風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

12-018 文部省の配慮

2017-02-08 17:08:23 | 世相あれこれ

風の谷通信No.12-018

ほんの少しやっかみ半分で世相を斜め睨みで記録しておきたい。

 

このところ文部省高官が退任してから関連業界に再就職するに
ついて、時の次官たちがあっせん努力するという報道が続いて
います。その世界が何ともはや優雅なことで、驚きです。それも、
省全体で組織造りしてまでも応援しているのですから、立派な
ものですなア。道徳を説く奴らがなあ、言行不一致。

「退職予定の人が次の仕事が決まらなくて収入がないと困るので、
手助けする」といった口実が報道に見えました。官庁の慣行で定年
以前に退職する人が多くいて、その人達に斡旋される次の仕事の
報酬が一カ月に2日出勤して月給が1000万円!?というもの
です。出勤日数は別としても年収1000万円というのは、
ヒエー!!!という感じ。

現役官僚として高いレベルの収入を得てきた人達ならば2年や3年
無職になっても(有り余る資産があって)生活に困るはずはない
でしょうが。むしろ≪充電期間≫なんて悠々生活を楽しむセレブ
階層じゃないですか、イヤ、きっとそうですよ。それが、無職に
なると生活が不安だって???よく言うよ。 

そんな人達にとって、年収300万程度で働いている教員たちの
生活はどう見えるのですかね。不正規労働者として明日の生活も
不安な人達の世界をどう見ているのかネ。晩ご飯を親の手で作って
もらえなくて、善意の給食(こども食堂)に頼っている子供たちの
世界をどう見ているのかネ。

その格差を眺めていると、奴らの優雅さに立腹し、苦しんでいる人達
の思いに共感して、慟哭が横隔膜を突き破って吹き出してくる思いだ。


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