歌手の中森明菜が4日、
東京・ヒルトン東京お台場でディナーショー
『Akina Nakamori Dinner Show 2016』
の初日公演を行い、
2009年以来7年ぶりにステージ復帰を果たした。
ヒット曲「飾りじゃないのよ涙は」「ミ・アモーレ」など
80分にわたって生歌唱し、
休養前と変わらぬ声量、
表現力で約900人のファンを魅了した。
開演10分前になると、この日を待ち焦がれたファンによる
「明菜コール」が会場に響き渡った。
LED映像を駆使したステージの中央から
モノクロームのドレスを身にまとった
明菜が登場すると、ファンは大興奮。
オープニングは復帰第一弾作品「Rojo -Tierra-」(昨年1月発売)、
続けてポルノグラフィティの新藤晴一が作詞した
「ひらり-SAKURA-」で幕を開け、
その歌声に胸を打たれ、
涙するファンの姿も見られた。
大声援に感極まった明菜も目をうるませ、
鼻をすすりながら「始まる前から大きな声を出して、みんな声がかれてませんか?」
とファンを気遣いつつ
「長い間、待たせてしまって申し訳ありませんでした。
しかも、根気よくあきらめずに待っていていただいて、
心から感謝しています」と思いを伝えた。
初日公演はファンクラブ会員を対象にしていたことから
「これまでファンクラブに入っていただいてありがとう。
いろいろ不満もあったかと思いますが、
きっと、
きょうは入っていてよかったなと思っていただけたかと…」
と茶目っ気たっぷり。
ステージの後半では、
ヒット曲の数々を30分以上にわたってメドレーで
一気に歌いきり、完全復活を印象づけた。
明菜は10年秋にストレスによる免疫力低下で
体調を崩して活動を休止。
14年大みそかの『NHK紅白歌合戦』に米ニューヨークからの中継で
出演し再始動後は、アルバム制作に重点を置いて
体調を整え、
本格的なステージ復帰を目指してきた。
ディナーショーは、
12月29日のハイアットリージェンシー大阪公演まで
全国7都市で10公演開催。
チケットは追加販売した機材席も含めて全公演即完売し、
プレミアムチケット化している。
ステージ復帰にあわせ、
11月30日にはカバーアルバム『Belie』を発売。
12月21日には完全限定生産盤『Belie + Vampire』をリリースする。
出典元
http://news.ameba.jp/20161205-63/