風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

9-142沖縄振興予算の怪

2014-12-28 17:37:02 | 農業日記

風の谷通信No.9-104

沖縄の新しい知事翁長雄志氏が上京して閣僚に会いたいと申し込んでいたが首相も官房長官も会ってはくれなかった。官房長官は25日現在「会いたいとは聞いていない」などというケンモホロロの口ぶりだったそうで、26日になってようやく「時間がとれない」という程度だったらしい。事前の打診にも「日程確保が難しい」とのことだったそうで。

記事全体を見ると、新任知事が首相や官房長官に会ってまずは挨拶をという予定であったそうですが、これを政府側が拒否したことになります。なんとも大人げない!!!知事は外務省や防衛省を訪ねましたがこちらでは大臣ではなく事務方が応対したそうです。沖縄北方担当大臣は翁長氏と面談しました。

 

その記事によると、政府は来年度沖縄振興予算を概算要求よりも減額する方針です。ほぼ1年前の記録を見ると「仲井真知事が大きな予算を確保してもらって大機嫌だった」とのことだったのにごく短時間のうちに変化しました。・・・というよりはアベ政権の「新知事苛め」であることが明らかです。子供みたいな対応であるし、その根本にある沖縄県民への侮辱が明らかです。一年前の予算が辺野古基地建設容認への「ご褒美」であり、今度はそれが「基地反対」になったことへの腹いせです。つまりは政府が沖縄県民の頬面をゼニで引っ叩いたということです。 (以上情報の大部分は12月27日付神戸新聞によります。)

アベさんも石原伸晃と同程度だったということですかナ。

 

これでは沖縄の人々の心は更に傷つくでしょうナ。辺野古の問題は更に紛糾することでしょうナ。アメリカの意図に沿うことに血道を挙げているアベ政権が更に困難な局面に向かうことが明らかです。


9-141誕生日のカラオケ遊び

2014-12-27 19:58:50 | 農業日記

風の谷通信No.9-141

きょうの朝刊に「沖縄振興予算」に関するアベさんの本音むき出しの記事が載りました。ネットではきのうから報じられていたのですが・・・・・・とこの話はここまで。きょうは本来の私的な話題を。

 

きのうは私の誕生日でした。いつもの仲間のカラオケの日だったのですが偶然にも誕生日と重なりました。きのうは本当の誕生日ですが、戸籍上は1月2日が誕生日です。つまり私の人生はそのそもそもの初日から「偽り」の人生なのです。1月2日は正月三が日の中ですから、いつもお祝いの真ん中にあって、自分の誕生を祝うような雰囲気は全くありません。その意味でも26日のほうが有り難いわけです。

さて、いつもの中学時代の仲間が集まり、夕方の食事をすませカラオケ喫茶へ繰り出します。この田舎の店では、カウンターに4人が並ぶと結構目立ちます。先客達の興味の眼が注がれます。「何のグループですか?」「みんな同級生の集まりです。月に一回、こうして集まって歌います。」解説役はいつも自営業者で客扱いに慣れた男です。「へー、よろしいなあ。いくつですか?」「四捨五入して八十歳です。」「おー、うらやましい。元気ですなあ。」

なんてことで、賑やかなこと。きのうは23時近くまで頑張って四人が4曲も5曲も歌って疲れてしまいましたが、健康によろしくて、気分も爽快で、カネが安くて(全員が下戸なんです)、大声を出して程よく疲れて、なかなか値打ちのある遊びです。


9-140陛下と首相 政治家の劣化

2014-12-25 17:56:57 | 農業日記

風の谷通信No.9-140

今日の話には適切なタイトルが付けにくいですな。

きのうは天皇誕生日でありました。いつもの通り、天皇陛下のお言葉がありました。なんと呼ぶのですか?カタカナ語で呼ぶと「ステートメント」だとか「メッセージ」とかいうのでしょうが、日本語では「お言葉」になってしまいそうです。それでいいのかな?

それはとにもかくとして、陛下のお言葉、あるいはお心はアベさんには全く通じてはいませんね。ずっと以前からそうです。陛下の言葉には平和に対する強い希求が込められています。しかし、アベさんの行為にはそれに対する「敬意」がまったく感じられません。「平和がどうしたんだい?」「先の戦争や先日の震災・原発事故の被害がどうしたって?」「それがどうなんだい?」といった『開き直り』の姿勢が明らかです。わかっていて踏みにじっているのでしょうね。

古来このクニの覇王は(各レベルでの)王者の姿を利用するだけ利用して実際には自己の考えに従って権力をほしいままにしてきたのが普通でした。おそらくは奈良時代のある時点で天皇権は名目だけとなり、実権は藤原氏に移りました。平安時代も武家社会も同様です。明治天皇も結局は薩長武家政権の傀儡に過ぎなかったのでしょう。(政治史に素人の私の個人的推測です)。昭和時代に入って明治憲法の下では政権が天皇に対する「輔弼の任」にあるとは言いながら実際には天皇をお飾りに祭り上げたままで、権力者たちが好き勝手してきたものでしょう(陸軍大本営参謀本部スタッフの言葉などの記録が残っています)。その事態は現代にまで続いているのでしょう。アベさんが天皇陛下の言葉に神経を配っている気配は全くありません。

現代の天皇が政権を担われるということは想像できませんが、アベさんが天皇の心を踏みにじっているとうい不愉快な感覚は消えません。私が「皇統右派」を名乗る原因はこうした世俗権力者の我儘への反感にあります。

もう一つ興味深い事象があります。先日小沢さんが東京のFM局に出演した時の「フクシマ事故による被害」に関する発言についてある人達(複数)が批判したそうです。曰く:どんなデータに基づいているのだ?

