他でも話題になっているが、投稿サイトの「阿修羅」さんのところに、ビルダーバーグ関係を中心に現在の経済動向について述べたおもしろい投稿がされている。
現在のアメリカの悲惨な経済状態について述べたあと、ビルダーバーグとの関係を論じている。のどけからまし、さんという方の投稿なのだが、相当に詳しい人のようで、実に面白い。長文であるが、ご覧いただくといいと思う。すべてがなるほどというわけでもないが、しかし、自分にこれだけ書けるかと言われると到底ムリである。とにかく知識量は半端ではない。興味ある方はこの阿修羅さんのところをご覧いただきたい。
しかし、それにしても、この、のどけからましさんという投稿者、相当な方である。どこかにブログでもあるのだろうか?もしご存じなら教えていただきたいものである。
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暗い話ばかりですね。読みづらい相対比較の
為替をやめてダウ指数売りとかをやったほうが
いいような気がしてきました。。。。
なんだか暗い話ばかりですね。この、のどけからましさんの説はかなり極端で丸ごとは信じられませんが、重要な指摘が随所に見られると思います。
また、為替は相対比較なのでひじょうにこれから難しい局面に入ってきます。翻訳では省きましたが、E2020も難しいと述べています(特にユーロドル。)
しかし、ダウも現在の調整の後、どこまで上がるかは微妙なところがあります。振れ幅が大きいだけに、ショートの踏み上げも危険です。
これからの相場はある意味命がけということになります。もちろん何もしないのもリスクです。大変な時代になったものです。
のどけからましさんは、ひょっとして本でも書いている人かもしれないですね。。わからないけれど。
少なくとも数ヶ国語が話せるようですね。
この投稿で興味を引いたのは、ブルームバーグでも制御不能だと彼が論じている点ですね。。。。
さてさて、いったいどんな世界が展開するのやら。
あっそうそう。
マイクロソフトのビルゲイツが開発しようとしている人体埋め込みチップ。
絶対拒否してやるからな。(本能的に拒否!)
一時的なメンテナンスではないでしょうか。
現時点ではアクセスできてます。
本当に他ではないソースが多いんですよね。
ビルダーバーグの詳しさも類がないです。ジャパンハンドラーズブログさんの執筆かと思ってしまうくらいです。
そっちは ベビーブーマーの記事。
ロバートキヨサキがずっと警告している事と同じですが
文章の書き方を見ていると
自分の分析に絶対的な自信を持たれているのでしょうね。
ビルダーバーグの記事は
知識量といい解析といい
私も 中田安彦氏かなっと思ってしまいました。
これは日本でもよく勘違いしている人がいますが、金利が上がれば負債総額は減少します。金利上昇は利払い増加で政府にとって不利、とか、だから日銀に低金利を押し付けている、というのは何ともおかしな話なのです。
また、仮に米国債の格下げが起きれば、その時に大きく価格は下落しますから、絶好の買戻し機会となります。米国債の発行というのは、米政府が債券のショートポジションを持っていると考えれば分かり易いでしょうか。
最近、米金融機関が自分の格付けが落ちたせいで負債額が減少し、それで利益が出ているのと同じようなものです。企業などの場合には利益が出てもあまりに倒産確率が上がってしまってはどうしようもないのですが、これが政府、それも米政府ほど基本的な信用力があり、さらにその信用力を落としているのが負債額そのもの、というような場合には、この債券価格の下落による負債の減少というのは大きな意味を持ちます。
先の投稿 ブルームバーグ× ビルダーバーグ○ に訂正です。ぼけてましした(苦笑)
Unknownさんへ
私も、米国がいきなりジンバブエ化っていうのは極端であるとは思います。
しかし、銀行が負債評価益を計上したのを例えとして比較するのは如何なものでしょうか。あれはあれで銀行会計では許されても、詐欺的との意見も多いですよ。
要は信用問題だと思うのです。
負債の減額にしても、どれほど減額が可能なのか。。
また減額できて米国の信用力がどれほど高くなるというのでしょう?
ガイトナー、バーナンキの御手並みを拝見したいものです。
米国やFRB、地方財政のバランスシートをいかに健全化していくのか良い知恵があるのならご教授ください。
もしできれば、覇権国が衰退することなんてありえなくないですか?
