ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

酷暑にドンピシャ!

2019-08-11 09:18:36 | 農業

 適期適作、相応しい時期に作業はしろよ、って教え。大事だよなぁ、除草だって、土寄せだって、適期を逃せばえらい苦労する。作物だって舌打ちして、苦虫噛んでる。聞こえるさ、そのくらい。

 仕事に最適時期ってもんがあると同じで、食べるのだってグッドタイミングってもんがある。この季節ならこれでしょ!って奴だ。里芋なら芋煮の秋、白菜ならば鍋の冬。トマトならばサラダの夏、あっ、これは作ってるもんにしかわからん季節感になっちまってるがな。でも、里芋にしても白菜にしても、絶対この時期以外は受け付けない、ってもんではない。保存もきく。

 だが、スイカやメロンはどうだ?!秋風涼しく渡るころ、スイカにかぶりつくか?雨のひた降る梅雨時、体がメロンを求めるか?西瓜は水果だ。汗だくだくの真夏にこそふさわしい。夏前、初物を喜ぶ人たちなんてのは、身体で食わず、頭で食ってるのだ。本当の妙味は知っちゃいないんだぜ。メロンの方は、スイカほど夏季限定ってわけじゃないが、やっぱり夏が似合う。

 だから、作るのも、夏の酷暑頂点に合わせて育てる。収穫を見越して、種を播いたり、苗を植え替えたり、な。スイカやメロン作りのプロなら、時期を合わせるなんて簡単なことなんだろうが、こちとら、行き当たりばったり、大まか作りのど素人、狙い違わず!なんて上手く行かないんだぜ。それに、このところの気まぐれ季節もあるしな。スイカの場合はほぼ、暑さが終わったころに食べごろになる。もう、食いたかねえって!メロンは逆に早々と熟してしまって、つい、取り逃し実割れさせてしまう。なんせ、ここらは夏が短いんでね。的中させるのはドリームジャンボ6等賞3000円くらいの難しさはあるんだ。まして、スイカとメロンの連番、となると、これ相当難易度が上がる。

 うだる暑さをスイカでなだめ、メロンの甘さに舌鼓、この年来の願い、大げさ、が、今年はついに叶った。八月真夏の到来とともに、スイカもメロンも見事に登熟!いやぁぁぁ、美味いこと!甘いこと!それもカラス害を逃れたのでどっさり。三食、食後はメロンにスイカ。10時も3時も、おやつはスイカにメロン。暑さの消耗でどうにかバランスは取れといるというものの、徐々にその糖分効果は体重増加に現れつつある。

 こいつぁ、なんとも幸せな夏じゃあないか。熱気に上昇気味の血流も、冷や冷やのスイカとメロンが冷やしてくれる。吹き出す汗で絶対不足の水分も、これで十分以上に補給完了。水っ腹を気を付けなくっちゃならんほどだ。

 メロンとスイカの、酷暑ドンピシャ!こいつらのお陰で、どうやら乗り切れそうだぜ、この異常な高温を。

コメント
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