風の谷通信No.9-104
沖縄の新しい知事翁長雄志氏が上京して閣僚に会いたいと申し込んでいたが首相も官房長官も会ってはくれなかった。官房長官は25日現在「会いたいとは聞いていない」などというケンモホロロの口ぶりだったそうで、26日になってようやく「時間がとれない」という程度だったらしい。事前の打診にも「日程確保が難しい」とのことだったそうで。
記事全体を見ると、新任知事が首相や官房長官に会ってまずは挨拶をという予定であったそうですが、これを政府側が拒否したことになります。なんとも大人げない!!!知事は外務省や防衛省を訪ねましたがこちらでは大臣ではなく事務方が応対したそうです。沖縄北方担当大臣は翁長氏と面談しました。
その記事によると、政府は来年度沖縄振興予算を概算要求よりも減額する方針です。ほぼ1年前の記録を見ると「仲井真知事が大きな予算を確保してもらって大機嫌だった」とのことだったのにごく短時間のうちに変化しました。・・・というよりはアベ政権の「新知事苛め」であることが明らかです。子供みたいな対応であるし、その根本にある沖縄県民への侮辱が明らかです。一年前の予算が辺野古基地建設容認への「ご褒美」であり、今度はそれが「基地反対」になったことへの腹いせです。つまりは政府が沖縄県民の頬面をゼニで引っ叩いたということです。 (以上情報の大部分は12月27日付神戸新聞によります。)
アベさんも石原伸晃と同程度だったということですかナ。
これでは沖縄の人々の心は更に傷つくでしょうナ。辺野古の問題は更に紛糾することでしょうナ。アメリカの意図に沿うことに血道を挙げているアベ政権が更に困難な局面に向かうことが明らかです。