村爺のなんでもいいべ

南相馬市の馬事公苑を中心に活動しているディスクゴルフの話題や南相馬の出来事や思いついたことを書いていきます。

青森行き当たりばっ旅2019 Part 4

2019年07月29日 13時01分37秒 | 日記

還暦を前にした、青森行き当たりばったり車中泊の旅Part 4。

Part 1は、 こちら

Part 2は、 こちら

Part 3は、 こちら

釜臥山の展望台で迎えた朝は、小雨降る霧の中で展望ゼロ。

朝食を食べながらどこへ行くのか思案した結果、

そういえばここまでの道中に見た「北の防人大湊」が気になったので行ってみることにした。

海上自衛隊大湊基地があったんですよ。

青森県以北の周辺海域を警備している海上自衛隊大湊地方隊だそうです。

なるほど「北の防人」ですね。

案内板に従っていくと「海望館」という展望台があり周辺は公園になってました。

10時開館で開館まで30分以上あるので周辺を散策。

安渡館(あんどかん)

実在した海軍大湊要港部庁舎をイメージして建てられた観光交流施設。

大湊海自カレーや大湊海軍コロッケなどが名物だそうです。

時間が早いので断念し資料館に行ってみます。

北洋館

大正5年(1916年)に海軍士官の社交場として建てられた石造りの洋館だそうです。

旧海軍や海上自衛隊の資料が展示されています。

こちらはすでに開館してました。

入場無料で開館時間は9時~16時だそうです。

記帳してから見学します。

前日に一人訪れているみたいで、見学する人は少ないのかな?

貸切でのんびり見学できます。

写真もOK

旧海軍時代からの貴重な資料が展示されていました。

日本の北の海の守りを担ってきた歴史がわかります。

特攻隊や真珠湾攻撃に関するもの等豊富な資料です。

展示物が豊富過ぎて興味深いものを見ていると時間が過ぎるのが早い。

旧海軍時代は、階級によってこんなにも差があったのかと考えさせられます。

戦争によって失われた多くの命。

国を守るためと言っても、

国の考えでこんなにも簡単に人が犠牲にさせられてきた時代があったんですね。

現在も続く北や朝鮮半島からの脅威。

それをこの海上自衛隊大湊基地や航空自衛隊三沢基地が守ってくれているんですね。

過去から現在まで北を守ってきた歴史を勉強させて頂きました。

行ってみる価値はありますよ!!

次はいよいよ下北半島から離れて行きます。

むつ市にある「下北名産センター」でお土産を物色。

むつ市でもねぶた祭があるみたいです。

ここでは夕食のために海軍カレーと海軍コロッケを購入。

下北半島の陸奥湾川を南下。

道の駅よこはま「菜の花プラザ」に寄り道。

横浜町は菜の花が有名みたいですね。

菜の花やほたての商品が豊富です。

そういえば、

以前、青森に来たときにほたてが名産の直売所で、ほたてご膳を食べようとしたら、

悪天候でほたて漁ができずにほたてご膳が販売中止になり、食べられなかったのを思い出した。

昼食は、「ほたてご膳」に決定して「ほたての町 平内町」を目指します。

無料の高速道路「下北半島縦貫道」が伸びているので早い。

道の駅よこはまから約1時間で到着。

平内町は養殖ほたて発祥の地だそうです。

ほたての町平内町にある「ほたて広場」

ほたてを見て、学んで、食べられる、資料館や直売所があり、食堂ではほたて料理が味わえます。

以前来たときには無かったレストランができてました。

平内町ご当地レストラン「ホタテ一番」

平内町の名産「ホタテ」にとことんこだわった創作メニューが味わえる

 全国的にも珍しいホタテ料理専門レストランだそうです。

ほたてを使った美味しそうな料理がたくさん。

以前食べられなかった「平内ホタテご膳1,800円」を食べようと思ってきたんだけど、

なぜか、

ホタテ一番のプレミアム№1メニューの文字にひかれるんだよね。

結局

活ホタテの刺身付活ホタテの刺身丼2,100円にしちゃいました。

3種類の丼ぶりが味わえるみたいです。

刺身だけで活ホタテを6個使用して全部で10個位使っているとか?

丼ぶりではなく陶器のホタテ貝

の器に盛られてます。

刺身は、

活ホタテ、あぶりホタテ、レモンはさみホタテの3種類。

それぞれに違ったつけ汁で食べます。

粒の大きいホタテは食べごたえがあって美味しい。

ビールが飲みたい!!

