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日本のいちばん醜い日 鬼塚英昭 その2<2314>

2015-08-16 16:16:57 | 天皇まんざーい

日本のいちばん醜い日 その2

 

・・・・・(中略)・・・・・
コミンテルン第7回大会が1935年にモスクワで開催された。ゾルゲはモスクワに行っている。野坂参三はアメリカからモスクワに帰り、この大会の日本代表となっている。
この大会で人民戦線テーゼが採択される。ここで中共と国民政府の話し合いが行なわれる。ここで南進策を日本がとるように策を練ったと思われる。ゾルゲは赤軍第四部のウリッキの指揮下にあった。野坂参三がこのウリッキを知らぬはずがない。
ポール・マニングの「米従軍記者の見た昭和天皇」をもう一度引用する。文の中にラルフ・Mが出てくる。マニングが独自に発見したスパイの一人であるが、日本人にはほとんど知られていない。

この日米戦争の開戦前の時期、木戸は近衛を使って(もちろん尾崎経由で)ゾルゲに多量の情報を流していたのだ。昭和天皇はクレムリンに情報ルートを持っていたことになる。木戸はロシア人の心理を知っていた。ソ連では、秘密のルートで届いた情報は何であれ、公式の外交文書より信用したのである。一方、ラルフ・Mもゾルゲと同じく、近衛からの極秘情報をワシントンに送信していた。木戸はクレムリンとホワイトハウスの両方に情報ルートを持っていたのだ。この状況は昭和天皇を喜ばせた。

ポール・マニングは野坂参三の実像を知らない。木戸幸一内大臣が持っていたクレムリンの最高の情報ルートは、間違いなく、野坂参三のルートであった。
多くの資料がソヴィエト連邦解体とともにクレムリンから出てきた。その死霊から、野坂参三の過去がかなり暴かれた。世にいう多重スパイ説である。しかし、野坂参三が天皇のためのスパイであった、とする文書は闇に消えている。野坂参三が天皇のスパイ、アメリカのスパイ、クレムリンのスパイのみならず、国際金融同盟、すなわち、闇の支配勢力のスパイであったことは間違いのない事実である。
・・・・・(中略)・・・・・
私は、太平洋問題調査会の第6回国際会議に出席した尾崎秀実とのコネクションを野坂参三が手配していたと考える。太平洋問題調査会はロックフェラー一味、ロスチャイルド財閥、そしてソヴィエトの謀略機関であった。日本の有識者の連中はこの調査会を「欧米の学者や政治家と太平洋の問題を学術的な立場で議論する機関である」と語っているが、彼らは謀略機関の手の内で踊らされていたのである。南進策がこの会議では討論されていない。しかし、「北進策を日本がとるべきではない」ことが討議されたのである。尾崎は帰国後、満州の軍事会社にいた日本共産党員に資料を作らせる。この背後にも間違いなく野坂参三がいたと思われる。この年の6月ごろから年末にかけて野坂参三の行方は不明となる。私は尾崎と行動を共にし、日本に帰国後、秘密裡に満州に入り、モスクワに帰った、とみる。

*8月15日のあの事件と2.26事件は共通する。前者は三笠宮が策を練り、後者は秩父宮が策を練ったのである。天皇教はたえず、暴力装置を作ってはそれを策動して生きながらえてきた。どん底の人々は、大きく二つに分かれた。天皇教の側に立って、ともにその暴力装置に加担する一派とその逆の立場の人々である。統制派は天皇側について南進論を推し進めた人々である。皇道派はその暴力装置に対抗すべく日蓮宗に救いを求めた。
・・・・・(中略)・・・・・
もう一度だけ、笠原和夫の発言を聞いてみよう。日本の分岐点を笠原和夫は書いている。

2.26事件にはそういう背景があったわけでね。今、2.26事件の将校というのは、軍国主義的なものとして見られたりするわけだけども、朴は非常に不愉快ですね。実際、2.26事件で生き残った人たちの話を聞きますと、自分たちが陸軍の主導権をとったならば、絶対にアメリカとは戦争を起こさんだろうと。大陸からは撤兵して満州は自治州にすると。それで太平洋の資源については、一切、こっちから攻めることはない~こういうふうにやったはずだと言ってるんですね。僕はそれを認めていいんじゃないかと思うんですけどね。第一、野戦でもって、あるいは艦隊なら艦隊でもってその第一線で戦っている連中というのは、戦争というのはそんなになまやさしいものではないということはわかっていますからね。

まさに、笠原和夫が語るとおりである。軍人のほとんどが、軍人たちの一部(天皇教の暴力装置に組み込まれた軍人たち)を除き、アメリカと戦争する拙劣きわまりない行為を知っていた。それでも天皇とその一族は戦争を仕掛けるのである。その謎を徹底的に究明しようとして私は書いてきた。

*ここに、日本の石油とナチス・ドイツを結びつける本があるので紹介する。チャールズ・ハイアムの「国際金融同盟」である。文中に登場するデーヴィスはアメリカの石油ブローカーである。