これを聴いた人が反論しています:原発事故後の健康被害について正確なデータなどどこにも発表されていない。政権与党・安倍内閣の対応に疑問を言う機会などいくらでもあったのに、それはスルーしておいて小沢発言についてはそんな追及をして喜んでいるメディアなんて(軽蔑するよ)。引用以上。

まったくその通りです。フクシマ地方では子どもたちに甲状腺ガンが起きています。DAYS JAPAN や赤旗が積極的に取り上げて警告していますが、既得権益側は相変わらず事故を矮小化し事態を国民の眼からそらせようとしているようです。卑怯・卑怯。

そこで小沢さんが「現代の政治家に欠けているもの」という点を次のように述べています。①二ホンをどういうクニにしたいというビジョン ②それを実現するための強烈な意志 ③自分の責任で行動すること。以上の3点です。まさに然り。このクニの政治家たちは、イヤ一般民衆もまったくもって「劣化」してしまいました。原発再稼動なんて言えるはずもないのに。劣化:もちろん私も。


9-139冬至・姫路ゆき

2014-12-22 17:57:11 | 農業日記

風の谷通信No.9-139

きょうは雑件処理の日で、朝から郵便局で発送や支払・送金を済ませました。

きのうから自家製のかぼちゃを煮て食べていたのですが、期せずしてきょうは冬至でありました。しばらく暦に無関心に生活していたので気が付きませんでした。かぼちゃを食べるという習慣はこの時期の寒さに抵抗するための栄養を採れ、という意味でありまして別にそれ以上の意味やご利益がある訳ではないでしょう。

雑件を処理して午後に姫路へ出ました。目的は書店行きです。地元で見つからなかった本を2冊買って・・・・でかけるとどうしてもムダ金を使います。やはり不要不急の本を1冊買ってしまいました。軽い家庭小説です。まぁ頭休めになりますが。今晩中に読んでしまうでしょう。明日からまた暇を持て余します。

夕方の光を浴びて姫路城が輝いています。近くに来ていた子供(おそらくは小学生)が「ヤー白すぎるー」と叫んでいました。正直な感想ですね。さて、そろそろ写真を撮らなければ時期遅れになりますね。東側からはステキな撮影スポットを見つけているのですが、今日は南から(つまりは姫路駅の方角から)の撮影スポットを見つけました。ありふれた観光写真みたいになるでしょうが、外国の友人には喜ばれるでしょう。

さあ、今夜は早く眠れるぞー。(それとも小説読みで夜更かしするかな?)


9-138寒暖変化

2014-12-20 17:07:06 | 農業日記

風の谷通信No.9-138

例年よりも時期早い強烈な寒気と雨と暖気が交代で襲ってきます。これを屋内の温度で追跡しています。

我が家の屋内で一番冷えるのは仏間です。この部屋((外気との間を雨戸と縁側と障子で以て隔てています))での朝の気温が10度だとか8度程度だったのが急に6度に下がりました。それから何度(何回)か上下したのちに3,5,6日が寒くて、次いで13日。この日は告別式があって殊の外寒かったです。14日には更に寒くて、イヤイヤもう「冷たーい」という有様でした。

こんな朝は仏間の温度計が4度とか3度を示します。部屋の畳が冷たーいです。靴下2枚を重ねばきした下から冷たさが身体に沁み込んできます。雨戸を開けると庭に氷が張っています。今朝の室内温度は5度でしたので、数日来の寒さに震えていた身には随分と温かく感じたものです。

夜明けに目覚めて深夜放送を聴いていると各地の気温予想を放送します。注目するのは「最低気温・最高気温」の差です。差が大きければ昼間に温かくなりますが、この差が小さいと昼になっても気温が上がらず一日中寒い気持ちで我慢しなければなりませんし、特にひどい場合は朝の最低気温のまま昼になっても温度が上がらないというみじめな日だってあります。今朝の例で言えば釧路から仙台までは殆んど高低差がありませんでしたが、東京・新潟・金沢まで南下してきてやっと高低差が数度となりました。大阪での予報が3度・9度でしたかな。まぁ差が5度もあれば充分に温かく感じます。


きょうの昼間、知人が用があって訪ねてきてくれた時は折り悪いく土砂降りの雨でしたが、このあとはどうなるでしょうか。午後はずっと屋内で暖房の中で仕事していたので只今17時の外気温を知りません。それよりも眠さが先に立っています。早く仕事を片づけて、普段通り20時頃には布団に入りたいです。寒さにはかなわん!!!