ヤマニガナ(山苦菜) (キク科) 撮影地 能代市風の松原

2013年09月10日 06時12分38秒 | Weblog

このブログは、先人が能代市風の松原内を調査した、 『植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全 近田文弘・梅田市美 自然環境科学研究 2001年発行別冊』 の植物目録に基づいて、能代市 「風の松原」 内の植物を、追跡調査できた範囲内での記録を、アイウエオ順で掲載しているものです。但し、先人が調査したものの中で探しきれないものもあります。絶滅した種もあるようですが、現在調査中ですので、見つけ記録でき次第投稿いたします。又その逆で新種もあり、新種については付け加えて投稿しております。

 

ヤマニガナ緒言:多年草。普通は高さ1~2m位になるが、小さい株もある。切ると白い汁が出る。

葉は互生し、卵形のものが普通だが、下部の葉が羽裂するものもある。中葉は、基部に翼があり、上葉は菱状広披針形。葉は茎は抱きません。

花は枝分かれした枝先に黄色の頭花をつける。花は円錐花序に多数つきます。頭花の小花は舌状花だけからなり、総苞外片は外側ほど短い。花は円錐花序に多数つき、小花は8~10個。上向きに咲く。花期8~9月。

 

01.09年08月22日 ヤマニガナ 風の松原内ではあまり見かけない花です。叉いつも刈られて11年には同じ場所で見ることが出来ませんでした。

 

02.11年09月11日 ヤマニガナ この個体はまだ小さい個体で引き抜いた全草です。茎は真っ直ぐに立ち上がる。

 

03.11年09月11日 ヤマニガナ 根はそんなにありません。引き抜けばすぐに抜けるような状態。

 

04.11年09月11日 ヤマニガナ 茎に毛が散生するという文献もありますが、この個体の茎は無毛です。

 

05.11年09月11日 ヤマニガナ 茎の断面ですが真円に近いものです。芯に白い随が詰まっています。

 

06.09年08月22日 ヤマニガナ 葉は互生。丙に翼があります。

 

07.09年08月22日 ヤマニガナ 葉は茎に抱きません。葉は互生です。

 

08.09年08月22日 ヤマニガナ 葉は卵形のものが普通だが、下部の葉が羽裂するものもある。左側より下側の葉は羽裂する・真ん中の葉は中間につく葉で基部に翼があり・右側の葉は上部に着く葉で菱状広披針形。葉は茎は抱きません。これだけの違いがあります。これは葉の表側です。

 

09.09年08月22日 ヤマニガナ 葉の裏側ですが脈が浮きでて葉柄に翼があるのが解ります。葉の裏側ですが脈に毛があります。

 

10.11年09月11日 ヤマニガナ 葉の表側無毛。

 

11.11年09月11日 ヤマニガナ 葉の縁に鋸歯があります。

 

12.11年09月11日 ヤマニガナ 葉の先端は鋭頭。

 

13.11年09月11日 ヤマニガナ 葉の基部は楔形で、葉柄には翼があります。

 

14.11年09月11日 ヤマニガナ 葉の裏の脈状にまばらに毛がある程度。文献によれば毛は密につくとあります。

 

15.11年09月11日 ヤマニガナ 花は円錐花序につく。

 

16.09年08月20日 ヤマニガナ まだ蕾。

 

17.09年08月22日 ヤマニガナ 舌状花は8~10個。

 

18.10.09年08月22日 ヤマニガナ 中間部の茎からも花を出していました。

 

19.11年09月11日 ヤマニガナ 総苞片。

 

20.09年09月23日 ヤマニガナ そう果は黒茶色で多少曲がっていて筋があります。

 

(注):私は植物調査と、写真撮影の技術も、始めたばかりで、ドシロウトも、大ドシロウです。あくまでも個人の趣味で調査したものです。間違った情報が多々あると思いますが、間違いを発見された場合御一報下されれば幸いです。宜しく御願い致します。

 

 

 

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