みそ汁はたまご入り

群馬の山奥・通称ムーミン谷に住んでいる プライベーターラリーストのライブログ

ブレーキのグリスってどうしてます?

2008-06-05 17:10:06 | いいはなシーサー

グリスと言っても色々な箇所が有りますが、具体的には

キャリパーのスライドピン部分などの摺動部のグリスです。

ノーマルの車はシリコン系のグリスを使うのが一般的ですが

競技車はブレーキが非常に熱を持つのでシリコン系のグリス

では熱で溶けてしまい焼き付いてしまいます。

なので、今まではスレッドコンパウンドという物を使っていました。

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これは、本来焼き付き防止やかじり防止に使うのですが

(マフラーのボルトやホイールナット)熱に強いので

スライドピンに使っていました。

悪くは無いのですが、長時間使うと油分が飛んで

しまうのでマメなメンテが必要でした。

毎戦、メンテしていれば大丈夫ですが世界のうり坊の

様にメンテナンスフリーのタイプの人にはお奨め出来ません。

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で、今度新発売になったのが耐熱シリコングリスです。

従来のシリコングリスに耐熱、耐久性を持たせた

競技車にピッタリのグリスです。

まだ、試していないので判りませんがさっそく

テストしてみます。

この様にナンバー付きの競技車は、

一般車用の製品では要求を満たさない物が多いです。

だからと言って、競技専用部品を全て使える

訳ではありません。

それは何故かというと、ナンバー付きの車で公道で使用するには

様々な規制と法律が定められているからです。

サーキットだけでレーシングカーに使うのであれば

なんの問題も出ないパーツが有っても、それを

ナンバー付きで公道を走る車に使う事は法律で許されない

事が多いんです。

その代表格でもあるブレーキフルードの話しは

また次の機会にお話ししましょう。