このブログは、先人が能代市風の松原内を調査した、 『植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全 近田文弘・梅田市美 自然環境科学研究 2001年発行別冊』 の植物目録に基づいて、能代市 「風の松原」 内の植物を、追跡調査できた範囲内での記録を、アイウエオ順で掲載しているものです。但し、先人が調査したものの中で探しきれないものもあります。絶滅した種もあるようですが、現在調査中ですので、見つけ記録でき次第投稿いたします。又その逆で新種もあり、新種については付け加えて投稿しております。
ヤマニガナ緒言:多年草。普通は高さ1~2m位になるが、小さい株もある。切ると白い汁が出る。
葉は互生し、卵形のものが普通だが、下部の葉が羽裂するものもある。中葉は、基部に翼があり、上葉は菱状広披針形。葉は茎は抱きません。
花は枝分かれした枝先に黄色の頭花をつける。花は円錐花序に多数つきます。頭花の小花は舌状花だけからなり、総苞外片は外側ほど短い。花は円錐花序に多数つき、小花は8~10個。上向きに咲く。花期8~9月。
01.09年08月22日 ヤマニガナ 風の松原内ではあまり見かけない花です。叉いつも刈られて11年には同じ場所で見ることが出来ませんでした。
02.11年09月11日 ヤマニガナ この個体はまだ小さい個体で引き抜いた全草です。茎は真っ直ぐに立ち上がる。
03.11年09月11日 ヤマニガナ 根はそんなにありません。引き抜けばすぐに抜けるような状態。
04.11年09月11日 ヤマニガナ 茎に毛が散生するという文献もありますが、この個体の茎は無毛です。
05.11年09月11日 ヤマニガナ 茎の断面ですが真円に近いものです。芯に白い随が詰まっています。
06.09年08月22日 ヤマニガナ 葉は互生。丙に翼があります。
07.09年08月22日 ヤマニガナ 葉は茎に抱きません。葉は互生です。
08.09年08月22日 ヤマニガナ 葉は卵形のものが普通だが、下部の葉が羽裂するものもある。左側より下側の葉は羽裂する・真ん中の葉は中間につく葉で基部に翼があり・右側の葉は上部に着く葉で菱状広披針形。葉は茎は抱きません。これだけの違いがあります。これは葉の表側です。
09.09年08月22日 ヤマニガナ 葉の裏側ですが脈が浮きでて葉柄に翼があるのが解ります。葉の裏側ですが脈に毛があります。
10.11年09月11日 ヤマニガナ 葉の表側無毛。
11.11年09月11日 ヤマニガナ 葉の縁に鋸歯があります。
12.11年09月11日 ヤマニガナ 葉の先端は鋭頭。
13.11年09月11日 ヤマニガナ 葉の基部は楔形で、葉柄には翼があります。
14.11年09月11日 ヤマニガナ 葉の裏の脈状にまばらに毛がある程度。文献によれば毛は密につくとあります。
15.11年09月11日 ヤマニガナ 花は円錐花序につく。
16.09年08月20日 ヤマニガナ まだ蕾。
17.09年08月22日 ヤマニガナ 舌状花は8~10個。
18.10.09年08月22日 ヤマニガナ 中間部の茎からも花を出していました。
19.11年09月11日 ヤマニガナ 総苞片。
20.09年09月23日 ヤマニガナ そう果は黒茶色で多少曲がっていて筋があります。
(注):私は植物調査と、写真撮影の技術も、始めたばかりで、ドシロウトも、大ドシロウです。あくまでも個人の趣味で調査したものです。間違った情報が多々あると思いますが、間違いを発見された場合御一報下されれば幸いです。宜しく御願い致します。