丼ものも、

中華風

洋風

和風

の3種類。

それぞれの味が楽しめて美味しいです。

ホタテのすまし汁。

大満足のホタテつくしでした。

直売所でほたてを購入すると1kg(約6個)800円だから、

ほたてを10個以上使ってのこの金額はリーズナブルだよね。

次は「平内ホタテご膳」を食べてみたい!!

昼食も満足したことだし、次は、近くの浅虫温泉に入ります。

道の駅 浅虫温泉「ゆ~さ浅虫」

1Fは物産品の販売コーナー、

3Fにはレストランがあります。

温泉は5Fにあり、陸奥湾を一望できる展望風呂になってます。

入浴料350円

青森県の温泉は安いよねぇ~!!

でもシャンプーや石鹸はついてません。

泉質は、

カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉

久しぶりに晴れてきました。

光り輝く陸奥湾がきれいですね。

湯上りはコーヒー牛乳を頂きます。

現在の時間15:20。

ここの道路向かいの広い駐車場で宿泊を考えたけど、

まだ時間も早いし夕食の食材も調達していないので、

青森市内の方へ進みます。

道路標識に「雪中行軍遭難資料館」を発見。

以前、本で読んだことがあったので行ってみたかったところの一つ。

今宵は八甲田山に泊まることにして行ってみました。

青森県八甲田山雪中行軍遭難資料館

観覧料は260円。

雪中行軍遭難記念碑像「後藤伍長像」が出迎えます。

明治35年、緊迫する日露関係を背景に「青森歩兵第五連隊」は、

雪中八戸平野に侵入した敵を想定し、

青森から八甲田山を越えて三本木へ進軍できるか否かの調査のため雪中行軍を計画した。

計画では、

青森から田代までの一泊行軍とし、

田代に達することができない場合を考慮し雪中露営の準備もされていた。

しかし、

悪天候に阻まれ、総勢210名の隊員のうち199名の犠牲者を出す惨劇となった。

総勢210名で田代へ向け行進を開始するが、傾斜がきつくなると運搬隊のソリ隊の運行が困難になる。

小休止を続けながら行進を続けたか天候が急変。

運搬隊が遅れたため2小隊に応援を命じ、15名の設営隊を編成し先へ向かわせたが、

設営隊は猛吹雪のために道に迷い、いつの間にか隊列の最後尾に付き大混乱に陥る。

夜の9時にやむなく露営を決意。

雪洞を掘った中に身を寄せ合いはげまし合ったという。

苦労して運搬した食料や燃料は役に立たず。

マイナス20℃を下回った気温の中、空腹、睡魔、寒気と猛吹雪が容赦なく攻め。

その後の判断が多くの犠牲者を出す結果となった。

なぜこんなにも悲惨な結果をもたらしたのか?

当時の装備や食料などを考えると遭難して当たり前と考えてしまう。

参加した隊員達も酷寒の雪中を経験したことが無い人ばかり。

計画もずさんなものだった。

同時期に雪中行軍に成功した別隊と比較しなから、

悲惨な結果を出した計画から全行程、捜索隊の様子や生存者のその後まで紹介されている。

なぜ、世界でも類を見ない未曾有の大惨事を起こしてしまったのか、

それを反省し、考え、後世に残していくのがこの施設だそうです。

隣接して墓地がありました。

明治36年に創設され、正面には下士官10名の墓標、両側に189名の墓標が整然と並んでます。

当時生存していた11名の墓碑もあります。

亡くなってからも階級によって差があるのが複雑な気持ちにさせられました。

近くのスーパーで夕食を調達して八甲田山に向かいます。

ここまでの道のりを行軍してきたんですね。

車ではわずか数10分だけど雪中の傾斜がきつい中だとどれだけ大変な労力を要したことか。

坂を登ったところに雪中行軍遭難記念碑があります。

薄暗くなりかけの坂を登るのは勇気が必要かも?

熊が出ないことを祈る。

坂を登りきった馬立場という開けた地に像が立ってました。

後藤伍長の銅像は明治37年に当時の陸軍大臣等が発起人となり、

全国現役将校の拠金により建てられた「歩兵第五連隊第二大隊遭難記念碑」だそうです。

裏には遭難者210名の姓名が刻まれています。

後藤伍長は帰還したかった青森市内の方を向いています。

八甲田山ロープウェーの駐車場で宿泊して、

翌日ロープウェーに乗り八甲田山を散策しようと思ったが、

予想外に全然展望が無い山の中なので見晴らしの良いところへ移動。

黒石市方面へ向っていくと見晴らしの良い駐車場を発見。

城ヶ倉大橋という深い渓谷にかかった橋が見事です。

前方には岩木山。

トイレもきれいなので今宵の宿はここに決定しました。

夕日を見ながらと思ったが雲に残念ながら阻まれてしまいました。

今宵の夕食。

青森産イカ刺しと海軍コロッケで一杯。

ホタテの刺身も欲しかったよねぇ~。

青森の旅3日目はどうするか考えながら就寝。

翌日は雲海でスタート。

八甲田山を散策と思ったけど、日本海側にも行きたいので先へ進むことにしました。

旅の3日目はどうなったのか?

次に続きます。


青森行き当たりばっ旅2019 Part 3

2019年07月28日 23時58分24秒 | 旅行・温泉

還暦を前にした、青森行き当たりばったり車中泊の旅Part 3。

Part 1は、 こちら

Part 2は、 こちら

恐山参拝を終えいよいよ大間岬へ。

恐山から薬研温泉方面へ向い風間浦村の海岸線沿い国道279号へ抜ける。

狭い林間の道路をうねうねと走り続けて出た海岸線は気持ちいいですね。

景色を眺めながら約1時間30分のドライブ。

意外と遠かった。

大間岬はきれいに整備されていて昔の面影が無い。

お土産店や飲食店が多く、無料のキャンプ場も整備されていました。

キャンプ場の周囲には名産大間マグロの店が並んでます。

トイレや炊事棟もきれいだし、ここでマグロを食べながら一杯なんていいですねぇ~。

当初はここで宿泊を考えていたけど、

時間が早いので、マグロを食べたら先へ進みます。

殺風景だった記憶に無い大間岬は、

きれいに整備され観光地で多くのお客さんが訪れてました。

この石碑で撮った写真が残っているけど、

41年前の面影は、この石碑と「大間岬」の石碑だけかな?

まぐろ一本釣りの像

マグロと腕を結ぶ糸がないので何をしている像なのかわからないよね。

この角度だと雰囲気あるかな?

やっぱり糸が欲しいな。

昼食はもちろん海鮮丼で大間のマグロを食う。

いろいろと悩んだ結果チョイスしたのは、

「食事処 魚喰いの大間んぞく」さん。

平日のせいか12時台でも並ばないで入店できました。

あの2013年築地市場初競で1億5540万円の値をつけたマグロを釣り上げた漁師が営む店です。

大間のマグロのシーズンは7月中旬から翌年の1月までなんですね。

と言うことは、シーズン前なのかぁ~(*_*)

