Tinoな毎日

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向き合って生きる!

2009-06-14 | お出かけ
「形態展示」から「行動展示」を導入したことで廃園寸前だった園が今では年間300万人の入園数を誇る動物園にまでなった旭山動物園。火曜日はその園長先生がジナンの通う高校に来て講演してくださいました。テーマは「動物と向き合って生きる」。好奇心旺盛なアザラシが円柱水槽を上下に行き交う姿、水中を魚のように泳ぐかと思えばヨチヨチと散歩するペンギンの姿、目の前で豪快にダイブするホッキョクグマなどはテレビでも取り上げられご存知の方も多いはず。自然に近い状態で暮らしていける工夫がされた園ならではの動物の姿。だからこそ動物が生き生きした姿を私たちに見せてくれるんですね。



講演の中で一匹の母になったオランウータンの話をされました。母親になったばかりのオランウータンは子供を生んでも育てようとしなかったそうです。親に育ててもらえなかったため、どうしていいかわからなかったんですね。現実から逃げたくて麻袋を頭からすっぽりかぶってしまったオランウータン、それを映像で見せてもらったときは思わず苦笑。でもそこで人間の手ではなく、オランウータンに子育てをするように介助したのが動物園の素晴らしいところ。母性を目覚めさせ子育てさせようとすることは、こどもが死んでしまうかもしれないリスクとも隣り合わせ。でもオランウータンがオランウータンとして生きるためにはオランウータンに育てられるのが一番なのです。動物園の中で動物が動物らしく生きるためには確固たる信念が必要なんですね。ただ可愛がり手をかけるのは愛情ではない、愛するというのは相手を思いやる気持ちだと。まずは向き合ってみる、そして相手のことを考えて行動する!そうすれば自然といいほうに向かうのかもしれません。人に対しても同じですよね('-'*)

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