内容を興味深く読ませていただきました。極端な内容でありながら、なかなか核心をついている内容でもあるとも感じました。
国債の長期金利について動向を注視しています。ここのところ長期金利の上昇の方が大きく、鷹鳩でいうところのsteep(険しい)の状態に思えます。悪い金利上昇局面です。下記に、3ヶ月、2年、10年の比較をしているサイトがありますので参照してみてください
http://mori-saiken.seesaa.net/
スーパーの惣菜コーナーに例えると、今は午後6時過ぎといったところでしょうか(笑)。閉店にはまだ時間があるし客もいる。でもそろそろ定価では売れなくなったので20%引きのシールが貼られた頃合です。また、それを待っている客もいます。午後7時を過ぎると50%引きのシールに変わります。それでもまだ客はいます。・・・でもそうやって延々と続く訳ではありません。あまりに大きく割り引かれた惣菜を買う人はいません。誰でも怪しいと思います。そうこうしている内に、売れ残ったまま閉店時刻となります。個人的にはそういった状態であると思っています。
負債評価益の考え方は詐欺的でも何でもありませんよ。まあ、時期的に(もっとも負債評価の導入自体が決まったのは今回のサブプラより前ですが)胡散臭く感じるのは自然ですが。
もともと、市場のある資産ならば全て時価評価をすべきというもっともな流れです。にもかかわらず、昔からFixed Incomeの商品は時価評価をしない(最後に元金が償還されるから?)という風習があったのですが、やはり時価評価に移りましょう、というだけのことです。特に、上にも書きましたが、企業と比較すればその倒産(破産)の確率が低い国家の場合、より時価評価を行うことが適切ですし、アメリカなんかは割と安い時にバイバックを増やしたり昔からやっています。国債の発行は政府の債券ショートポジション、ということをよく理解していると思います。
金利が1%全年限的に上がれば数兆ドルは負債が減額します。これと、格下げを食らった場合の負債減額や、アメリカではインフレが2~3%あること、永続体である国家は全額返済の必要性がそもそも無いことなどを考えると、今の規模で国家破産ということはまず無いでしょう。
まあだからこそ覇権国が衰退するというのは滅多に起きない出来事なわけだと思います。それも、戦争によるものであったり、誤った政策で貿易を縮小させ交易の利得を失ったり、そのようなことが無いとただ国債発行が増えただけでは中々難しいと思います。
基本は(人的含めた)資源が有効に活用されていて、かつ研究開発など成長の種をきちんと蒔いている、そのような状態である限り、そうそうは覇権国の地位は失わないのでしょうか?今回の負債増加の原因となった大盤振る舞いも、その額によって危機になるかならないかという判断をするのではなく、そのお金がどれだけ効率的に使われているか、言い換えればそのバラマキによって如何に不稼働であった資源が使われるようになったか、あるいはまったくなっていないのか、そういった観点から評価するべきだと思います。
一般にスティープ化が経済の先行きにネガティブだという傾向はありません。
仮に1%金利が上昇した場合、
米国民の生活や経済がどうなるのかを想定してみてください。
かなり厳しいとは思いますが。
のどけからましさんの記事をきっかけにたくさんのコメントありがとうございます。ひとつひとつにお答えする余力がありませんが、Unknownさんのおっしゃる、国債価格低下によって、アメリカはそれを買い戻せば益が出るはずだという理屈はとても興味深く思います。確かに理論的にはそうなるものでしょうし、一時的な利回り上昇や、ドル減価による輸入インフレがあっても致命傷にならなければ、結局、国債価格低下は、米国復活のトリガーとなることは理解できます。
問題となるとすれば、やはり、州などの地方自治体で、ドル札を印刷できないので、政府のような信頼性は得られないでしょう。ちょうど企業と政府の中間程度といったところでしょうか。
金利上昇はいままでも相当に高い時期はあったので大丈夫と思いますが、ドルの減価の程度があまりひどいとインフレが問題になるでしょう。このあたりは、企業や地方自治体のの今後の窮乏によって、どの程度アメリカの産業に打撃が加わるかということとも関連するので評価がむずかしいですが。
全体として、私の見方は、前にも書きましたが、数年かかってドルが(なんらかの形で)大きく減価し、NY株価も恐慌状態といっていいほど下がり経済の大混乱の時期を迎えるが、10年以内には、基軸通貨国の強みで、米国経済は復活し、ドル体制は持続するというふうに考えています。
つまり現在の米国の状況は明らかに悪化に向かっていて、最悪期はこれから始まるところ。ただ、これによってアメリカがおしまいになるとか、まして資本主義の終わりとかいうことはあり得ないということです。
それに、似たようなことを言われ続けたここ十数年の日本において、長期金利は上がるどころか下落を続けました。これは景気後退で貸し付け先の無くなった邦銀が、余った資金の運用のため国債を買いまくったからですが、米国でも似た事態となる可能性もありす。斯様に、マーケットとは思ったようには動かないものです。まして目立った一つの事象に基づいた予測の当たる確率なんて丁半博打の当たる確率と似たようなものです。
ひとつの事象についての質問は適切ではなかったかもしれませんね。おっしゃるようにたいしたものにならないのなら、そう願いたいものです。
いろいろとお詳しいようなので、またコメントをください。
では。
国債の金利の問題についての議論ありがとうございました。私もひじょうに理解が深まりました。今後ともよろしくお願いいたします。
信用乗数が回復すればインフレの可能性が高く、国債も大きく減価。信用乗数が低下した状態がつづくなら、銀行のマネーは貸し出しに回らず、国債に流れるから国債価格は上昇。
今は米国でも貯蓄率が上がっているという話(結果 国内での国債購買力が上昇)ですやんか?
