ヤブタビラコ(藪田平子) (キク科) 撮影地 能代市風の松原

2013年07月09日 06時49分47秒 | Weblog

このブログは、先人が能代市風の松原内を調査した、 『植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全 近田文弘・梅田市美 自然環境科学研究 2001年発行別冊』 の植物目録に基づいて、能代市 「風の松原」 内の植物を、追跡調査できた範囲内での記録を、アイウエオ順で掲載しているものです。但し、先人が調査したものの中で探しきれないものもあります。絶滅した種もあるようですが、現在調査中ですので、見つけ記録でき次第投稿いたします。又その逆で新種もあり、新種については付け加えて投稿しております。

 

この、ヤブタビラコは、「植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全 近田文弘・梅田市美 自然環境科学研究 2001発行別冊発行」の植物目録にはありません。新しく出た新種です

 

ヤブタビラコ緒言:2年草
北海道~九州の林のふちや田のあぜなどに生える。特にヤブタビラコはコオニタビラコと酷似し、混生している場合は紛らわしい。ヤブタビラコはコオニタビラコに酷似するが、全体に軟毛があり、とくに花茎や葉柄ではそれが目立つ。

高さ20~40cm。やや軟毛が多い。植物体は軟弱な感じで、茎は斜上したり、倒れたりする。根生葉は長さ5~15cm、幅1.5~3cm、頭大羽状に深裂する。茎葉は小さい。

頭花は黄色で直径約8mm。総苞は円筒形。花が終わると頭花は下向きになり、総苞は卵球形になる。

そう果は長さ2~3mmで冠毛はなく、同属のコオニタビラコのように先端に突起はない。

他の文献にはコオニタビラコの痩果には冠毛はなく、淡黄褐色、小突起がある。表面には縦条があり、稜上には短毛が生える。と言うのもあります。
花期は5~7月。

 

01.11年05月14日 ヤブタビラコ 藪のジメジメした日当たりの悪いと頃に、茎を放射状に伸ばして飼育しています。自立できず地べたの上に寝ているような感じで生育していました。

 

02.11年05月14日 ヤブタビラコ 株状に生育し、1個の株から相当数の茎が出ています。非常に広く横に伸び、周囲は円形状になっている。1本の茎が45cmもある。解りやすいように下に方眼紙を敷いて見ました。

 

03.11年05月14日 ヤブタビラコ 根は地面を這っているだけです。根の力はほとんどありません。

 

04.11年06月02日 ヤブタビラコ 茎は無毛。

 

05.11年06月02日 ヤブタビラコ くきの断面は楕円形で、芯が中空で、稜があります。

 

06.11年05月14日 ヤブタビラコ 茎につく葉は互生です。

 

07.11年05月14日 ヤブタビラコ 葉の形ですが非常に長く、頭大羽状分裂をしています。

 

08.11年05月14日 ヤブタビラコ 葉の表側は無毛。

 

09.11年05月14日 ヤブタビラコ 葉の縁は鋸歯があります。

 

10.11年05月14日 ヤブタビラコ 葉の先は鈍頭。

 

11.11年05月14日 ヤブタビラコ 葉の裏に毛があります。

 

12.11年05月14日 ヤブタビラコ 葉柄は翼をもっており無毛です。非常に長い。

 

13.11年05月14日 ヤブタビラコ 頭花はゆるい散房状につき、花は上部にしかつきません。

 

14.11年05月14日 ヤブタビラコ 多くが先で二又になって二つの頭花をつけ、枝が出る場合も二頭花と枝になる。

 

15.11年05月14日 ヤブタビラコ オオジシバリ 写真で見れば大きいように見えますが、実際には5ミリ程度の花です。舌状花が20個程度と,たくさんある(コオニは6~9個)。

 

16.11年05月14日 ヤブタビラコ 花柱は2裂しています。花の径は5ミリ位です。舌状花で先端は5歯です。花粉をつけているようです。

 

17.11年05月14日 ヤブタビラコ 総苞片は二段で、8個あります。

 

18.11年06月01日 ヤブタビラコ 上の蕾が開くと下のブルーの様になり種子が出てきます。

 

19.11年06月01日 ヤブタビラコ 花後、総苞は閉鎖してほぼ球形となり、総苞は8個あります。頭花は下向きに曲がり、コロコロとした感じになる。

 

20.11年06月01日 ヤブタビラコ 種子に冠毛はありません。この時期になと総苞片半は反りかえるようです。それでそう果が露出する。種子の先端にはカギがない。名前が似て、随分大きいオニタビラコのそう果(種)には冠毛があって、属も違う。

 

21.11年06月01日 ヤブタビラコ そう果は縦縞があるだけで、引っかかりになるものはありません。ただボロボロと落ちるだけです。但しそう果の先には2本の角がある。

 

(注):私は植物調査と、写真撮影の技術も、始めたばかりで、ドシロウトも、大ドシロウです。あくまでも個人の趣味で調査したものです。間違った情報が多々あると思いますが、間違いを発見された場合御一報下されれば幸いです。宜しく御願い致します。

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする