毎週土曜日は病気と戦っている妻に会いに行く日。
もう通いなれたかもしれないお決まりの道。
最後の望みをかけた治療も大詰めを迎えている。
いつものように14時30分に駐車場到着。
今日も面会の人の車でいっぱい。
車のナンバーを見ると福島県内や県外ナンバーで広範囲から訪れているのがわかる。
いつものように守衛所で受付。
待ち時間が少なくていい感じ。
病棟へ向かう時間はいつも不安。
先週は元気がなさそうだったけど今日はどうだろうか?
ナースステーションで受付し病室へ。
中に入ると今日は笑顔で迎えてくれた。
調子はよさそう。
いつものように持参したデコポンを食べるかと聞くと「食べる」。
「おいしいね」と笑顔で食べてくれる。
今日はデコポン1個を食べてしまった。
「いちごは後にするか」と聞くと「食べたい」。
食欲はありそうだ。
看護師さんが検温に来たので久しぶりに看護師さんと会話。
最近はリハビリも頑張っているので自分で食事ができるようになったらしい。
来週で治療が終わるので意外と副作用が無くて安心だけど、
肝心の病巣はどうなったのか?
来週に担当医の説明を受けるために来院することにした。
治療が終わると再度南相馬市総合病院へ転院になる。
果たして病巣が無くなり退院へ向けて頑張れるか心配。
いろいろと話をしていると15分はあっという間に過ぎる。
「時間だから帰るよ」と言うと「まだ帰らないで」と困らせる。
「でも仕方ないんだよね」と涙目になり寂しそうな顔をする。
かわいそうな気がするが仕方がない。
お決まりの「また来週くるよバイバイ」と言うと素直に「また来てねバイバイ」と返してくれた。
来週は良い報告が聞けるといいんだけど。