百醜千拙草

何とかやっています

行き詰まりからの展開

2019-06-11 | Weblog

なかなかものごとは思うようにいかぬもので、この一年ばかり、比較的、安全と思っていたプロジェクトでさえ、思うような結果が出ず、いろいろと見直しを余儀なくされています。

若いころは、どうして、世の中は思う通りにいかないのだろう、と真剣に考えましたが、最近は、そもそも、世の中、というか、人生はわざわざ障害物競争となるように設計してあるのだと思うようになりました。簡単にはうまく行かないように作ってあるようです。 かと言って、うまく行かぬものだから、成り行き任せで適当にやっていればいい、というのでは、いつまでたっても障害物競争のゴールにはたどり着けません。うまく行かないものではあるが、うまく行くようにといろいろ工夫をこらし努力することが大事だと思います。というよりは、色々工夫をして努力することそのものが、障害物競争の目的であろうと私は思います。

振り返ると、思うように行かぬものを、あれこれ試して、打つ手がないという状況に追い込まれた時に、思わぬ方面から助け船がやってきて、事態が展開するということが何度かありました。色々試したが、行き詰まって、もう諦めようと肩を落とした時に、小さな奇跡がおこるような気がします。

おそらく国家や社会のレベルでもこれは言えるでしょう。今の日本、行き詰まっています。その行き詰まりを加速させているのが現政権です。奇跡が起こるとしたら、思わぬところから起こるはずで、政治で言えば、当たり前のことを真っ当に主張する素人が人々の共感を呼び起こして市民革命を成し遂げるというようなことかも知れません。そんな理由で、山本太郎氏が少額の個人献金を驚くべきペースで積み重ねているというニュースを期待をもって聞いています。 こういった動きが広がって、与党政府の自国民に対する数々の犯罪を許している国民の意識が向上していけば、この国富を私物化することしか考えていない犯罪内閣を、ただちに退場させられるのです。ただ、国民のレベル以上の政治家は出ない、とよく言われますから、アベ政権がのうのうとのさばっているということは、国民の平均レベルはあのレベルなのかも知れません。騙される方も悪い、とは言え、どんよりしますな。

ドラマや映画の実写版が現実なのだと思って、今の行き詰まりつつある状況を見るようにしています。日本映画ならこのままジリ貧になっていって「人生って辛いものだなあ」と人々の共感を誘ってしみじみ寂しいエンディングですが、ハリウッド映画だと最後の瞬間に思わぬ伏線から大逆転、ディズニーだとみんな仲良く大団円、インド映画だと突然話の筋が変わって別の映画になったりするところです。 とりあえず、ハリウッド的大逆転を希望しておりますが、その他の筋でも、まいいかな、と思いつつ、日々を送っております。

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