風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

また雨

2009-02-27 17:59:22 | 季節の便り
風の谷通信 No.4-029

 きのう晴れたと思ったらきょうはまた雨。
菜種梅雨にはまだ早いが、畑へ入る暇がない程
に降ってくれる。土砂降りとはいえないが、
たっぷりと降るので畑も水田も乾かない。
 水田は水抜きしても一杯溜まったまま。畑で
はカバーの下で青菜が芽吹いているのに、カバー
をはずしてやれない。大雨なのに、カバーの下で
青菜がひからびそうだという皮肉な毎日が続く。
まるで作業ができなくて手持ち無沙汰な毎日。

 まるで 
雨が降ります/雨が降る/ 
遊びに行きたし傘はなし/
紅緒のカッコも緒が切れた// なんて日が続く。

 朝の喫茶店から帰ってきても何もすることがなく、
絵の試作作業を続ける。アクリル絵の具は自分には
合わないと判ったのでちょっと試しただけで放棄。
やはり色鉛筆だけで描くことにした。

 午後は書店に行ったが目ぼしい時代小説がない
ので、小池真理子の作品を買って帰って読む。
小池○○という作家と政治家とがいて、漫画家にも
小池だったか池田だったかがいた。ごっちゃにな
って判らないのでこの作家の作品を読んだことが
なかったが、受賞歴を見るとなかなかの実力派と
見える。大人の作品を好む作家と思う。

 だけどこんな作品だって一晩で終りだ。
早く晴れてほしいものだ。


アートクラブのライブ(2)

2009-02-25 20:53:44 | 文化・文芸
風の谷通信 No.4-028

 心斎橋のライブハウスへ出かけた。雨がほぼ止んで
くれたのが幸いだった。

 田舎の鉄道はコトコトとゆっくり走る。午後の曇り
空の下を走って、乗り換えて、最近電化された加古川
線に乗り換えて、もう一度山陽本線に乗り換える。

 大阪駅の雑踏とヨドハシカメラの雑踏の中に
身を置いてしばらく観察。ケイタイ電話の客引き
がかしましい。
 地下鉄を降りてけばけばしい心斎橋筋を通る。
K薬局とM薬局が向かい合って大声を張り上げて
競争していて、まるで狂騒世界である。
 喧騒の一角にしっとりと落ち着いた雰囲気を
持っているのが「増田漆器店」。入ってみたいが、
わが身には無縁の高級世界。無念!

 ライブはジャズ畑とシャンソン畑の出身者二人の
共演。きょうはクルマを置いてきたのでアルコール
も注文して、迫力ある歌声をたっぷりと楽しんだ。

 客の仲間でシャンソンの山中三津子とジャズ
の yumiko の二人と知り合いになった。こういう
世界のプロはたたずまいが違う。そこにいるだけで
目立つ。

 22時半に退出。帰着は0時10分。朝帰り。
おかげで今日一日はボーッとしていた。午後に畑の
水抜き作業をしたが、なんだかボケた一日だった。
 
 

またしても若死に

2009-02-23 20:00:07 | 健康/生命
風の谷通信 No.4-027

 数ヶ月前に続いてまたしても60歳の死である。
ムラの当番でお通夜の交通整理に出かけていた。

 二人の場合、正確には「逆死」とは言わないが、
どちらも兄よりも先に亡くなってしまったので
ほぼ「逆死」に近い。

 機会あるごとに食養生の話をする。しかし真剣に
耳を貸す人はいない。
若者は「俺達は元気なんだ。そんな話は年寄りの話題
だろう」と言ってそっぽを向く。
子育て中の母親だって「昔ながらの和食なんて古臭い」
とそっぽを向く。
そして子供に朝飯抜きで高蛋白と高脂肪と砂糖と
炭酸飲料と加工品の添加物を与えてその体を汚している。
年寄りには今更食養生を説いても手遅れだよ。

 本当は30代40代の大人と幼児達の食事が大切
なのだが、結局誰もそんな話を聴こうとしない。

 しかし、30年ほど昔に各地で始まった逆死の現象は
この地方にも確実に拡がっている。75歳以上の人たち
が元気なのに、50歳60歳の連中が早死にしてゆく。
原因の第一は食生活なのだが、アメリカ流の栄養学に
洗脳されて道を誤っている。残念ながら救い難い。

 かく言うこの身も心臓に弱みを抱えているので安心し
てはおれない。過労を避けることに留意している。

地蔵の祠に4800万円

2009-02-21 18:23:53 | 世相あれこれ
風の谷通信 No.4-026

 わずか100万円で市長の座を追われそうな
記事の傍に、これまた豪快な記事がある。

 和歌山のとある地蔵の祠に置いてある袋を見る
と、なんと!4800万円が入っていた。
見つけた人はさぞ驚いたことでしょう。とてもじゃ
ないが黙ってポケットへ入れておこうなんて考えら
れる品物じゃない。持ち主が現れなければ拾得物と
してこの祠を祀っている人たち共通の所有物になる
らしい。

 それにしても豪快な、あるいは奇特な、あるいは
物好きなお方である。一体どんな人か?興味津々。

 誰か私の薮に1000万円ほど捨てていってくれ
ないものだろうか・・・喜んで拾いますよ・・・
なんて凡人は浅ましいことを考えるのです。

続いてカネ

2009-02-19 17:31:55 | 世相あれこれ
風の谷通信 No.4-025

 カネの話題の続きがまた朝刊に載っているよ。

 当事者の陣営からカネを返しに行ったそうだ。
借金だった、と言っているのだから返しにゆくのは
当然かな? だけどなぜあの取材を受けた直後に?
それも半端な3300万円を持って行ったの?
 
 相方はそんなものを受け取る理由がないので
返送したという。なんとも奇妙な話で、動けば
動く程墓穴にはまり込んでゆきそうな姿が見える
ので楽しみである。
 本当は楽しんでなんかいられるものではないの
だが、腹立たしいのだが、止むを得まい。

 そして、またしても別件が・・・。
長らく疑惑が報じられてきて、最近の報道で事情聴取
程度だったはずの問題が、今日午後のネットニュース
では「逮捕」に変わっている。たった100万円で
逮捕されて市長の座を追われたら元も子もないだろう
と思うが、それこそ、魔に誘われて先に待ち受ける落
とし穴に気付かなかったということなのか。まあ、
酒に溺れて国務大臣を棒に振るよりはまだ可愛いかな?

 そろそろ玉岡さんに読書感想文を送るときが来たな。