大間の名産は、

マグロ、あんこう、うに、いかみたいです。

今の旬はうにですね。

もちろん大間と言えばマグロなのでマグロ料理がメイン。

丼ぶりものはマグロの大トロ、中トロ、赤身を味わうものと、今が旬のうにとの二色丼。

悩んだ結果、

マグロは旬では無いので、

今が旬のうにとマグロの丼ぶり2,600円を注文。

一番人気みたいで俺でうには売り切れでした。

うに・マグロ丼。

マグロは中トロ2切れと赤身4切れで大トロはありません。

生うには毎朝獲ったものを剥いた新鮮そのものです。

味噌汁はわかめ汁。

たこの刺身付。

小鉢はひじき煮。

大間のマグロとうにがこれだけのって2,600円は安いと思う。

マグロは塩釜で美味しい生マグロを食べたばかりなので、

それほどの感動はありません。

と言うより、やっぱり生マグロには劣りますね。

うにはとにかく美味しい。

いろんなところでうにを食べてきたけど、

格安で美味しいのは青森ですね。

ちょっと思い描いていた昼食とは変わっちゃったけど、

大満足の海鮮丼でした(^^)v

大間にある温泉に入浴してキャンプ場で宿泊予定だったけど、

まだ時間にゆとりがあるので先へ進み、

仏ヶ浦を目指します。

佐井町にある仏ヶ浦。

ここは観光遊覧船に乗って海から向かいのんびり見物して、

2日目だったら佐井町の「ぬいどう食堂」でうに丼食べたかったんだよねぇ~。

でもうには食べたから我慢して、

雨が降って来たから遊覧船も我慢して、

車で直接仏ヶ浦に行きます。

途中、車中泊で食料が調達できないと困るので、

スーパーマーケットMAEDAで夕食を調達。

仏ヶ浦駐車場は15時頃到着。

小雨が降り始めているので傘を差しながら散策を強行。

海岸はかなり下に見下ろせます。

ひたすら下り続けると言うことは帰りは登り続けると言うことなんだよね。

下り続けること約15分。

仏ヶ浦の入口の祠には地蔵菩薩が祀られている。

地蔵堂

まずは仏ヶ浦港に行って全景を眺めます。

海の中を見るとうにばかり。

獲って食べたいけど我慢。

雨がぱらついて光がないので写真写りが悪いですが、

肉眼で見た景色は圧倒されます。

港から離れて奇岩内を散策。

途中で出会った女性二人組とちょっと立ち話。

「素晴らしい景色ですね。どちらからお越しですか?」

「福島県南相馬市です。」

「へぇ~ 私たちも南相馬市の小高ですよ。」

「こんなところで出会うなんて凄いですね。」

と言うように青森県下北半島まで来て同じ南相馬の人に会うなんて凄いよね。

しかも、たった二人組しかいないのに。

雨さえ降ってなければもっとのんびり散策したいところですね。

帰りは予想通り心臓の弱い俺にとっては苦痛の登り。

やっぱり船で来ればよかった。

でも、ちょっと大変だけど行ってみる価値は充分にありますね。

次は、いよいよ今宵の宿探し。

海岸線を走り「道の駅 わきのさわ」がいいなと思っていたら、

途中から道を間違っていたみたい。

じじいは雨が強くなってきたから標識を見落としたみたいですね。

道なりに走って行くと標識に「湯野川温泉」発見。

行ってみると渓流沿いに立ち並ぶ温泉郷に到着。

日帰り入浴施設「濃々園(じょうじょうえん)」に入ることにしました。

入浴料380円

泉質は、

アルカリ性単純泉

効能は、

神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、冷え性、病後回復、健康増進、など

下北半島には温泉が豊富でいいですね。

ここからむつ市に向かいます。

恐山から見えた「釜臥山(カマフセヤマ)展望台」。

下北半島の最高峰で展望台からは360℃の大パノラマだそうで、

夜景も素晴らしいと聞いたので行ってみることにしました。

朝に恐山に向かっていった道を登り、途中から釜臥山を目指します。

雨が降っているので展望は期待できないけど、

夜景を見ながらの宿泊を期待して行ってみたが・・・・。

なんと、

途中に自衛隊の検問所が。

時間内では自由に入退場可能ですが、それ以外は閉門されるみたいです。

行ってみてわかったことは

展望台だと思っていた建物は自衛隊のレーダーだったと言うこと。

ガメラレーダーという新型のレーダーで、

弾道ミサイル攻撃に対して、検索、探知能力を有し、弾道ミサイルを追尾できる国産の地上レーダーだそうです。

展望台はその下にあり自衛隊の警備員が見張っていました。

と言うことで見学のみの入場。

外は雨なので展望は良くありません。

むつ市方面。

天気が良ければ「光のアゲハチョウ」と称される夜景が見られるそうです。

津軽海峡方面。

なんだかわかりません。

恐山方面。

天気が良ければなぁ~(T_T)

展望台には宿泊できないので、途中の陸奥湾の展望台を今宵の宿に決定。

翌日にわかったことだけど、

ここの場所も自衛隊の管轄だったみたいでゲートが閉まるようでした。

今宵の食事は途中のスーパーで仕入れたお惣菜とうに。

大間岬の売店で仕入れた殻付うに500円。

これがうまかったぁ~(^^)v

やっぱり冷蔵庫の威力は凄いですね。

下北半島ほぼ一週した一日目は終了。

寝不足気味のじじいはちょっとのビールで熟睡したそうでした。

2日目はどうなったのか?

お楽しみに!!


青森行き当たりばっ旅2019 Part 2

2019年07月28日 14時15分19秒 | 旅行・温泉

還暦を前にした、青森行き当たりばったり車中泊の旅。

Part 1は、 こちら

尻屋崎をのんびり散策した後は、

むつ市を目指しそこから陸奥湾側、津軽海峡側どちらを回って大間を目指すか?

青森の観光案内地図を見ると、

むつ市の津軽海峡側に「むつ科学技術館」を発見。

原子力船むつの資料館みたいなので行ってみることにした。

最近歳とともに資料館や博物館見学が好きになったみたいです。

時間が9:00と早かったのでまだ開館前。

と思っていたら、

なんと木曜日は休館日だったみたいです。

旅のスタートから工事中だったり、休館日だったりで暗雲が・・・・(*_*)

残念!!

気を取り直してむつ市内を目指すと、

標識に「恐山」の文字を発見。

恐山を経由して大間を目指すことにした。

むつ市から恐山に向かって山を登って行く。

所々にお地蔵さんや石碑が立っているから昔からの参道なのかな?

冷水を発見!!

冷たくまろやかでおいしい水でした。

水分補給用にペットボトルに給水(^^)v

不老水の霊水。

この水を飲むと長生きできるかも?

ここから恐山の領域?

