風の谷通信 No.3-048
先日、神戸からの帰りに電車の中で優先座席を譲られた。
沿線火災の影響で電車が遅れて込み合っていた。三宮から
乗るときにすぐ後ろに高齢の夫婦がいた。優先座席にいた
婦人が「こちらへどうぞ」と声を掛けたがドアの反対側に
いた若い女性が「代わりましょう」と言って子供二人を立た
せた。先ほどの婦人が今度は私の方を向いて「代わりま
しょう」と声を掛けてきた。イヤー・・・とためらったが
本人はさっさと席を立ってドアの方へ行ってしまった。
止むを得ず・・・座った・・・けど全く落ち着かなかった。
なぜかと言えば、どう見ても相手の婦人の方が年上に思えた。
女性の年齢は判り辛いので、まともに言い当てたことがない。
それにしても、いまだかつて年寄り扱いで席を譲られた経験
がないので面食らったのだ。
電車を降りて帰り途にいつもの散髪屋さんへ寄った。
先ほどの経験を話すと「その格好だからですよ。」と言う。
椅子に掛けて鏡を見てそうかもなぁ、と思う。黒い帽子を
着てめがねをかけて花粉除けのマスクを着けている。その
下から真っ白な顎鬚が伸びている・・・。
このひげのおかげで、帽子に隠れた頭の毛も真っ白で、
マスクの下の顔はしわだらけの年寄りに見えたんでしょう
・・・、と散髪屋さんが言う。ひげはともかくとして、
頭髪は30代のように黒いと散髪屋さんが言うのに。
アハハハハハ・・・。でも、哀しいよ。だって、他の
優先座席にいた若い人達は誰もそんな声を掛けては来な
かったんだから。
先日、神戸からの帰りに電車の中で優先座席を譲られた。
沿線火災の影響で電車が遅れて込み合っていた。三宮から
乗るときにすぐ後ろに高齢の夫婦がいた。優先座席にいた
婦人が「こちらへどうぞ」と声を掛けたがドアの反対側に
いた若い女性が「代わりましょう」と言って子供二人を立た
せた。先ほどの婦人が今度は私の方を向いて「代わりま
しょう」と声を掛けてきた。イヤー・・・とためらったが
本人はさっさと席を立ってドアの方へ行ってしまった。
止むを得ず・・・座った・・・けど全く落ち着かなかった。
なぜかと言えば、どう見ても相手の婦人の方が年上に思えた。
女性の年齢は判り辛いので、まともに言い当てたことがない。
それにしても、いまだかつて年寄り扱いで席を譲られた経験
がないので面食らったのだ。
電車を降りて帰り途にいつもの散髪屋さんへ寄った。
先ほどの経験を話すと「その格好だからですよ。」と言う。
椅子に掛けて鏡を見てそうかもなぁ、と思う。黒い帽子を
着てめがねをかけて花粉除けのマスクを着けている。その
下から真っ白な顎鬚が伸びている・・・。
このひげのおかげで、帽子に隠れた頭の毛も真っ白で、
マスクの下の顔はしわだらけの年寄りに見えたんでしょう
・・・、と散髪屋さんが言う。ひげはともかくとして、
頭髪は30代のように黒いと散髪屋さんが言うのに。
アハハハハハ・・・。でも、哀しいよ。だって、他の
優先座席にいた若い人達は誰もそんな声を掛けては来な
かったんだから。