NO17－ブラザーフッド

　加護ちゃんにタバコを売ったヴァージニア・スリムを逮捕だ～。ばきゅんばきゅーん。（目玉つながりのおまわりさん）

---

　韓国1300万人が泣いたと言われる「ブラザーフッド」を見た。

　スピルバーグが監督した「プライベート・ライアン」の登場で、戦争による残虐シーンは極められた感がある。顔面を撃たれ飛び散る肉片。自分の喉に銃を突き付けて、引鉄を引き飛び散る脳みそ。そういった映像がブラザーフットにも多数出てくる。目を覆いたくなるようなシーンが連続するが、観客は興味を持って見てしまう。これにより戦争に悲惨さは十分伝わってくるが、どこかで茶番のようなものを感じてしまう。

　この映画は、仲の良い兄弟が朝鮮戦争に参加するうちに、互いを思うがあまりいがみ合っていく様が描かれている。弟思いの兄は、弟を除隊させるために勲章を得ようと戦争の犬に変わっていく。兄思いの弟は、自分のために死地へと出向く兄を、人を殺すのに抵抗を感じなくなっていく兄を嫌悪していく。

　良い映画なんだとは思うけど、もう一度見たいとは思わない。あの残虐シーンをもう一度見たくないというのもあるが、戦争という重いテーマが兄弟愛で美化されている気がする。


　　今年見た映画の順位

　　１位－コンタクト
　　２位－マトリックス-リローデッド
　　３位－マトリックス
　　４位－オールドボーイ
　　５位－DEEP BLUE
　　６位－スターウォーズ　エピソード３
　　７位－下妻物語
　　８位－パッチギ！
　　９位－ブラザーフッド
　１０位－スウィングガールズ
　１１位－誰も知らない
　１２位－マトリックス-レヴォリューションズ
　１３位－ガンモ
　１４位－女と女と井戸の中
　１５位－ブレイド
　１６位－8mile　
　１７位－ハサミ男