峠を越えて下って行くと突然「宇曽利湖」のほとりに出、

遠くに恐山の菩提寺が望める。

恐山は、

比叡山、高野山とともに日本三大霊場に数えられ、

宇曽利湖を中心とする釜臥山、大尽山などの八峰を総称して「恐山」と呼んでいるようです。

三途の川を渡る太鼓橋のたもとには奪衣婆(ダツエバ)と懸衣翁(ケンネオウ)が立っている。

三途の川までやってくると、

奪衣婆が待ち構えていて、三途の川の渡し賃である六文銭を持たずにやってきた死者の身ぐるみを剥がしてしまうのだそうです。

その衣類を懸衣翁が受け取って、傍らの柳の枝に懸け、

その枝の垂れ具合で生前の悪行の軽重を推量するんだそうです。

その後、

閻魔様の前に出て、地獄か極楽かどちらへ行くか言い渡されるとか。

俺が死んだときは六文銭を忘れないでね。

無事に三途の川を渡って行くと恐山菩提寺の正門前の駐車場へ到着。

来迎の像

六地蔵

開門時間は午前6時~午後6時。

入山料500円

入山料を納めて総門より入山します。

恐山は、

今からおよそ1200年前の昔、慈覚大師円仁(えんにん)様によって開かれた霊場で、

地蔵菩薩一体を自ら彫り、霊場本尊としたそうです。

「死ねばお山に行く」

肉親の菩提を弔い、故人の面影を偲ぶ多くの人が、今もお山を目指して訪れるそうです。

総門を入ると右手に本堂、左手に寺務所があります。

山門

阿計仁王像

吽形仁王像

正面に地蔵殿望む。

左側の塔婆堂の周りには大きな塔婆が立ち並んでます。

境内にある温泉は無料で入浴できます。

こちらは女湯で古滝、冷抜の湯。

男湯の花染の湯。

入りたかったけど準備を忘れてしまいました(*_*)

地蔵殿

円空作の観音像、聖観音、十一面観音はこちらの開山堂に安置され、

どちらの観音像もなた彫りという独特の技法で作仏されたものだそうです。

お参りした際に不思議なことが起こりました。

ここまで歩いてくるのに痛んでいた左の足首が、

お参りを終えて踏み出した時には痛みが消えていたんです。

不思議な事ってあるもんですね?

偶然かもしれないけど、

これまでの悪行が身体から洗い流されたのかもしれないですね。

地蔵殿の左手から地獄めぐりがスタート。

地獄めぐりに要する時間は約40分だそうです。

まずは恐山奥ノ院、不動明王に参拝。

奥ノ院への参道から望むと、

境内の右手には荒涼とした火山地帯が広がっています。

最初に広がるのは、「賽(さい)の河原」。

石が多く積まれ、別世界に誘われたような気持ちになります。

これらの石は、親より先に亡くなった子どもたちが、あの世で親不孝を詫びるために、

自分の身長まで積み重ねていくという苦行を表現していると言われています。

しかし、石は身長に達する前に鬼に踏み壊されてしまい、

永遠に石積みを続けなければいけないそうです。

「無間(むげん)地獄」「重罪地獄」「賭博地獄」といった地獄に見立てられた複数の場所があり、それぞれに深い謂れがあります。

その中には、自分に当てはまるようなドキッとする地獄もあるかもしれません。

火山岩で形成された「地獄」からは、いたるところから火山性ガスが噴き出し、温泉が湧きだしてます。

異界に迷い込んだような火山岩の光景は、まさに地獄。

恐山の地獄めぐりは生きたまま死後の世界が体験できるような場所でした。

地獄から極楽の浜が見渡せます。

慈覚大師堂

草履や手ぬぐいは、死者があの世への旅立ちの時の準備に必要だから名前を書いて備えられています。

 他にも、あの世から戻って来る時に履物や汗を拭うものがないと困るという話や、

あの世は暗闇なので、白い手ぬぐいを目印に進んでいくという話もあります。

八葉地蔵菩薩

賽の河原地蔵堂(八画円堂)

