10月28日から11月5日まで、東京国際映画祭が開催中です。
HPはこちら
◇海外の多様な作品を観ることができる貴重な機会と思いますが、「i ー新聞記者ドキュメントー」(監督:森 達也) や「れいわ一揆」(監督:原 一男)
など社会派の映画も注目です。
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◇海外の多様な作品を観ることができる貴重な機会と思いますが、「i ー新聞記者ドキュメントー」(監督:森 達也) や「れいわ一揆」(監督:原 一男)
など社会派の映画も注目です。
10月3日から14日まで開催された釜山映画祭の時の是枝監督インタビューが話題になっています。
以下の10月9日付のライブドアニュースより一部抜粋して転載させていただきます。
(前略)
例年、日本の映画関係者が数多く招待される映画祭だが、今年は日韓関係が過去最悪とまで言われる中での開催だけに、例年とは違う緊張感が漂う中での開催となった。
同映画祭で是枝監督は「今年のアジア映画人賞」を受賞し、5日に記者会見を行った。新作「真実」(11日公開)についての質問が続く中、ある韓国人記者から「日韓関係が悪化している状況をどう思いますか? もし答えると右翼に脅されるようなことがあるなら、ノーコメントでも構いませんよ」といった挑発的な質問が飛び出した。
これに慌てたのが同映画祭のチャン・ヤンジュン委員長だ。「映画以外の質問には答えなくていいですよ」と制止したが、是枝監督は笑顔。2014年、朴槿恵政権の客船沈没事故対応を批判的に描いた映画「ダイビング・ベル」を同映画祭が上映し、開催が危ぶまれたことを踏まえて次のように語った。
「5年前、釜山映画祭が政治的な圧力を受けて開催が危ぶまれた時に、世界中の映画人から『映画祭を支えたい』という声がありました。僕も微力ながら声を上げて、この映画祭に対する意思を表明しました。その時の釜山映画祭の対応には、よく頑張ったな、よく耐えたなと思っています」
続けて是枝監督は「政治が困難に直面してできない連帯を、映画と映画人がより豊かに、より深く示すことで、逆にこういう形で連帯ができるのだ、とみせていくことが大事ではないかなと思っています。なので、この場に来ています」と毅然とした態度で語った。
これには地元メディアも納得した様子。また同日行われた「真実」の上映には韓国人ファンが押し寄せ、840席の劇場が満席に。多くのファンにサインを求められるなど、日韓問題悪化を感じさせない盛り上がりをみせていた。
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こんな時代ですが、「映画と映画人には、まだできることがあるはず」とあらためて思います。
なお、釜山国際映画祭の公式HPはこちらです。
http://www.biff.kr/eng/addon/10000001/page.asp?page_num=728
英語とハングル表記なので、300ほどの上映作品の中に、核関連のものがあったかどうかは、すぐにはわからないでいます。
「そして 生きる」という映画があると知りました。
最初WOWOWで2019年8月4日から9月8日まで放送されたテレビドラマがあり、そこに未公開映像も交えて、編集しなおして「劇場版 そして 生きる」が完成し、9月27日より劇場公開されているそうです。
「東日本大震災のボランテイア活動を通じて出会った二人がひかれあっていく様を描いている映画」とのことなので、書きとめることにしました。
https://www.wowow.co.jp/dramaw/ikiru/
東京・イオンシネマ板橋、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開とのことで、現在上映中ですが、一つ一つの映画館の上映期間はかなり短いので、注意が必要のようです。
https://www.wowow.co.jp/dramaw/ikiru/movie/
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「劇場版 そして生きる」のチラシをみて、阪神淡路大震災を経験した二人を描いた「その街の子ども」という映画と イランの「そして人生はつづく」という映画を思い出したのですが。。。共通するものがあるのかどうかはわかりません。
観ることができたら、また書きたいと思います。
1989年に始まり、二年に一度開催を続けられ、今年で16回目となる「山形国際ドキュメンタリー映画祭」が開催中です。
10月10日~17日とのことで、176作品が上映されるそうです。
◇公式HPはこちらです。
◇河北新聞の紹介記事はこちらです。
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201910/20191011_55005.html
◇311後は「ともにあるcinema with US」ということで、毎回東日本大震災関連の映像の上映もされていましたが、今年は、「台湾文化部、台北駐日経済文化代表処台湾文化センター」との共催で、台湾の災害についての映画も上映されているようです。。
http://www.yidff.jp/2019/program/19p7.html
貴重なお取組みと思い、上記HPより転載して紹介させていただきます。
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東日本大震災から8年が経過した。この間、多くの映像記録が生み出され、各地で上映が続いている。そして被災地に滞在し、人びとの姿を記録する作家はいまもなお活動を継続している。日本と同様、歴史上多くの災害に見舞われてきた台湾では、過去20年の間に、921大地震、モーラコット台風のような大災害が起き、多数の死者・避難者を出した。現場では映像制作集団「全景」をはじめとして、多くの映像記録者が被災地の町や山岳地域に入り、被災者の苦難や遅々として進まない復興の状況を記録している。
今回は、東アジアの中でも頻繁に自然災害に襲われ、原発という災害の火種を抱えたこの日台両地域において、長期にわたり現場に入り、記録を続けている映像記録者の仕事に改めて注目する。人間と自然の関係が劇的に変容しつつある現在、その只中でくらす民衆の情動のあり様を映像はどのように捉え、後世に残していくのか。災害映像記録の重要性とその文化的意味をいま一度問う、日台国際共同プログラムとなる。