「原発と映画」プロジェクト準備ブログ

原発に関する映画の紹介をメインに2011年から書いているブログです。

今年のレイバー映画祭は、8月3日とのことです。

2019-07-24 20:39:40 | 原発問題ではないけれど重要な社会問題を扱

2011年たくさんの原発関係の映画の上映が行われるとともに、映画祭でも原発関連の映画がたくさん上映されたものです。

その一つがレイバー映画祭で、私も参加できたので、東京平和映画祭とともに、強い印象があります。

東京平和映画祭は、現在休止中ですが、レイバー映画祭はその後も貴重な社会問題を描いた映画の上映の場となっているようで、今年は8月3日とのことです。

原発・放射能関係の映画はありませんが、貴重な映画を集めておられるので、お知らせします。

以下レイバーネットHPのリンクさせていただき、内容を一部転載させていただきます。

http://www.labornetjp.org/news/2019/0803kokuti

<プログラム>

9.30 開場 10.00「ストライキ前夜」(韓国・106分) 11.50  休憩40分 12.35「外国人収容所の闇~クルドの人々は今」(40分) 13.20「植民地支配に抗って~3.1朝鮮独立運動」(25分) 13.50 ショートプログラム~世界から日本から(60分) 「ユニクロ払え!~インドネシア縫製労働者」 「フランス・黄色いベスト運動」 「沖縄・宮古島ではいま」 「自販機ユニオンのストライキ」 「ユナイテッド乗務員のたたかい」 「連帯が来なければよかったのに・・」 14.50 休憩10分 15.00「アリ地獄天国」(98分) 16.50 終了  終了後、ビル裏の公園にて二次会 ・各作品上映後に制作者・関係者のミニトークあり。 ・会場内でのフード販売はありません。 ・プログラムは変更することがあります。HPでご確認ください。 ・全作品をご覧になれます。出入り自由。

 

<作品紹介>

●『アリ地獄天国』監督 : 土屋トカチ 2019年/98分 ★初公開  これは来る日も来る日も粉塵の舞うシュレッダーの仕事をしいられた青年のたたかいの記録である。それが懲罰として2年もつづき、青年は3年間たたかった。かれの孤独な姿を、道をへだててビルの窓のブラインドの隙き間から撮ったのが土屋トカチ監督で、そのドキュメンタリー『アリ地獄天国』がついに日の目をみることになった。  映画は、青年が会社側の非道な扱いに抗議して、職場の隅に追いやられながらも、自らの意志を貫きとおし、人間としての尊厳をかちとるまでを描いている。会社は全国的展開をしている「アリさんマークの引越社」で、従業員は約4千人もいるが、組合はなく低賃金で深夜まで働かされている。そこで青年は一人でも入れるプレカリアートユニオンに加入する。委員長は小柄な女性なのに堂々としていて、喚きたてる会社幹部に「静かにしなさい。話をききなさい」といさめる。その凛とした声がいい。  監督の土屋にはかつて過労自殺の友人を救えなかった負い目があった。かれはそれを胸に秘めて二人三脚のようにして青年を撮りつづけ、この傑作を生み出した。今どきの若者らしい本音が出てくるシーンも新鮮だ。(木下昌明)

●『ストライキ前夜』 韓国チャンサンゴンメ 1990年/106分 ★初公開  なぜ韓国の労働運動は強いのか? その答えがこれだ。劣悪な生活を強いられた工場労働者が労組を結成し、弾圧される内容を描いたこの映画は、プロダクションではなく自主映画団体「チャンサンゴンメ」が制作した。『ストライキ前夜』は1990年4月6日に上映が始まると全国各地で公権力との衝突が繰り返された。劇場での上映は叶わず、大学や小劇場、労働現場などで上映された。当時、観客は数十万に達し、大工場のスト現場での上映では数千人が鑑賞した。80年代韓国民主化運動における映画の役割を遺憾なく示したこの映画は「伝説の独立映画」と呼ばれてきた。韓国では30年の時をへて、今年2019年5月1日メーデーの日に劇場公開され話題になった。