この中には杖や上着などがお供えされています。

ここにお供えすると、死者に届くと言われていて、

歩くのに困らないよう・寒くないようにと故人を思って、名前を書いてお供えされていました。

水子供養地蔵尊

たくさんの風車がお供えされていました。

水子供養尊の池には蓮の花が咲いてました。

地獄から極楽に向かいます。

恐山には地獄だけでなく極楽もありました。

恐山菩提寺に隣接する「宇曽利湖」には白い砂浜が広がり、極楽になぞらえ、極楽浜とも呼ばれているそうです。

白い砂浜を歩いていると、心地よい風が吹き、周りの景観と相まってまさに極楽にいるようでした。

極楽浜に建てられた東日本大震災供養塔。

平成23年に襲った東日本大震災の犠牲者を追悼して建てられた震災慰霊塔。

 まるで多くの犠牲者を極楽浄土へ誘うように、極楽浜のほとりの景色のいいところに建てられています。

背面には大小数十にも及ぶ手形が彫られているのですが

、子ども達が手形に手を当てて 遊びにきているような雰囲気を感じさせます。

手形に手を当ててお祈りしている人が多くいました。

実体験した東日本大震災。

多くの悲しみを実際に見てきたので、

手を当てて亡くなられた方々のご冥福をお祈りしてきました。

カラカラと回る風車にも意味があります。

これは、幼い子供の霊を慰めるために置かれているものなのだそうです。

極楽浜でも風車がカラカラと音を立てながら回ってました。

地獄の一角で咲いていた花たち。

初めて訪れた恐山。

立ち込める硫黄臭と荒涼とした岩肌やきれいな極楽浜。

地獄や極楽をみたてた景色に触れて、

気持ちが新たにリセットされた気がしました。

これまでの自分を振り返り、

還暦を迎えて気持ちを切り替えるには適したところだったのかもしれません。

ゆっくりと恐山を参拝した後は、いよいよ大間岬に向かいます。

41年前に訪れた大間岬。

この旅の目的地はどうだったのか次に続きます。


青森行き当たりばっ旅2019 Part 1

2019年07月26日 12時35分49秒 | 旅行・温泉

7月で還暦。

41年間働いた会社も定年退職を迎える。

そんな事を考えると、

東日本大震災被災後がむしゃらに働いて来た身体が、

休みを欲しがっているような気がする。

そんなわけで、

定年を迎える前の週に休みを頂いて旅に出ることにした。

急に思い立ったので、

行先も宿泊先も決めていない。

頭に浮かんだのは「青森県下北半島大間岬」。

別に海鮮丼が好きだからまぐろが食べたいと言うわけではありません。

高校を卒業し就職した年の夏に友人と行った大間岬。

宮城県のキャンプ場でキャンプをしようとして出発したのに、

なぜか本州最北端まで行ってしまった。

当時は東北自動車道が全線開通していなく12時間以上かかったと思う。

何が楽しかったのか、ただ大間岬を往復しただけの1300km1泊2日の旅だった。

その大間岬の様子が思い出せないのである。

石碑だけで何もない殺風景なところだったと思うんだけど。

それが妙に気にかかるので41年ぶりに行ってみることにした。

目的地が大間岬だけで宿も決めていないので、

今回は4車中泊4日、行先現地決定の気ままな旅。

最近、車中泊充実のために購入した用具のテストも兼ねる。

ポータブル電源、Suaoki G-500。

137700mAh/500Wh リチウム電池。

AC、DC両方の電源が使用できる。

10W消費する機器を50時間使用できるというもの。

車載用冷蔵庫、容量23L。

-22℃まで冷却可能で、ビールもばっちり冷え冷えです。

現地調達の食材も気にすることなく保存できるので便利。

2日前に旅を決断したので準備期間が足りないけど、

とりあえず必要と思われる物を車に積込む。

水曜日の仕事終了後の19時に出発。

常磐道~仙台東部~東北道をひたすら北に向かう。

八戸で朝食を食べるか?

下北半島の尻屋崎まで行って、灯台の背景に昇る朝日で旅をスタートさせるか?

車を走らせながらその時の気分で決めます。

旅スタートの夕食は、東北道長者原SAで夜カレー。

腹が減っていたからすごく美味しかった。

じじいは夜の運転が厳しいのでSAめぐりしながらのんびり走ります。

東北道 前沢SA

東北道 岩手山SA

八戸道 折爪SA

23時、ここで仮眠して八戸市の朝市で朝食と考えたけど、

じじいは意外と元気なので尻屋崎まで行って朝日を拝むことにしました。

八戸北ICで高速を降り、国道338号をひたすら北に向かいます。

小雨が降る暗い夜道なので周囲の景色は何もわかりません。

午前1時尻屋崎に向かうゲート前に到着。

なんと開門が8時になってました。

寒立馬が放し飼いされているのでゲートが閉まっていて時間内しか中に入れないようです。

調べてこないで失敗でした。

八戸朝市で早めの朝食を食べてからでも充分間に合ったみたいですね。

仕方がないので海に面した空き地で日の出を迎えます。

午前4時。

降っていた雨も上がって晴れてきたけど、

雲が日の出を遮っていました。

残念!!

