百醜千拙草

何とかやっています

失敗に向き合う

2019-06-18 | Weblog

実験の結果がうまくいかなくて、研究技術員の若者ががっかりしていたので、実験なんてうまくいかないのが普通だから、と励ましました。うまくいかない実験を繰り返し、あれこれ工夫していくうちに、なにか有意義なものがポロリと出たりするわけで、失敗しない実験を一つするよりも、失敗する実験を十する方が長期的にははるかに有益であることはしばしばあります。

一つ一つの失敗をそれなりに総括していけば、失敗することにはムダではなく、むしろ成功にいたる必然的過程であるとも言えます。失敗の後、改善の余地はあるのか、継続の意味はあるのか、などなど反省をし、経験を次に活かそうとする努力は将来に対する投資であり、場合によってはその投資が大きなリターンとなって十年後に返ってきます。
ふつう、予想された結果がでない場合の9割はつまらない理由です。手順を間違えたとか、加えるべき試薬を忘れたとか、実験技術の限界とか。それでもそんな単純ミスをするからこそ、ミスを犯さないようにする注意力がついていくと思いますし、実験技術の限界が明らかになるからこそ、あたらしい技術の開発につながるものです。

そして、予想された結果がでない時の稀な場合に大発見があります。うまくいかない理由を単純ミスの可能性から潰していって、コントロールを工夫して一つ一つ可能性を詰めていった時に、うまくいかない理由に大きな意義があることがあります。そういうときが研究でもっとも興奮する時ではないでしょうか。だから、思った通りのことが起こらないときは「失敗した」のではなく、私は「興味深いことがおこった」と言うようにしています。

当たり前といえば当たり前のことですけど、このことは研究だけに限らず、広く人間のすべての活動に当てはまると思います。失敗に真摯に向き合い、よく考え、改善を目指して行動すること、それを地道に続けることが、成功と喜びにつながると思います。

しかるに、その当たり前のことが全くできないのが現政権。政策は失敗続き。失敗の原因は、この連中が国民のために働いているのではなく、国富と権力を私物化して国民を搾取ことばかりを考えているからです。文書改竄、破棄、言論封殺、証拠隠滅に国策捜査、の犯罪政府。あの内閣3バカトリオ プラスワン が諸悪の根源ですけど。アベは「真摯に向き合う」「県民のみなさまに寄り添う」「最後のお一人まで年金はお支払いする」「拉致被害者を連れ戻す」「北方領土を取り戻す」「2%のインフレを実現する」「所得を150万あげる」「私や妻が関わっていたら国会議員を辞める」、、、、限りがないからやめますけど、全部、ウソ。口先だけのやってるフリ。何一つ実現しないどころか、全てを悪化させた挙句に開き直り、文書を改ざんし官僚にウソをつかせ、失敗を誤魔化す。国会では、その場しのぎのでまかせを言うか、相手の揚げ足をとるか、民主党の悪口をいうしか能がない。無能でありながら、保身と自らの権力のためには他人を陥れ、自分に都合の悪い人間は干しあげ、都合のよい連中には飴を与え、都合の悪い相手にはヤクザを雇って選挙妨害し、マスコミには圧力をかけて人格攻撃、それでも黙らない人間は国策捜査で口封じするような人間のクズです。こういう連中は救いがない。悪いことに、反省するとか、ものごとを深く考えるとかという能力が圧倒的に欠如している連中が、衰退する日本の舵取りをする立場にいるのです。これで、日本が滅亡しなければ奇跡です。

話がズレました。研究に向かない人はおります。知的好奇心の乏しい人、注意力が散漫な人、論理的思考が苦手な人、客観的に物事を見ることができない人、忍耐強くない人、自己規律ができない人は、向いていないでしょう。加えて、正直さと謙虚さに欠ける人は、研究はするべきではないと思います。研究社会という集団の活動ですから。とりわけ、正直さと謙虚さに欠ける人は、研究のみならず、社会的活動全般においてリーダーシップを取るべきではないと思います。嘘つきで邪悪な人間一人が権力をもっただけで、1億人以上からなる国家がここまで急激に崩壊したという事実を鑑みれば、正直でも謙虚でもない無能な人間が下手に力を持った場合に社会に及ぼす害のすさまじさに同意してもらえると思います。

また話がズレましたが、週末のツイートと記事。
この無能の人間のクズの売国奴がやってるフリをしたいがために日本国に及ぼした損害は壊滅的レベルとなっています。この六年余りで、民主党政権時から年金を6%も削り、福祉を後退させ、経済を停滞させ、少子化、貧困化を加速させ、領土問題は解決不可能にし、トランプにはTPP以上の悪条件の二国間貿易協定をおしつけられ(参院選後ですが)、欠陥戦闘機を借金まで背負わされて買わされ、、、、本当にキリがありません。

この絵に描いたような愚か者が、バカのなんとかみたいに民主党政権が悪夢のようだったというが、それよりはるかにひどいのがアベ政権。民主党が「悪夢のような」なら、アベ政権は悪夢そのものです。

Wall Street Journal
A Novice Player Gets a Painful Lesson in Middle East Peacemaking
(初心者アベ、中東和平で痛いレッスン)
 日本の首相、アベが中等和平でひどいデビュー、41年ぶりの日本のリーダーのイラン訪問は、イラン-アメリカの紛争をこれまで以上に危ういものにしただけだった。
、、、、「アメリカはイランとの誠実な対話を望んでいる」というアベをハメネイ 師は、叱責、「アベの言葉は全く信用できない、なぜなら誠実な交渉などトランプができるはずがないからだ」、、、アベは自分を中立独立の仲裁者であると言っているが、イランのメディアはアベをトランプべったりであり、日本はアメリカの軍事同盟国であると伝えている。、、、バイアスがないと思っていものはほとんどいない。、、、


東京新聞も記事にしていました。
米紙「安倍氏は初心者」と報道 タンカー攻撃、痛い教訓得た
北海道新聞のコラム、
「やってる感」
「ジミーちゃんやってる?」「やってる、やってるー」。お笑いタレントジミー大西さん得意のギャグだ。、、、、「アベノミクスっていうのは『やってる感』なんだから、成功とか不成功とかは関係ない」―。、、、成果はゼロでもいい。、、、最近の外交政策も、「やってる感」醸成に躍起になっている、、、
コメント
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