風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

14-010アベさんの欺瞞

2019-04-28 18:33:02 | この道の先に

風の谷通信No.14-010

 

アベさんの外交は鮮やかです。しかし、口先とは異なって、領土と拉致に限って言えば、その成果の見通しは極めて怪しい。

まずは領土問題。二人が直接Ⓙ会話して領土問題を議論しているかのような印象を振りまいているが、実際のところメシをおごって仲良さを見せつけているだけ。話の内容は{領土問題について積極的に話し合いましょう}という話しだけ。実質はまったく進展しない。話し合いましょう、と言ってその次にも話し合いましょうと言って、それを繰り返したってなんの伸展もない。航空機の燃料費とメシ代をムダ使いしているだけ。

仮想敵国であるアメリカに国土を自由に使わせている二ホンに対して、せっかく確保した領土を渡すはずがないでしょうが。ロシアの姿勢は単なる外交儀礼。日米地位協定がある限り北方領土は還ってはこない。森さんのような対ロ信頼関係が強かった好機にまず2島返還を逃した自民党政権の責任だ。2島返還がよいかどうかは別問題として。

拉致問題も同じレベル。被害家族のみなさんには厳しいことを言うが、アベ政権はこの問題を自ら解決する意思がない。アメリカや韓国を頼りにしているが、頼りにしていることを強調するだけで、自ら行動しようという意思はナイ。もし動こうとするならば先の朝鮮支配の謝罪をしなければならない。それは日本の基本姿勢に反する。

だから、この問題はいつまで経っても政権内で放置されてしまうだろう。フクシマの核汚染物と同様に本当の責任者は頬かむりして逃げて死んでゆくだろう。事は歴史の闇に消えるまで放置されるだろう。

 

 

 


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