またひと眠りして、

のんびり朝食を食べて、

ちょっと早めにゲート前に向かいます。

8時開門のゲートが7時20分には通れるようになってました。

きれいな海岸線を通って行くと尻屋崎灯台が前方に見えてきます。

左が津軽海峡、右が太平洋になりますね。

むつ市からバス便があるようです。

早朝の尻屋崎は貸切状態で気持ちいい。

放し飼いの寒立馬ものどかに草を食べています。

観光客に慣れているのか近寄っても大丈夫みたいですね。

津軽海峡と太平洋を分ける位置にある尻屋崎灯台。

歴史的にも文化的にも貴重な灯台で国登録有形文化財。

明治9年(1876年)初点灯、レンガ造りの灯台としては日本一の高さで、

イギリス人が起工した東北最古の洋式灯台だそうです。

灯台のバルコニーまで登ることができて、

上からは津軽海峡から流れる潮流と太平洋の波が交差する様子を見ることができると言うんだけど、

残念ながら現在改修工事中で、見学はできませんでした(T_T)

最高にいい天気の朝なので周囲を散策します。

8時を過ぎると観光客の姿が見られるようになってきたので貸切終了。

散策中に見つけた花たち。

目的がはっきりしない気まま旅っていいですね。

次はどこに行こうか?

昼食は大間のマグロを食べたいので、

大間に向かいながら考えます。

次に続きます。


第20回福島市ディスクゴルフ大会に参加

2019年07月23日 12時52分30秒 | ディスクゴルフ

2019年7月21日(日)に

福島市あづま総合運動公園 せせらぎ・桜の広場で開催された、

第20回福島市ディスクゴルフ大会に参加してきました。

今回は4部門で開催。

オープン部門が成立したのでオープンエントリー。

オープン部門は5名エントリーながら、

1名棄権?で4名。

先月に引き続き梅雨らしい小雨が降り続く戦意を喪失させる嫌な天気。

ここのところ3戦連続雨になっちゃいました。

決して雨男ではありませんよ!!

今年の梅雨が異常なだけです。

コースは園内を流れる小川が難易度を上げ、

ディスクコントロールを失敗すると全てOBとなってしまうような、

俺にとっては最も苦手とするコースのひとつです。

今回はバックティーのロングホールが無かったので助かりました。

今回もゴールを9台使用して、

それぞれティー違いの18ホール設定。

大会結果は、

福島県ディスクゴルフ協会ブログでご覧ください。

結果

今回は前回の経験を活かし、

楽しみながら思いっきり攻める。

と挑んだ1ラウンド目は凄い荒れ模様。

なんとパーが4ホールだけで、

7バーディー、7ボギーのパープレー。

2ラウンド目は、

攻めながらも我慢のゴルフ。

結果は、5バーディー、2ボギーの3アンダー。

今回は足場が悪いながらも攻めることができたので、

やや満足で楽しむ事が出来ました。

楽しむ事ができれば成績はどうでもいいんだけどね。

雨の中大会を運営した頂きました、

福島市ディスクゴルフ協会スタッフの皆さんに感謝申し上げます。

ありがとうございましたm(__)m

そして、

参加者の皆さん楽しい一日をありがとうございます。

帰りは、土湯温泉に新しくオープンした日帰り温泉に入浴。

震災前は、観山荘別館の日帰り温泉、樹泉だったところをリフォームしてオープンしたらしいです。

観山荘が震災により閉館したので取り壊しになったのかと思っていたら生きてたんですね。

震災前は大会の後によく入浴していたので懐かしいです。

フロントや休憩施設は今風にきれいにリフォームされていました。

浴室は、

以前と変わらないようです。

サウナはまだ使用できないようですね。

泉質は、

アルカリ性単純温泉。

美肌の湯です。

じじいの肌もすべすべよ!!

源泉掛け流しだそうです。

効能は、

筋肉や関節の慢性的な痛み・こわばり、冷え症、末梢循環障害、

胃腸の低下 軽症高血圧、耐糖能異常(糖尿病)、軽い高コレステロール血症

軽い喘息または肺血腫、痔の痛み、ストレスによる諸症状、疲労回復・健康増進

ディスクゴルフを楽しんだ後は温泉でのんびり、

なんていいですよね(^^)v


2019年8月南相馬マンスリーディスクゴルフ大会開催します!!

2019年07月20日 09時52分28秒 | ディスクゴルフ

2019年8月(第111回)南相馬マンスリーディスクゴルフ大会

開催します。

開催日

2019年 8月 4日(日曜日)

会場

南相馬市馬事公苑ディスクゴルフ常設コース

部門

プロティー

アマチュアティー

各部門ハンディキャップ制のオープン参加となります。

大会に1回でも参加すればハンディキャップを取得することができます。

競技

18ホール×2ラウンド

使用ホールは、常設1番~18番

入賞

各部門3位まで入賞

入賞を逃しても、

ニアピンコンテストで賞品ゲット!!

今回のむらじい賞は美味しい・・・・ですよ!!