●『外国人収容所の闇~クルドの人々は今』 制作 : 山村淳平 2019年/40分 ★初公開  トルコで迫害をうける少数民族クルド人。彼らは日本に逃れてきているが、難民として認められていない。そして待ちかまえるのは、入管庁が管轄する外国人収容所である。外国人収容所は、在留資格のない移民・難民を収容する施設である。そこでは、入管職員による暴力があり、病人は放置され、被収容者は自殺へと追いこまれる。なんら罪を犯していないにもかかわらず、収容が数年以上もつづくため、精神の拷問といわれている。本作では、日本に住むクルド人への取材を通して、外国人収容所の知られざる実態を映しだし、その闇にせまる。

●『植民地支配に抗(あらが)って~3.1朝鮮独立運動』 制作 : 尾澤邦子 2019年/25分 ★新作  今年は日本の植民地支配下で起きた「3.1朝鮮独立運動」からちょうど100年。1919年、朝鮮独立万歳を叫ぶ示威運動は全国各地に波及したが、日本の軍・警察は武力でこれを鎮圧し約7500人の犠牲が出た。日本統治下の朝鮮半島で起きた最大規模の反日独立運動だった。いま徴用工、慰安婦問題で揺れる日韓関係だが、その背景には清算されない過去の歴史があった。日韓問題を考える貴重な作品。

●ショートプログラム~世界から日本から 60分 ★初公開 『ユニクロ払え!~インドネシア縫製労働者のたたかい』(前田健司 12分) 『フランス・黄色いベスト運動』(根岸恵子 10分) 『沖縄・宮古島ではいま~自衛隊がやってきた』(見雪恵美 10分) 『自販機ユニオンのストライキ~8時間で暮らせる賃金を!』(総合サポートユニオン 10分) 『ユナイテッド乗務員のたたかい~首切り自由は許さない』(松原明 10分) 『関西生コン弾圧事件・最新映像』(全日建連帯ユニオン 5分)

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「40年紅どうだん咲く村で』という映画が、8月31日から劇場公開されるそうです。

2019-07-24 20:22:37 | 原発の映画(観てないもの・上映情報等)

福井県美浜町で、原発をとめるために運動をされてきた松下さんとご家族のドキュメンタリーとのことです。

大阪のシネ・ヌーヴォで、8月31日から劇場公開とのことで、公式HPはないようです。

◇レイバーネットのHPに書かれていた記事が詳しいので、リンクするとともに、一部転載させていただきます。

http://www.labornetjp.org/EventItem/1561628459038matuzawa

 


 美浜原発を止めるために40年活きてきた松下照幸さんのドキュメンタリー映画『40年 紅どうだん咲く村で』が完成! ●シネ・ヌーヴォX(大阪)にて8/31(土)よりロードショー

  2011年3月、福島第一原発事故が発生。  日本は、原発再稼働か、廃炉かで揺れた。  原発立地地域は、「原発があることの不安と、原発が無くなることの不安」に揺れていた。  8年がたった。  再稼働もしかたがないと、「現状容認」の空気が時代を覆う。

 しかし、原発が立地する福井県美浜町で40年以上、ひとり闘い続けてきた男は、やっぱり、今も闘い続けている。

 嫌われても、かまわない。  負け続けても、あきらめない。  彼の闘い続けるモチベーションはどこから来るのだろう?
原発銀座で“希望の木”を植え続ける男と母、そして妻、40年の軌跡。

『40年 紅どうだん咲く村で』
チラシ→http://wakasa-net.sakura.ne.jp/news/40benidoudan.pdf
 

2019年/日本/102分 ◎監督・撮影・編集:岡崎まゆみ ◎撮影:武田倫和 ◎音楽:アラタ ◎整音:川上拓也 ◎編集:秦岳志 ◎出演:松下照幸、松下ひとみ、石地優、ラウパッハ・スミヤ・ヨーク、飯田哲也
上映館:シネ・ヌーヴォX

岡崎まゆみ監督略歴  テレビの情報・報道番組、テレビドキュメンタリーを手がける中、2001年映画監督・原一男氏主宰「CINEMA塾」に参加。  ひきこもりの青年たちを取材した「心をひらいて」が塾長奨励賞を受賞。  ドキュメンタリー映画の中長編の編集、商業用ビデオの演出。  2015年山形国際ドキュメンタリー映画祭で、本作の15分版を「ヤマガタ・ラフカット!」部門で上映。  大阪芸術大学映像学科非常勤講師。

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