デーヴィスは今一度、ルーズヴェルトとの会談を設定しようと努力した。彼は大統領からの返事を待っている間に、所有のタンカーをパナマ船籍に変更し、イギリスの検閲から逃れてリスボン、ハンブルグ、そして他のヨーロッパの港に入港できるようにした。また、彼は日本のタンカーではなくパナマ船籍のタンカーを使って、日本に石油や軍事的にきわめて重要な原料などを定期的に輸送していた。というのは、イギリス情報部が海上の日本船を臨検してドイツ人乗務員を逮捕していたからである。デーヴィスはテキサス州のブランズヴィル港の職員であるUボートの元艦長と共謀して、この元艦長が海上封鎖を秘かに突破する手助けをしていた。

アメリカは公式には日本への石油の輸出を禁止した。しかし、アメリカ国籍の船、または日本国籍の船によるものが禁止されただけであった。あの太平洋戦争中も密ルートでアメリカの石油、重要な原料(タングステン、四塩化エチル等)が日本へ送られた。
これが本当の姿なのだ。昭和天皇はこのからくりを知っていたが、近衛首相や木戸幸一内大臣に秘密にしていた。
あの国際赤十字社のシステムは、戦傷者を救うためにつくられたのではない。国際金融同盟の連中が、商売(=戦争)をスムーズに長きにわたって続けるためにつくられたのである。太平洋の委任統治諸島で秘かに石油や重要物資が日本の赤十字の船に移される。この船は攻撃できないという国際条約ができているので、安心して石油や重要物資を日本は購入できた。
では、あの対戦中、その莫大な支払い代金はどうしたのか、という問題が出てくる。この代金の主なものは、アジア支配の途中で略奪した、金、銀、プラチナ等の貴金属である。その一部は日本に持ち帰り(赤十字のマークをつけた船で)、マルフクという金貨に鋳造する。これを現地に送り、食糧等の必要物資の現地での購入にあてる。残りの金塊や宝石類は、スイスの国際決済銀行(BIS)に送る。ここで貴金属をドルまたはスイス・フランにし、迂回経路で必要物資の支払いにあてる。残ったドルやスイス・フランは、国際決済銀行か、同一系統のスイス国立銀行の秘密口座に入っていく。かくて、戦争が長びけば長びくほどに天皇一族と、秘密裡に天皇一族を支えた財閥の資産は天文学的に増えていった。
近衛文麿首相は幾度も天皇に戦争の中止を訴えた。天皇一族は日清戦争、日露戦争を通じて多額の賠償金を得て、その一部をスイスの銀行に入れることで逆に彼らから弱みを握られた。ルーズヴェルトは借金漬けで弱みを握られていた。チャーチルしかり。スターリンは過去の悪行のほぼ全データを握られ、彼ら国際資本家たちを“御主人様”とよんでいた。フルシチョフ元首相の「フルシチョフ回顧録」にそのことが克明に書かれている。明治、大正と続く皇室のスキャンダルを彼らはすべて記録していた。スイスの秘密口座もスキャンダルの種になりえた。ここに、近衛首相の忠告を無視して太平洋戦争に突入しなければならなかった日本の悲劇の源がある。
この国際決済銀行を舞台にして、戦争は続けられたのである。日本銀行と横浜正金銀行の大株主は天皇であった。天皇は、二人の役員(それ以外に事務局員たちも)をこの国際決済銀行に送り、取引をさせていたのである。

*たとえば、1932年2月5日、多門師団(多門中将率いる関東軍師団)がハルピンに入城する前に、ハルピンのシナゴーグにロマノフ王朝の遺宝の数々が置かれていた。ハルピンの富豪のソフスキーの財宝などが服部正彦の部下に押収されて満州国建設の資金と化けた。青島の中国銀行の倉庫に大量のヘロインがあった。これから軍人たちはヘロインやアヘンの売買をやって大金を稼ぐ。
すべては彼らユダヤの国際金融資本家たちが考えた、日本を戦争に導くための甘い汁だった。満州国建設の金は麻薬によったと認める時がきているのだ。
・・・・・(中略)・・・・・
1945年10月にGHQが発表した皇室財産は37億円2千万円。当時の皇室財産を日銀物価価格(1990年)で計算すると、311倍となり、7912億円。東条の10億とか15億円がいかに天文学的数字であるかがわかる。
今の貨幣価値で数千億円の金を、東条はアヘン取引で稼いでいたことになる。これが戦争なのである。国民の大半が飢餓線上にあり、住む家も焼かれていたとき、天皇から首相に任命された男は天文学的な利益を上げていたのである。
・・・・・(中略)・・・・・
三井と三菱はペルシャから年ごとに船を出し、アヘンを仕入れ、朝鮮に送った。それをアヘンかヘロインにして中国人に売りつけた。その金の大半は天皇と三井、三菱の懐に入った。その一部で国際決済銀行を通じてアメリカから必要な軍需物資を仕入れた。戦争を長びかせるよう、国際決済銀行を実質的に支配する国際金融同盟が、天皇を指導したのだ。天皇とその忠実な部下である東条英機首相は、戦争を長びかせることで天文学的な利益をあげた。「戦争を続けよ」、これが天の声であった。