参加料・エントリー

大人 500円 中学生以下 200円

事前エントリーはありません。

当日大会本部でエントリーしてください。

大会本部、今回はみどりの広場です。

悪天候の場合は中止になる場合がありますのでご了承ください。

多くのご参加をお待ちしてまぁ~す(^o^)/


福島市スポレク祭ディスクゴルフ大会に参加

2019年07月14日 11時50分47秒 | ディスクゴルフ

きれいなバラを鑑賞に

福島市あづま総合運動公園バラ園に行ってきました。

6月23日(日)の雨上がり、

今年はバラの開花が早く見ごろを過ぎてしまったそうです。

それでもきれいなバラがたくさん咲いてました。

バラを鑑賞した後は、

本来の目的であるディスクゴルフ大会参加。

第25回福島市スポーツレクリエーション祭ディスクゴルフ大会

福島市民対象の大会ですが参加させて頂きました。

南相馬を出発する時は雨。

福島市に近づくに頃には雨が上がってくれましたが、

時々雨がぱらつく一日でした。

27名のエントリー。

今回は若い人の参加が無くシニアの大会となってしまったようです。

コースは、

せせらぎ・桜の広場にゴールを9台使用して各ティー違いの18ホール。

園内を蛇行して流れる小川が難易度を上げてくれます。

ショートコースながらアップダウンや厳しいOBに悩まされる、

正確なコントロールが要求されるコースです。

俺はというと、

南相馬のスポレク祭で足をひねったらしく、

左足の足首がはれ上がり痛みに苦しんで2週間。

やっと普通に歩けるまでに回復したが、

まだ足の腫れが引かずに痛み止めで痛みを止めている不甲斐無い状況。

参加を見合わせようと考えていたんだけど、

1ラウンドだけでも頑張ってみようと参加してみました。

今回はオープンエントリーが無しと言うことで、

シニア部門に参加させて頂きました。

おかげでバックティーのロングホールが無くなったので助かりましたね。

3週間ぶりにディスクを投げるので飛距離よりもコントロールを重視。

ノーステップでエビアとロックを多投してなんとか2ラウンド完投することができました。

結果は満足するものではありませんでしたが、

久しぶりに楽しむ事は出来ました。

詳しい結果は、

福島県ディスクゴルフ協会ブログをご覧ください。

福島市スポレク祭ディスクゴルフ大会結果

結果は、

1ラウンド目は何とか集中してOBを出しながらもバーディーが取れて3アンダー。

2ラウンドは雨で収集力が切れて、

慣れないノーステップでのコントロールが乱れボギー連発の撃沈。

それでも何とかトップを頂きました。

今回は足を痛めて、普通に歩けることのありがたみを実感。

3週間ぶりのディスクゴルフ。

身体に蓄積していたストレスが発散されたような気がします。

楽しい一日を提供いただきました、

福島市ディスクゴルフ協会スタッフの皆さんに感謝申し上げます。

ありがとうございました。

そして、

参加された皆さんお疲れ様でした。


2019年7月南相馬マンスリーディスクゴルフ大会開催しました!!

2019年07月07日 18時43分08秒 | ディスクゴルフ

2019年7月(第110回)南相馬マンスリーディスクゴルフ大会

開催しました!!

今日の南相馬市は朝から一日中雨。

南相馬市の高台にある馬事公苑は強い雨が降り続く、

最悪のコンデションになってしまいました。

大雨注意報が出ているにもかかわらず、

11名の参加を頂きました。

プレーの様子はいつものように写真でどうぞ、

と言いたいですが、

あまりにも雨が強いのであまり撮ることができませんでした。

ごめんなさいm(__)m

常設14番ゴールは川の中になってます。

ゴールに寄ったディスクが流されていきます。

恒例のニアピンコンテストは、

雨の中ですが2回もやっちゃいました。

1回目はむらじい賞

秋田県の銘酒まんさくの花

あまり日本酒を飲まない堀内さんと菜花さんがゲットしました。

やっぱり欲しい人は取れないですね(^^)v

2回目は高級味付け海苔

高橋さん、児玉さん、佐々木さんがゲットしました。

マンスリーの結果は、

アマチュアティー

児玉選手が2回連続、通算8回目の優勝。

2位に佐々木選手、3位に堀内選手が入賞しました。

プロティー

プロティーは3人がグロス1投差だが、

大井選手がHC差で逃げ切り通算2回目の優勝。

2位に大村選手、3位に大島選手が入賞しました。

参加された皆さん大雨の中大変お疲れ様でした。

風邪をひかないように冷えた身体を温めてくださいね。

次回の開催は、

8月4日(日)です。

多くのご参加をお待ちしてま~す(^o^)/