中島らもの名言集
中島らもが残したあまたの言葉
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中島らもの本より
「君はフィクション」より
P.202 「ねたのよい -山口富士夫さまへ-」
ここは『教育』を授かる場などではない。社会の即戦力と成り得るような『均質製品』を大量生産するための工場なのだ。
P.215 「ねたのよい -山口富士夫さまへ-」
ロックは音楽じゃないよ。ロックは、生き方の話しなんだ
「こんやすべてのバーで」より
P.54
同僚の仕事の愚痴を聞くのはまるで「仕事をしている」みたいで嫌だった。
P.146
生きる意志を杖として歩いていく人たちの流れの中にいて、そんな人たちのためだけに泣いたり笑ったりしたい
P.209
酒をやめるためには、飲んで得られる報酬よりも、もっと大きな何かを、「飲まない」ことによって与えられなければならない。
それはたぶん、生存への希望、他者への愛、幸福などだろうと思う。
それはたぶん、生存への希望、他者への愛、幸福などだろうと思う。
P.259
大人にならずに死ぬなんて、つまらんじゃないか。せめて恋人を抱いて、もうこのまま死んでもかまわないっていうような夜があって。天の一番高い所からこの世を見おろすような一夜があって。死ぬならそれからでいいじゃないか。
P.287
今夜、紫煙にけむるすべてのバーで。
「すべての聖夜の鎖」より
P.不詳 「特集『もう帰さへんで!大阪』より」
何も起こりはしない。何もこわせはしない。よしてくれと頼んでいるのに日が暮れる。道頓堀の橋の上で日付が変わる。そして、頼んでもいないのにやがて朝日が昇るだろう。
P.不詳 「特集『もう帰さへんで!大阪』より」
過ごして行く日々の、どうしようもなく辛い一瞬、苦しい瞬間を点にして拾い出して行き線で結べば、そこには見事に「不幸な人生」という図式が浮かび上がってくるだろう。また逆の方法をとれば「幸福な人生」を描くこともできる。
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♬変わった人、だけど視点が面白かったですね。
私もA新聞の「明るい相談室」のファンのひとりでした。マンガと相談室は最初に見るものだったですよ。
なんて答えるのかが、楽しみでした。
ご本人は相当な破天荒な生き方をしていた人のようで、寅さん以上にとらさんのような「らもスタイル」の人でした。
今なお、らもスタイルの名言を読んで笑ってしまいます。が案外教育については、本当の事を他の人と視点が違っていただけで、真実でしたね。
当時はこのような感性を持つひとは、いなかった時代ですから。
らもさんの愛がこぼれて来て、私達の手に乗っているような、不思議な気分になります。らもさん、ありがとう!といいたいですね。