*明治天皇こと、大室寅之祐の部落・田布施の出身の岸信介のことについて書く。岸信介が皇族なみの蓄財をし、これをスイスの銀行の秘密口座に入れていた、と異色の歴史家八切止夫の本にある。これを裏付ける記述が、先に引用した、近衛文麿の秘書の細川護貞の「情報天皇に達せず」の中に書かれている。
1944年9月4日の「日記」に次のように書かれている。

伊沢多喜男氏父(近衛)を訪問され、「岸は在任中数千万円、少し誇大に云えば億を以って数へる金を受けとりたる由、而もその参謀は皆鮎川(義介)にて、星野も是に参画しあり。結局此の二人の利益配分がうまく行かぬことが、内閣瓦解の一つの原因でもあった。これについては、さすが山千の藤原が自分の処で驚いて話した」と。

岸信介、元外相松岡洋右、鮎川義介(日産コンツェルン総帥)は、大室寅之祐の田布施の一族である。大室寅之祐が明治天皇にならなかったら、ただ一介の商売人であったろう。
松岡洋右は満鉄の総裁をし、岸信介は総務庁次長(満州国の実質的副総理)となり、利権をほしいままにした。東条英機の貯財は岸信介の世話によった。
岸信介の財は東条英機の貯財を大きく上まわっている。岸の財産はスイスの秘密口座に入れられ、安倍晋太郎、安倍晋三と確実に受け継がれている。田布施秘密閥は今も健在である。文中、星野とあるのは、元の満州国総務長官の星野直樹で、東条内閣では書記官長をしていた。当時、岸は商工大臣であった。
細川護貞が語らんとしているのは、戦争を終結させるために、東条英機を首相の座から降ろそうとした岸信介は立派だという風評があがったが、本当は、今の金で数百億から数千億の国家の機密資金の奪い合いの結果、岸が大室寅之祐一族の力を利して東条英機を捨てた。東条英機は“田布施に敗れたり”ということで、これはもうあきれて物も言えない・・・・・・
ということである。東条英機や岸信介は国家存亡の秋(とき)に、いかに自分の懐に金を入れこむかの競争をしていた・・・・・と、細川護貞はあきれ返っているのだ。

*沖縄戦の悲劇も、原爆投下も、天皇制と保守勢力(ヨハンセン・グループのことをさす)の温存のために必要であったのである。彼らはぬくぬくとした心地よい生活が保証されれば、国を売ることに良心の呵責なんぞは持ち合わせない種族であった。
田布施に源を発する一族はついに、此の国を支配することに成功した。「美しい国づくり」とは、今までの「うるわしき大和」にかえて異質の日本の創造を目指す試みである。平成の今日でも、列島改造計画は続けられているのである。
歴代首相の多くが田布施と関係するこの日本はどうなっているのだと私は訴えたい。それゆえにこそ、私は皇室の“秘めごと”の中に真実があるのではと、幕末から終戦までの天皇家人々の出自を書いてきた。鹿児島県の田布施出身の首相の後に、山口県の田布施の出身の首相が登場してきたのは偶然ではないと書いてきたのである。

(以上転載しました)

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◆鬼塚氏の本を読むと、良く沢山の資料を読んで精査していることがわかりますし、それらが証拠となっているのです。

ここにもあるように、ある組織が出来るとそこには、必ず天皇の押す人達が入っているのです。しかし、信条に賛成する日本人が入ってきて、活躍もしますが、危険だとおもわれた人は、戦争へ出されることになり、亡くなっているのです。

在得会も同じようにして乗っ取られましたが、日本人はいち早く抜けたようですね。

今後もこのようにコントロールがあるのが普通だと思います。純粋な日本人を追いやる組織的なことが、この先も起こる可能性があります。歴史がそれを語っています。

日本の真実を知ると、そのことで、頭がいっぱいになり、自分が自分でないような、事態が続くでしょう。買い物にでても、「私はここで生きているのか、それとも別の空間にいるのか」と不思議な思いになりました。その時金子みすずの詩を、思い出しました。「みえないけれども、あるんだよ」という詩です、御空の星は、見えないけれども、あるんだよ。という詩ですね。真実は見えないのです。歩いている人も昨日までの自分と同じで、私だけが知っているような、へんてこりんな感覚は、今でも時々あるのです。

それでも、知りたいという欲求は毎日ふつふつと続いているのです。そしてなるべくいつもと変わらない生活をし続けるうちに、平常心を保つことができています。

多くの人が目覚めています。真実を求める人は、これからもっと増えるでしょうね。

 


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