『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

『横綱相撲』

2014年03月25日 | Weblog

大関鶴竜が優勝して、来場所の横綱昇進を決めましたね。
僕は、誰が見ても勝負がハッキリと判る相撲は、競技スポーツとして
勝負の結果に誰も異議を唱える部分が無いという点で大好きでした。

そういう意味では、数ある格闘技の中で一番潔く、インチキが無い。
もちろん、観客を裏切って八百長をしている場合を除いてです。

中学生の頃に、北の富士と玉の海が同時昇進して、大鵬・柏戸の
柏鵬時代から新しい時代が来たって言う感じで、『月間大相撲』を
購読していたりして、相撲は結構詳しいのですよ。

ただ、最近は相撲自体が面白くなくなって、観なくなっちゃった。
その原因は、皆さんお察しのとおり、外国人力士ばかりだから・・・・
確かに強いから、横綱になろうとそれは構わないのだけれど、
何か、相撲自体に品が無くなったというか・・・・・

北の富士は速攻型の横綱で、その当時は結構批判されていた。
大鵬や、柏戸、もっと古くは栃錦、若乃花といった横綱が
対戦相手の奇襲なども、ドカンと胸で受け止めてから相撲を取った。
相手の攻めを受けて、まずは攻めさせる・・・・それでも土俵を割らない、
いわゆる『横綱相撲』と言うものを実践していて、
その凄さに観ていて圧倒されたものです。

その後、輪島、北の湖といった横綱も、やっぱりそうだった。
そういう意味では千代の富士の相撲が最後の『横綱相撲』だった気がする。

朝青龍が横綱になって、スピードはあるんだけれどそういった
日本の『横綱相撲』は、いつしか見なくなってしまった。
柔道がレスリングのようになって、日本人が勝てなくなったのに良く似ていて、
今や相撲は『国技』では無くなって、『格闘技』の要素だけが残った気がする。

今の横綱白鵬なんか、強いけれども立会いに張り差しをするのが見苦しい。
鶴竜が、どんな横綱になるのかは判らないが、どうでも良いことでもある。

相撲が面白くなくなったのは、日本人が弱いからではなく、
そういった、日本の伝統的な部分が失われてきたからじゃないのかなぁ?

鶴竜の横綱昇進の影で、ひっそりと引退を決めた琴欧州の方が
日本の伝統的な相撲の精神を理解していた気がする。
彼は、上背があるにも拘らず『張り手』は一切やらなかった。
彼が朝青龍や、白鵬のように立合いから張り手を使っていたら
たぶん横綱になっていたような気がする。

琴欧州にこそ、『お疲れ様』と言ってやりたい。

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