http://blogs.yahoo.co.jp/yada7215/53160193.html
銀行は何度も重ねた増資や低金利政策に加えて貯蓄率の上昇で金は余っている。(入り口からはバンバン金が入ってくる)
可処分所得が消費にまわらず、預金にまわり、運用先がもっとほしいけど、景気が悪いから国債を買うしかない。(出口は限られている)。
けど長期債は懸念があって値下がりリスクがでかいから、ちょっと買えない。かわりに短期債にお金が集まる流れで短期債を中心にバブルっぽいうごきになっていた。CPなども日銀の入札がゼロなんて記事ありましたよね。債券は短期をい中心にバブっていたんだと思います。(預金かき集めて短期債でまわすだけで銀行は鞘をぬけるんでそ?ぼろい商売ですやん(笑))
短期債が長期債のように徐々に売れなくなっていくというお話。大きな方向性としては賛同できますが、短期債と長期債とでは資金の動き方がまるで違うようですから、単純には比較できないのではないかな。
今週も大型入札ありますがいずれも短期中期ですから無難にこなすと思います。株も下がっているから債券入札はおそらく堅調でしょう。来月のTIPも大丈夫。次の入札懸念台頭するのは7月8日付近だと思います。固定の10年、30年があります。それまで株もGも商品も調整。債券の独歩高。Gの一端の底入れもそのへんですか??。私には読めませんが。
国債のショートポジションのお話は目から鱗でした。
Unknownさん、また書き込みお願いします。^^。
国債の時価評価はまだ良いとして、金額(貨幣)自体の価値が変動してしまう。それも単にインフレというだけではなく、特定の事柄に資金を投入するというような話だと、
その事柄に関連する財の価格が大きく変化してしまうので、本当はそういうものを全て含んだ均衡状態ごとの比較をしないといけないんだけど、普通は無理ですな。もっとも、
そんなものより対象の性質(生産性とか)の違いの影響の方が大きい上に、それすら考慮していないんですけどね。
国債の評価額減少の話は、たとえば今の時点から国債を無限に近いほど発行するというような思考実験をするとわかりやすいのかも。買い手がいなくなるまで発行することで政府は現金をがっぽり、で、買い手がいなくなって
債券の価格はほぼゼロ、でも馬鹿みたいなマネーストックの増加が起きているので貨幣価値自体が下落しているので、政府の儲けたように見える部分の価値もほとんど無くなって
しまっているという。このことからわかるのは、あくまで国債を発行してその分で何をやっているかが(経済の実質部分)が大切なのであって、債券発行額そのものなんてのは
何京円まで膨らもうが本質的には経済を動かす主体にはならないってことですね。もちろん、実際にはその額を見て行動を変える経済主体も多くいるので、そっちからの影響がありますが。
>これは日本でもよく勘違いしている人がいますが、金利が上がれば負債総額は減少します。金利上昇は利払い増加で政府にとって不利、とか、だから日銀に低金利を押し付けている、というのは何ともおかしな話なのです。
これはどうなんでしょう。確かに金利上昇で負債額は減りますが、減った負債にかかる利子率は上昇するので、支払う利子そのものはそれほど変化はしないと思います(100円の負債で2%の利払いをしていたのが、50円の負債で4%の利払いへと変更されるようなもの)。
まあ、これでも金利の上昇は国債の利払いに対してほぼニュートラルってことなので、おっしゃるように金利上昇を財務省が嫌っているとか、日銀に圧力をかけているとか、
挙げ句は日銀の低金利政策は財務省とのバーター取引だとか言うのは見当違いも甚だしいですが。でも、この怪しい説は某政党やらマスコミも普通に言っていたり、
財務省も否定をしない(むしろわざと流布している?)など、ちょっと不思議な感じです。まさか本当に財務省自体がこの怪しい説を信じているなんてことは無いと思いますが・・・
米国債についての詳しい討論ありがとうございます。正直、私の現在の知識では十分に突っ込んだ議論ができないのですが、皆さんが、ちょうど大学の演習発表のように、自由に討論して下さるのは大歓迎です。このようなブログを開設してほんとうによかったと思います。皆さんの討論をもとにしっかりと勉強してゆきたいと思っています。
確かにその通りです。ある程度仮定をおけば、将来発行の国債の利払い流列を割引現在価値化したものの変化と、発行済み国債総額の時価の変化とが打ち消しあって、金利変化が財政にとってニュートラル化することを示せるかもしれませんね。
>やまはさん
以前の米雇用統計の件と言い、過分なご評価で恐縮です。