ドル円の当面のひとつのめどとしていた総選挙も今日で終わり。明日からはそのしばりがなくなる相場になる。折からダウも大きな調整に入っており、月曜日からも円高模様で始まりそうだ。待ち望んでいた調整であるが、こうなると、底はどのあたりかが気になる。
実際には当てることはむずかしいわけだが、105円から115円の間というところがおおかたのコンセンサスのようだ。下がってくるとリーマンショックの再来かと、あおる向きもでてくるが、10月の下落時にも触れたように、リーマンショックの際は、銀行間の資金の融通がとどこおって、短期市場が混乱をきたし、TEDスプレッドが猛烈に上昇した。そのようなことがない限り、金融の大混乱というほどではなく、たとえダウが大きく下落しても一時的なものにとどまるということになる。(これは前の下落の時に、春山氏が書いておられた。)
下落が始まるといろいろなノイズが増えてくるが、それは気にせず、将来的な円安に向けて、うまく売りと買いをバランスさせていきたいものである。今回のように先が円安とほぼ決まっている相場は、金平糖のようにでこぼこがたくさんある形をした、袋の断面のような形状をしている。小さなでこぼこでの上下はあるが、最終的な底の先は、また上昇していく。小さなでこぼこで上手に短期の売買をすればそれでよいが、もしロングを残してしまっても、最後の底をすぎれば、かならず回収可能である。逆にショートを残してしまうと、それっきりでおそらく数年以上に渡る不良債権となってしまう。今回の下げ相場では、ショートはその名のとおり短期トレードで、ロングは資金が許す限りはやや長めの視点も入れてのトレードがいいと思っている。
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アルピールさんの羽黒法も気付いてはいますが、11月に日足、週足、月足で同時に出現した日経平均のブレイクアウェイギャップは相場の世界に入って30年で記憶がないので!
いつも自分勝手な書き込みで申し訳有りません。
いつもアメリカ情報ありがとうございます。なるほど、シェール系の会社のジャンクボンドはたしかに危なそうですね。現状ではまだ危機には遠いと思いますが、慎重に見て参ります。
通りすがりさん
中期的には上げと思われますが、ドル円の4時間足などは、明確に下降トレンドになっていますのでいましばらくは警戒したいと思います。
これもなかなか面白くて
15年ダウ高値安値の日柄とも一致しています
Crude Oil's 10-Year Leading Indication for DJIA
http://time-price-research-astrofin.blogspot.jp/2014/12/tom-mcclellan-crude-oils-10-year.html
その後
http://www.mcoscillator.com/learning_center/weekly_chart/crude_oil_says_djia_should_trend_higher
たしかにまだ大きな問題が起きる気配はなさそうですね。
アルピーヌさん
いえいえ。変な質問をして失礼しました。クルマのことはなんとなく気になりますので。^^
このチャートは面白いですね。これがただしいとすると2018年ごろまではダウは平気ということになりますね。
御蔭さまで売りを仕込んでうまくいきました。どこまで下げるのでしょうか・・
別件でお聞きしたいのですが、豪円の動きなのですが、90円前半もしくは90円割れはありえますか?
底はいつものように読めないのですが、まだ今が底はないでしょう。ロングがたまっていますから、日足のするどい下ヒゲが出るような状態が起きないかぎり、まだまだでしょう。ただ長期戦になるかもしれないので、戻りもありえます。長いスパンのショートは気をつけた方がいいと思います。
豪ドル円もいつも外すので参考までということですが、92円程度を考えています。
やまはさんこんばんは。
現時点でドル売り円買い戻し、ユーロはクロス買いになってますね。
日足でドル円いい所まで来たように思いますがどうなんでしょうね。
Unknownさん
ひとまずいい線まで下げてきました。ただ、ファンダメンタルの条件はかなりよくないです。とりあえずストップ入れて買ってもいいかなと思いますが、長く持つのは躊躇されますね。
ロシアが金利を10.5%から18.0%まで一気に上げましたね。
原油が安い原因がつかめないので、まだ下がるかもしれないと思っています。あがるといいですね。
まぐろさん
増税が延期になったためなどかと思いますが、すぐに国債消化に影響がでる値でもないと思われます。中期的な円安要因と考えています。