台中実に10台がアウディなのです。


一方のトヨタ、今年は本当に惜しかったですね。
かなり優勝できる確率が高い年だったのではないでしょうか。
来年もル・マンに参戦する(参戦してほしい)と思いますが、一段と力を付けたポルシェと常勝アウディを抑えて勝つには、今年以上のエネルギーと運(!)が必要になります。
果たして来年、トヨタの悲願は達成されるでしょうか?

最後に私が今年注目していた2点について記しておきます。

日本人女性ドライバーの井原慶子さんは、所属チームを変えLMP2クラスにエントリーし、見事9位初完走を果たしました。
今後のさらなる健闘を期待します。

また、初の電動カーであるNISSAN ZEOD RCは残念ながら5周でリタイヤしました。
うーん、ここからスタートでしょうかね。