陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

☆恋愛映画セレクション その2☆

2011-02-19 | 映画──社会派・青春・恋愛
今年もこの季節がやってきました。
(数日遅れになりましたが)バレンタインデー記念としまして、甘いロマンスから、胸に迫るビターな作品までを紹介する恋愛映画セレクション第二弾。第一弾はこちらでした。


「容疑者Xの献身」
今年度観た邦画のなかではナンバーワン。東野圭吾のベストセラー小説を原作にしたサスペンス。堤真一演じる男が、狂気と純愛のはざまで揺れる演技がみもの。

「恋するマドリ」
新居に引っ越してきた女子美大生が、奇妙キテレツな三角関係に巻き込まれるラブコメディ。

「ハンサム★スーツ」
コンプレックスのある男が夢のスーツでイケメンに大変身する、抱腹絶倒のコメディ。懐メロがいい演出になっています。

「さらば、わが愛 覇王別姫」
激動の中国、衝動の愛と憎悪と悲劇。京劇役者が演じた、半世紀に及ぶ壮大な大河ロマンの中国・香港・台湾合作映画。

「ステキな彼女」
香港映画界ニューウェーブ監督・候孝賢のデヴュー作。気の進まない縁談にこころ揺れるお嬢様と貧しい青年との傑作ラブコメディ。

「ムトゥ 踊るマハラジャ」
幸せは象に乗ってやってくる?! 歌って楽しい、踊って愉快、大ヒットのインドミュージカル映画。

「雨に唄えば」
雨の日になると、コレがかならず観たくなる! トーキー到来期のハリウッド。映画スターと声の美しい歌姫との恋を描いた名作ミュージカル。

「或る夜の出来事」
名優クラーク・ゲーブル主演。新聞記者とお嬢様との旅行中に咲いたロマンス。典型的な「ボーイ・ミーツ・ガール」の恋愛映画ながらも、飽きない。

「イングリッシュ・ぺイシェント」
砂漠で救い出された記憶のない男。彼に秘められた悲恋とは…? ユーラシア・アフリカ二大陸を舞台にした大河ロマンス。

「ヴァン・ヘルシング」
過去をなくした男が、吸血鬼から美女を救い、美女と闘う。話題のモンスターアクション。

「ウエスト・サイド物語」
フィギュアスケートの鈴木明子選手が五輪代表を勝ち取った映画音楽。大都会の若者たちの抗争と恋愛を描いた、ミュージカルの最高峰。

「麗しのサブリナ」
恋やぶれた娘がパリ遊学後に大変身。オードリー・ヘプバーン×ハンフリー・ボガード主演のロマンチック・コメディ。

「お熱いのがお好き」
逃亡中のミュージシャン、女だらけの楽団に潜伏中。マリリン・モンローの歌唱シーンがあまりにも有名な、痛快ラブ&アクション。

「オペラ座の怪人」(1925)
「オペラ座の怪人」(2004)
十九世紀、華やかな舞台の影で生きる仮面の男、美貌の歌手に恋をする。数々のミュージカル化、映画化がなされてきた古典ロマンス。

「カサブランカ」
第二次世界大戦下、フランス領アフリカで再会した恋人たちの葛藤と別れ。イングリッド・バーグマン、ハンフリー・ホガードの共演で知られる名作ラブストーリー。

「風と共に去りぬ」
南北戦争前後、揺れうごく時代に翻弄されながらも、激しい愛に生きた男女を描く。文芸ロマンの大作。

「宮廷画家ゴヤは見た」
スペイン王家に仕えた画家フランシスコ・デ・ゴヤの目を通し、権力欲にまみれた教会の腐敗、王侯貴族の退廃とその失墜を描いた歴史大河ドラマ。

「キリマンジャロの雪」
アーネスト・ヘミングウェイ原作。三人の女性と出逢い、愛別離苦を重ねながら創作活動に懊悩する作家の半生。

「ゴースト ニューヨークの幻」
デミ・ムーア主演。最愛の恋人を魔の手から救うため、死してなお奮闘する男性のけなげな純愛を描いたラブ・ファンタジー。

「サウンド・オブ・ミュージック」
歌の力が、彼女の明るさが、寂しい家族を支えた。「エーデルワイス」「ドレミの歌」など多くのナンバーを送り出したミュージカル映画の最高傑作。

「仕立て屋の恋」
誰かを犯罪者に仕立てた男、それとも誰かに仕立てられた男? 孤独な中年の恋を巡るサスペンス。

「シティ・オブ・エンジェル」
フィギュアスケート男子シングル米国代表ジョニー・ウィアー選手のフリープログラム曲。こころ優しい外科医に、都会の天使が恋をした。存在を超えた愛を描く。

「スウィート・ノベンバー」
キアヌ・リーブス主演。11月が恋の季節。仕事に疲れた敏腕広告マンと、ふしぎな魅力を持つ女性との出逢い。

「ニューヨークの恋人」
十九世紀からやってきた貴公子と、現代キャリアウーマンとの時空を超えたラブロマンス。

「ノッティングヒルの恋人」
ジュリア・ロバーツ主演。人気女優としがない書店オーナーが恋におちるロマンチック・コメディの決定版。

「陽のあたる場所」
モンゴメリー・クリフト&エリザベス・テイラー主演。野心的な貧しい青年の恋愛とその破綻を描くサスペンス。

「プリティ・ウーマン」
20世紀最高のシンデレラストーリーという評価のわりにはイマイチ感が否めないかも。

「ベルリン 天使の詩」
人間の女性に恋をした都会の天使が、人間になってしまうファンタジー。ですが、モノクロ映画と詩的なモノローグのせいで全体的に陰鬱な雰囲気が漂いますね。

「マーサの幸せレシピ」
仕事一筋の天才料理人が、調理場の外の生きがいに目覚めるドイツ映画。ハリウッドリメイクされた「幸せのレシピ」もおいしく頂けます。

「マスク」「マスク2」
虎のお面をつけないと寄附ができない、匿名大好き日本人には、仮面で変身できる物語がウケるのかも。初作はジム・キャリー主演の大爆笑コメディ。ただし、二作目はいささかパワーダウン。

「ユー・ガット・メール」
トム・ハンクス&メグ・ライアン共演。ネットで知り合ったふたりが、ほんとうの恋に落ちるまで。

「Mr. & Mrs. スミス」
プラッド・ピット vs アンジェリーナ・ジョリーの最強夫妻が共演。殺し屋カップルの愛と戦いをコミカルに描く。夫婦喧嘩もここまで極めると、犬が喰えないどころじゃない。

「めまい」
ヒッチコック映画の傑作。夢遊病の人妻と許されぬ恋におちた男を巡るロマンス・ミステリー。

「モディリアーニ─真実の愛─」
夭折のボヘミアン画家と献身的な妻の愛を描いたアートフィルム。


管理人はどちらかというと、ラブストーリーよりも社会派ドラマの方が好きなのですが、ごくたまに筋書きが読めちゃうくらい分かりきってるんだけど、ほんわりした愛情を描いた物語に出会えると嬉しくなります。

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