年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

朝からショボショボと雨の音 水琴窟の夢

2023年10月05日 | 宅老のグチ
起きる前に雨の音。寒い。これでは老柴犬の散歩は中止としてまた寝る。でも寝れないので雨の音を聞きながら、水琴窟の事を思い出した。
家で漬物業をしていた時、得意先から回収した樽を洗う水槽があった。その水槽から排水すると水の量が最後に少なくなって、ポトン・ポトンと残響音があって、きれいな音だなと思っていた。その音の呼び名が茶席の手洗いの水が落ちる所に用意されている仕掛けと同じだった。水琴窟と言う。この音も築地市場で一回聞いたことがある。排水桝に貯まった水に水滴が落ちて、マスの壁に音が絶妙に反射して良き音が出ていた。こんなところで茶席の音が聞こえるとは思ったこともある。記憶にある音は多分70年前の音となる。
 水琴窟とは日本庭園で、地中に伏せた瓶(かめ)に注ぎ落とす水が、琴の音を思わせてかすかに響くようにした仕掛け。周りが静かな時に微かに聞こえる。
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