JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

MAV-2Wを使ったダイポールアンテナpart2(デフォルト把握)

2021年09月25日 15時24分47秒 | ダイポール

前記事@序章では、選択可能なパラメーター(測定条件)を列挙した。今回は、アンテナアナライザーで行った測定の結果についてまとめたい。ただし、まだ現状把握なので、「こんなん出ました~。」レベルだ。とりあえず、スタート点を知ることだけを目的とし、追い込み(調整)は行っていない。作業は人が少ない所でやろうと思い、滑川市にある大日公園の駐車場で行う。

先に共通条件&前記事で触れていないことを述べておくと、ホイップアンテナは第一電波のHF○○CLシリーズ、付属エレメントを取り付け穴に目いっぱい挿し込んだ状態でMAV-2W(V型ダイポール基台)に取り付ける。伸縮ポールは一応6mまで伸びるが頭でっかちになるので、先端1段分はMAV-2Wを取り付ける必要最小限だけ伸ばすことにして、給電部ベースで5m弱の高さとした。

デフォルトのMAV-2Wは90°Vになっていた。これは元々の本命角度なので、まずはこれでお店を広げる。それぞれの測定結果は以下のとおり。なお、MAV-2Wの角度を変更するのは意外と面倒なので、同じ角度のままバンドチェンジ(ホイップアンテナの付け替え)していくことにする。

■7MHz 【HF40CL+HF40CL、90°V】:f0≒6.921MHz、SWR≒1.8、Z≒42Ω
■14MHz【HF20CL+HF20CL、90°V】:f0≒14.031MHz、SWR≒2.3、Z≒40Ω

ボトムSWRは高いが、とりあえず谷値が有るのは救いだと思う。次に130°Vにして他は同じ条件で測定した結果は以下のとおり。

■7MHz 【HF40CL+HF40CL、130°V】:f0≒6.940MHz、SWR≒1.4、Z≒45Ω
■14MHz【HF20CL+HF20CL、130°V】:f0≒14.038MHz、SWR≒1.6、Z≒45Ω

うーん、水平に近くなる方が不利だと思ってたけど、地面やモービルのボディーの影響なのか?130°Vの方が少しマシな値が出た。それでも、いずれの角度も大きな差ではないので、ストンと落ちればいずれの角度も使える可能性はありそうだ。

ちなみにポールを回してアンテナの向きを変えてみたが、誤差レベルの差で気にするほどではなかった。これも逆に言えば、お店を広げる場所によって向きを決めてOKということになる。これが一番ありがたい。

で、ここまで来れば「水平はどうなん?」となるのだが、時間の都合があったことと、水平だとM型のねじ込み部に防水対策が必要になってくると思うので、今回は測定しなかった。

と言うことで「この先どう攻めるかな?」という結果になった。立ち上がった後に毎回手間になることは避けたいので、各バンド専用の作戦にはならないようにしたい。う~ん、何か考えますね。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« MAV-2W@V型ダイポール基台を... | トップ | ガス溶接技能講習 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ダイポール」カテゴリの最新記事