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陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

映画「カサブランカ」

2010-07-07 | 映画──社会派・青春・恋愛
七夕と聞けば、別れと出会いをテーマにしたロマンス映画が観たくなりますね。
1943年の映画「カサブランカ」は、イングリッド・バーグマン、ハンフリー・ホガードの共演で知られる名作ラブストーリー。

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戦時下のフランス領モロッコの都カサブランカ。
そこは、ナチスドイツの侵略を逃れたフランス人たちがアメリカ出国のために集う寄港地だった。
居酒屋を営むリックは、かつてフランスの地下運動に参加していた。その頃知り合って、別れた恋人イルザが、夫ラズロを伴って来店。

イルザはレジスタンスの夫のために、リックが隠し持っているはずの出国ピザを求める。だが、裏切られた思いからリックは承知しない。
しかし、イルザの事情─その当時、死んだと信じていたラズロが生きていたため、看護のため戻るしかなかった──を聞かされたリックは和解。しかも、ふたりはふたたび愛情を確認しあう。
せめてラズロだけでも出国させたいというイルザの願いをうけて、リックは一計を案じるが…。

あけすけにいうと、かつての恋人がくっついたり、離れたりなのですが。
死んだと思い込んだからとはいえ、新しい男に身を寄せ、そしてまた、裏切ったというヒロインの心情が理解できないです。ラズロに対する想いは革命のリーダーへの畏敬であり、恋人としてはリックを好いていたということなのでしょうか。

けっきょく、リックは自分の気持ちに決着をつけて、他人の幸せを願うという立場。
しかし、最後に尽力してくれたフランス人の署長とむすんだ友情が、救いとなっていますね。

「君の瞳に乾杯」という名言は、ここから生まれたんですね。

1943年のアカデミー作品賞及監督賞受賞。
監督はマイケル・カーティズ。


(〇九年九月二日)

カサブランカ(1942) - goo 映画

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