男寡(おとこやもめ)に蛆が湧く

土曜日に姉と姪が豪州へ戻って、今日で5日。
姉貴の帰国がきっかけで、取り敢えず片付ける事になった秘密基地。

姉貴が帰国する際に、秘密基地ならゆっくりできるだろうと、
それまでは気が向いたときに、何となく片付けるだけで、
誰かが来るなんてことを、あまり考えていなかった事なのだけれど、
いつの間にかお披露目を兼ねて、兄弟で集まろうという事になって、
山積みだった玄関の荷物などを

それなりに片付けて、

兄弟にお披露目が出来たので結果としては良かったのかも知れません。

ところが、姉貴と姪が居なくなった途端に、妙に落ち着かなくなった。
寂しくなったという訳ではない。
元々、僕は独りで居ることが好きなので、むしろホッとした気分。
妙に落ち着かないのは、何故なんだろう････？
と、色々考えてみたら一つの結論が出た。

落ち着かない原因は、妙に片付いた部屋。
姉が来る前は、部屋に段ボール箱が転がっていたり、
居間の6畳にあったテーブルの上は、パソコンやら色々な書類などが積みあがっていて
その隙間を使って食事をするような、雑然とした場所だったのだが、
『男寡（おとこやもめ）に蛆が湧く』
※寡（やもめ）という言葉は本来、男女双方を指し、
男性の場合は寡夫(かふ）、鰥・鰥夫・寡男(やもお）、男鰥・男寡(おとこやもめ)などともいう。
ような空間は、それが自分らしくて落ち着いた場所だったという事なのでしょう。

雑然としていても、何が何処にあるか？が解る自分の場所。
それらを目に入らない場所に移動して、『片付いた』ようになっても
それは隠しただけで、僕的には何も片付いていないのです。

秘密基地建設をしながら、その都度片付けて行くつもりで居たから
何処か『予定外』の事が起こって、落ち着かないのだと････
これからどうしようかな？････
片付けた段ボールを元に戻すことから始めましょうかね･･･(笑)