風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

京都ゆき

2007-11-28 21:48:13 | 季節の便り

風の谷通信 No.2-206

 連続の大豆脱穀作業に一段落をつけたのできょうは休養
・休業日。天気も良くないし、畑を休んで京都行き。雨の京都
もまた良かろうと。
 もう何年か訪ねていないよ。息子が百万遍に下宿していた
ころには度々訪問したが、最近はとんとご無沙汰。この前に
行ったのは嵯峨野・常寂光院・大河内山荘だった。

 今日はよく知った南禅寺へ向かったが、あまりにも人が多
いので、同じ山内の小さな院を見物した。

 まずは天授庵。その見事な紅葉は旅の案内雑誌などに
度々登場する。玄関から座敷を透して中庭の紅葉を眺める
シーン。曇り空なのでまともな写真が撮れたとは思わないが
とにかくカメラに収めてきた。現像まで日数がかかりそう。
建物の横を回って庭に入るとその紅葉の下から逆方向に
玄関側が見える。 その庭もきれいで見事。

 次は金地院。特別拝観で「猿侯捉月図」が公開されている
というので¥1100.也を払って中まで入る。
これは値打ちがあるよ! お奨めだよ! 金地院大方丈の
中に入れて頂いて屏風絵や茶室などを拝見する。特別案内
付き。小堀遠州の作という枯山水の名園、金箔を貼り付け
た屏風絵(狩野探幽と尚信の作)、長谷川等伯の襖絵「猿侯
捉月図」と「老松図」、本尊地蔵菩薩(快慶作)、狩野派の
弟子達による杉戸絵の菊、遠州作の茶室・・・という見事な
作品に接し、こけら葺きの屋根や瓦の大屋根などを眺めて
いると、本当の日本文化の底力といったものに打たれ圧倒
される。いま時の無国籍的な2×4やコンクリートのビルディ
ングなどと言った軽薄な建築が全くのにせものに見えてくる。

 バスの途中で降りて「哲学の道」へ出る。落ち葉の数と同数
程の人間が歩いている。我もその一人。銀閣道へ出る。もう
八重洲口と変わらない人ごみ。入るなり、後ろから男子高校
生団体がどかどかと入ってきたので、早々に退散する。銀沙
灘(ぎんしゃだん)の高い盛りつけを眺めただけで出口へ。
銀閣は既に何度も訪ねたが今回は全くの素通りに近い。代
わりに銀閣道で喫茶店に入って、ありきたりのコーヒーを飲
んで帰途に着く。

 疲れたけれど心愉しい一日であった。予定していた詩仙堂
と金福寺には時間切れで行けなかった。

 

 

 

 


大豆の脱穀

2007-11-27 18:50:37 | 農業日記

風の谷通信 No.2-205

 小粒黒大豆の脱穀。 
 4日連続の大豆脱穀。きょうで以て畑での脱穀作業を終了。
朝から曇り空ではあったが、とにかく降らずに保ってくれたので
作業後の後片付けも完了した。幸運に恵まれた豆日和。 
あとは家の屋根の下で、木槌で以てトントンと鞘を砕いて脱穀
する。鞘からはずした子実を手選別して終了する・・・いつの日
になるやら。少しでも、選別できたものから順次どんどん出荷
開始する。
 今年も沢山のお客様がつ買ってくださるように、と祈る。


茶豆の脱穀

2007-11-26 18:57:52 | 農業日記

風の谷通信 No.2-204

 天候に恵まれて引き続き大豆を脱穀する。
きょうは早朝に南に北に走りまわって雑件を片付けた
あと、10時半から殆ど一日中、大豆畑で脱穀に従事。
足踏み脱穀機での古典的脱穀作業。一日で茶豆の脱
穀を完了した。あすは小粒黒大豆の脱穀。

 空模様が少し怪しい。雲が出て、星が見えない。雨が
近いのかな? あす一日なんとか持ちこたえて欲しいもの
だよ。そうすれば大豆畑での作業が完了するんだがなあ!


大豆ができました

2007-11-24 20:15:31 | 農業日記

風の谷通信 No.2-203

 ひどい風邪のためにホームページの構築が頓挫したままなので、
季節の作物の案内を引き続きこのブログ面でいたします。

 青大豆の脱穀・選別が一部終わって出荷準備が整いました。
今年は夏場に暑くてムシがひどく発生したのですが、わが畑では
竹酢+EМが効果を発揮したのかムシの害が少しでした。

 黒豆=大粒の丹波黒豆も一部準備できました。これは早い者勝ち
です。食養生を指導しておられる鍼灸の先生は黒豆の2級品を
使って豆ご飯のおにぎりを作り、それをクリニックまで電車で運ぶ
という患者本位の無料奉仕を続けておられます。

 上記の青大豆と黒大豆は出荷可能です。

 茶豆と小粒黒大豆はまだ畑の中に立っていますが、もうすぐに脱穀
します。準備出来しだい改めてご案内いたします。

 古代米の黒米と緑米(アクネモチ)はあす籾摺りしますので、
あさってから出荷可能です。 今年もさん農園の健康穀物を
引き続きご活用下さい。        オン・マニペンフム 感謝・合掌


侵入犯その後

2007-11-21 18:59:41 | 世相あれこれ

風の谷通信 No.2-202

 住居侵入事件へのお見舞い有難うございます。仕事から帰って
きたクルマの音に気づいて退散したのか、人身事件には至ら
なかったのが幸いでした。

 侵入事件は警察に預けたままですが、犯人に繋がる情報が
いくつかできました。少しの情報でも、ほかの事件との関わりが
あれば良いと思って警察に申告した中から、まさに市内他地区で
の窃盗事件に関わる共通情報が浮かびました。その内容は秘密で
すが警察が犯人について相当明白な認識を持ったことは事実
です。はやく逮捕されればよいのですが。