http://www.asahi.com/articles/ASJDH730LJDHUTFK01V.html?iref=comtop_8_01 より転載
(共同会見後のアベシュショウの放心したような顔写真は元記事へ)
日ロ首脳「率直かつ突っ込んだ議論」 共同経済活動など
プーチン氏の大統領としての訪日は2005年以来。両首脳の会談は、今年4回目で通算16回目。プーチン氏は15日夕、予定より約2時間半遅れて山口宇部空港(山口県宇部市)に到着。首脳会談は温泉旅館「大谷山荘」で、午後6時過ぎから約3時間行い、夕食を囲んでの会談に移った。
会談ではまず少人数会合を開催。安倍首相は冒頭、「訪日を私の故郷でお迎えできて本当にうれしい」と歓迎。プーチン氏は「本日と明日行われる会談は、ロ日関係の前進に大きく貢献すると期待している」と応じた。日本側は岸田文雄外相や世耕弘成ロシア経済分野協力相ら、ロシア側はラブロフ外相やシュワロフ第1副首相らが同席した。その後、両首脳が通訳のみを同席させて約1時間半会談した。
領土問題は首脳同士の会談で話し合われた。首相は記者団に、北方四島の元島民の故郷への自由訪問についても協議したと説明。日本側が領土問題を進めるテコとして位置づける共同経済活動については、議題に上ったことを明らかにしたものの、具体的な内容には言及しなかった。
一方、ロシアのウシャコフ大統領補佐官は会談後、記者団に対し、両首脳が共同経済活動について詳細な検討を行うよう専門家に指示することで合意したと説明。16日に両首脳が発表する共同文書には、漁業、医療、環境など具体的な分野が盛り込まれるとした。ウシャコフ氏はまた、「活動はロシアの法律の下で行われる。もちろん島はロシアに属している」と語った。
日本外務省の幹部は「特別な制度のもとでの共同経済活動」について、「我が国の法的立場が害されないことが大前提となる。ロシアの法制下ではない形で活動する仕組みを検討する」と説明。ロシアの主権を認められないとする従来の立場に変わりはないとの認識を示した。
また、ラブロフ氏は記者団に、プーチン氏が日ロの外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)の再開を提案し、首相は前向きな姿勢を示したと説明した。2プラス2は13年に開催後、中断している。(小野甲太郎、駒木明義)
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♫やはり共同経済活動だけでした。
平和条約について何も言及がないのが、私は残念ですね。
日本はこうやって、恩を売り何年かのちに別の大統領になったら、返してもらうつもりなのでしょうか?
交渉は前提がどこにあるのかで、まったく結果が違ってきます。日本は平和条約を一言も報道してこなかったではありませんか?
国民にも返還だけの要求を押し付けてきました。
このロシアとの問題の大きなことは、2国間の政府にある問題提起の行き違いをどう擦り合わせるのかでしょう。
ロシアは経済的援助を渇望しているかのような日本のテレビ報道って、おかしいですよね?