年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

高齢者の賃貸物件入居で

2022年06月13日 | 宅老のグチ
一時仮住まいで、電気等の契約確認のため不動産屋へ行った。そこで雑談中に顧客からの物件問い合わせの電話が入った。その物件は大家さんが高齢者には貸さない物件と不動産屋の営業が言って、即座に他の高齢者向け物件があると言って、来店を促していた。高齢者の賃貸は難しいと聞いていたが、今まで懇意な不動産屋の紹介で順調に賃貸物件を借りることが出来たのは運がよかったとしか思えない。

高齢者の賃貸が嫌われる条件を調べると次のようなことが書かれている。

1 孤独死のリスク 多くは自然死なのですが発見が遅れ、不審死ということで警察沙汰となって近所に事故物件という意識が残る。
国土交通省のガイドラインでは、長期に孤独死を発見されなけれ事故物件扱いしなくても良いという。

2 近隣トラブルのリスク
高齢者の新規入居者が些細なことでキレる。新参者で地域の慣習に慣れないで騒動となる。
ゴミ屋敷化する 悪臭の発生源 認知症に伴い近隣住民に迷惑をかける。
 高齢者差別の著書が多い、和田秀樹さんによると高齢者は前頭葉が劣化するからという。
3火災発生のリスク タバコの不始末。皮膚の熱感知力が衰える。
4家賃滞納のリスク 収入が年金しかなく、入居時に病気がなくても年々病気に関する支出が増えて行き詰まる。

 これは持ち家の人は知らない現実である。付き合いのあった人が一戸建ての家を購入したが多発性ガンで体が不自由となり、新居の2階に行くことが出来なくなった。多くの戸建て住宅は階段があって、今は急で狭い。介護エレべ-タ-を付ける余地がなく、1階に居住するしかなく結局介護のための転居となるしかない。劇狭い戸建て物件は1階は広くなく、暗い。またマンションでも管理組合問題があって、年金収入しかない人が管理費値上げに反対し、廃墟マンションになる可能性がある。従って不動産は転居が必要となるのだが高齢になると付き合いのない世界に入るにはためらう。そこはどこでも新参者である。それゆえ転居が無いとゴミ屋敷は必然となる。
 サービス付き高齢者施設の広さは30m2から55m2位の宣伝が目立つ。この広さに合う物を減らさないと施設にも入れない。最後は寝たきりとなり正岡子規の世界となる。布団一枚の広さで、頭の中の広さは無限大である。



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