AKB48 チームBのファンより

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1月4日読売新聞 秋元康政治対談 「一生懸命さに驚く」は海外で何度通用するのだろうか (KC)

2011-01-09 21:17:43 | 秋元康発言
1月4日読売新聞 秋元康政治対談 「一生懸命さに驚く」は海外で何度通用するのだろうか (KC)

読者から、1月4日の読売新聞から私が省略した箇所があるとの指摘があったので、その部分を引用する。

(引用開始)
秋元康:
AKB48と米国やフランス、ロシアなどを回りました。
ライブをやると、3曲目くらいまで、お客さんは呆然とするんです。
歌もダンスもあまりにも下手で。
でも、4曲目からすごく乗ってくる。
一生懸命さが通じて最後には盛り上がるんです。
日本が勝つには、これしかないと思う。
人は、見たことがないものが表れると驚くんです。
橋本編集委員:
ひたむきさが、かけがえのないものに、外国の人々に映るんですね。
(引用終了)

感想:アイドルのようなソフト産業(人を感動させる芸能)はこれでよいが、普通の商売は、下手では売れないでしょう。

新聞記事の中で、ここを省略したのは、過去に秋元康発言として、何度もブログで紹介していたから。

2010-01-10 AKB48というフォーマットの輸出 秋元康の発言 海外に出る日本文化は、「変えるな」 (KC) 
(ここから引用)
AKB48の海外進出に関しては、「納豆は納豆のまま」輸出して、海外の方々の口に合うように「納豆の味を変えることはしない」ことを確信犯的にやっている。

これまで日本のアーティストやクリエーターは、海外に進出しようとする時に、誤った努力をしてきたと思う。それは日本文化を、海外の方々のテイストにあるように変える努力である。
海外の方々は、今までに自分が見たこともない文化を欲しているのである。(現地の味に改変された日本文化を欲しているのではない。)

(AKB48は単に音楽やダンスを提供するのではなく、継続していく物語を提供するのだという趣旨の後で)
その継続していく物語とは、例えばプロ野球の球団が、世代を超えて、応援され続けるようなものである。そして、世界(のお客さん)は、女性アイドルの(誕生から成長していく)物語を見たことはないはずだ。
そして、世界は、女の子たちが、大きなグループとなった時に起きる化学反応をまだ知らない。

秋元康は繰り返して強調した。日本のアーティストは、(海外ではこういうのが売れるだろうという)マーケティングや、翻訳をしてはいけない。
(引用完了)

2009-11-11 週刊朝日の表紙にAKB48 ニューヨーク公演は、アメリカ人に納豆を食べさせるようなもの (KC) 
(ここから引用)
秋元康「外人に納豆食べさせるとどんな顔をするか? いってみればそんな企画です。」

秋元康「あのオッサン、50過ぎてもまだ『おニャン子クラブ』の頃と同じような歌つくっているよ。そう言われるのがいいんですよ。」

秋元康「歌はヘタ、ダンスはゆるいし、英語は中学英語。アメリカ人の常識をまるで逸脱している。でもだからこそ勝算がある。『なんだこれ?』と彼らをポカンとさせられたらね。」
(引用完了)

何度も繰り返して、「AKB48は下手」「外国人はこんな下手なのを見たことない」「一生懸命さが外国で感銘を与える」と述べている秋元康。

私は、疑問に思う。
海外では、一度は、通じる。
アイドルという文化財が1971年から40年続いている日本では、何度でも繰り返して通じる。
日本人の遺伝子として、アイドル鑑賞能力が継承されているから。(これが途絶えていたら、AKB48は売れなかった)

しかし、海外で、何度も通じるのだろうか。一生懸命さを見せて、それが観客を魅了することが。

もし、何度も通じたら、アイドルは、グローバルに普遍性があるということ。
そうであったら面白いという感情と、アイドルは日本だけの文化であるという感情の両方がわく。二律背反。

KC
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